アメリカの国立公園は、入場料がかかります。
だいたいが、「クルマ1台で35ドル」というのが相場。
これがオモシロいところで、人数ではなく、台数で課すんですね。
当然、1台に2人より、5人乗っていたほうが、安上がりなわけです。
クルマを減らすことで、環境を保護し、渋滞を減らそうという目論見だと思います。
わたしたちは2人なので、35ドルでもなかなかの価格・・・
ですが、これをかなりお得にできる方法がありました。
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80ドルで1年間国立公園行き放題の「アメリカ・ザ・ビューティフルパス」の概要
わたしたちはいくつかの国立公園に行くつもりだったので、今回、1カ月のアメリカ・ドライブをするにあたって、まず入手したのがこちら。
このパスの特徴は、
- アメリカの国立公園&その他の施設2000か所に有効
- 1枚80ドルで、有効期間中は何度でも使える
- 2名まで記名が可能
- 1年間有効
という点。
たとえば、35ドルの入場料の国立公園に3回行けば、35×3=105ドルですから、80ドルでパスを買えば、早くも25ドル得することになります。
2名まで記名が可能というのもポイント。
パスの裏面には名前を記入する欄があるのですが、記入欄が2つあるので、例えば友人と共同で購入し、裏面にそれぞれの名前を書けば、2人(グループ)が使用可能になります。
ワリカンにすると、40ドルで1年間国立公園に行き放題となるので、すごいですよね!!!
ちなみに、カードホルダーも購入時にくれます。
園内に入ると、こんな風にバックミラーのところに掛けておきます。
なんかスマート!
「アメリカ・ザ・ビューティフルパス」が買える場所
初めに行く国立公園の入り口で買うのもいいですが、有名どころのビジターセンターで先に買っておくと、入場がスムーズです。
ここに一応アメリカ・ザ・ビューティフルパスが買える場所のリストがあるのですが、細かい英語でちょっと頭が痛くなります。
あまり神経質にならずとも、どっかで買えるという感じでした。
ちなみに、わたしたちは、セドナのビジターセンターで購入しました。
その他、REIというアメリカ各地にあるアウトドアショップでも買えるようです。
「アメリカ・ザ・ビューティフルパス」が使える場所
このアメリカ・ザ・ビューティフルパスは国立公園以外にも計6つの団体が管理する場所に入場できます。
- National Park Service
- U.S. Forest Service
- U.S. Fish and Wildlife Service
- Bureau of Land Management
- Bureau of Reclamation
- U.S. Army Corps of Engineers
短期間の旅行者では行けるところが限られますが、それでもわたしたちが利用した状況を振り返ると
セドナ | 10ドル(ボルテックス駐車場2回) |
---|---|
グランドキャニオン国立公園 | 35ドル |
セコイア国立公園 | 25ドル |
ヨセミテ国立公園 | 35ドル |
ザイオン国立公園 | 35ドル |
ミュアウッズ国定公園 | 30ドル(2名分入場料) |
合計 | 170ドル → 80ドル! |
本来、170ドルかかるところが80ドルと、けっこうお得感が高かったです。
アメリカ・ザ・ビューティフルをよりお得に使う方法
裏ワザとしては、メルカリなどで「1名分の記入欄が空いている」カードを売っていたりしますし、逆に、使い終わったあとに転売することもできます。
もともと2グループで使っていいよ、という設定のカードなので、転売買は特に違法でもなく、モラル的にも問題はないように思います。
使い終わった後に記念に残しておきたいなら、先に転売品を買っておいた方がいいですね。
まとめ
3つ以上の国立公園・国定公園に行くならば、ぜひアメリカ・ザ・ビューティフルパスを入手して出かけてください!
1年以内に、また行って使えたらいいんだけどなぁ(笑)