右腕が痛い。
というのは別に今始まったことでもなくて、カフェを始めてケーキを作るようになってからだから、もう5年も前からのことです。
ただ、イタイとは言ってもそこまで深刻な話でもなかったので放置したままだったのですが、ここに至って、なんだか右腕の調子が全般に悪化の一途。
家のリフォームなどでさらに腕を酷使することが増えたためか。
それとも単に五十肩(やだなぁ)なのか。
ともかく腕・肘・指と、右腕全般が弱っていて、鍼灸院で右腕だけに10本も鍼を打ったりしています。その様子だけ見たら、巨人の先発投手並み(知らんけど)。
特に困ったのが薬指で、これは明らかに「ばね指」と呼ばれる症状を起こして、不幸きわまりないのです。
ばね指とは指の腱鞘炎みたいなもので、指を曲げにくく、伸ばしづらいのが特徴。
特にいったん曲げた指を伸ばそうとするときが、顕著なんですね。
関節になにか引っかかったような感触があり、そこをやや無理に伸ばすと、「カチッ」とばねがはずれたような一瞬を過ぎて、やっと指がもとに戻る。
なんというか、世の中には大変な病気と闘う人も多いことを考えると、ばね指ごときでウダウダ言うのは申し訳ない気もするのですが、本人としてはやっぱりそれなりに辛いのだから仕方ない。
このばね指の代表的な治療方法は、3つあるようです。
まずは安静にすることだそうです。
いや、「安静な右手」で暮らせるかい??
今回初めて気づきましたが、右手の指って、本当にしょっちゅう曲げ伸ばししている箇所なんですよね。字を書くときに薬指なんて使っている意識なかったのに、今現在、直筆でうまく字が書けません。
ばね指治療方法のその2は、ステロイド注射。
ほとんど一瞬で終わる治療なんだそうですが、体験談を読むと
「21世紀の医療とは思えないほどの激痛を伴う注射」
と書かれたりしています。
怖すぎ。
確かに手のひら(指の付け根=手のひらに注射するらしい)って痛覚が鋭敏なので、特に痛そうなのは容易に想像つきます。
そして治療方法3は、手術。
腱鞘をちょいと切開する、これも手術としてはどってことないらしいんですが、
「手術は大したことないが、麻酔の注射が21世紀の医療とは(以下同文)」
結局、注射か・・・
そんなわけで、50歳にもなって単純なビビりから治療どころか医者にもかかれず、鍼灸院でなじみの先生にマッサージやら鍼やらで慰めて(?)もらっている状態。
鍼灸の鍼は、手のひらでもほとんど痛くありません。先生ありがとう。
指一本の大切さを身をもって感じているところです。皆さまも、何をするにせよ無理のないようにしましょうね。