「引っ越し祝いに、何か贈ります」
という、ありそうで意外とないオファー(うちは新築ではないのでね~)を頂いたのが数か月前のこと。
オファーの主は、わたしとオットの共通の古い友人(というか元上司、でも歳が近い)です。さすが高知人、ざっくり気前が良い!
ふつうは遠慮するところかもしれませんが、旧知の仲だし、お金持ちそうだし、お言葉に甘えるとして…
とはいえ、いざとなるとけっこう悩んでしまって、オットに今、何が欲しい気分か聞いたところ
ダメなので聞かなかったことにし、結局わたしの意向強めで、「高級」トースターをご依頼しました。
たとえばバルミューダに代表される高級トースター(2万~3万円台)。
前からずっと憧れではあったのですが、必需品というより嗜好品に近いもの。
なかなか買えるものではない。
買うなら(ていうか貰うなら)今でしょ!
そうなると第一候補はやはりバルミューダだったのですが、一応わたしの信頼するサタプラの「ひたすら試してランキング」トースター評価の回を確認してみると、全然上位に挙がっていなかった…
余談ですけど、土曜朝のサタデープラス(サタプラ)のコーナー、「ひたすら試してランキング」ご存じですか。
毎週、食べ物から家電から雑貨から、色んなものを毎回試しまくって、十数種類の中からトップ5をランキングする人気コーナーです。
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このコーナーで食品が放送されると、四万十市のスーパー・コンビニから、第1位の商品が瞬時に消え去ります。
まぁ、候補に挙がる十数種類を選ぶ時点ですでに恣意的だし、ランキングもあまりに属人的(清水アナとゲスト)ではある。
けど、自分の選択眼もそもそもそれほどあてになるわけではないし、要するに他人によるランキングを参考にするのは、ラクなわけです。
そんな感じで今回のサタプラを参考にしつつ、選んだのがパナソニック オーブントースター ビストロ。
サタプラでは第2位!
ちなみに第1位はコイズミのトースターだったのですが
家電量販店でチェックしたら、見た目的に絶対パナのがいい!!(ごめんねコイズミさん)
と思って決定。トースターも見た目で選ぶ時代なんですねぇ。
というわけで、さっそくやってきたトースター。
キッチンに据えてみました。
自分で言うのもなんですが、めちゃめちゃカッコいい感じになってます。
トースターって背が低いものが多いのですが、ビストロはちょっと縦長。
隣のパナソニック製電気圧力鍋と高さがほぼ同じなので、まとまりが素晴らしい。
実際の使い勝手も、ボタン1つでバチっと最適の仕上がりに合わせてくる。
やってみたかったアレンジトーストも。
マヨネーズの問題(健康上)は別として、仕上がりはバッチリ。
いろいろ試したんですが、一般に売られている食パンは、薄切り~厚切りまで焼き色も好みに合わせてほぼ完ぺきに焼き上げます。
わたしがホームベーカリーで作った規格外(?)のパンは、厚みが一定じゃないので「え、なにこれ」とちょっと戸惑っている様子がありましたが、薄いところは「カリッと」と厚いところは「フワっと」が混在して、結論、すごく美味しくなってる。
一般的なシンプルなトースターとは、機能が全く違うようです。
加えて、自分が思った以上に良さを感じたのは、(しつこいようですが)「見た目」でした。
トースターの見た目なんてどうでもいいじゃん、持ち歩くのかよ、と思われそうですが、朝起きて一番最初に触る家電がカッコいいのは、想像以上に気分がいいよ!!
つまり費用対効果が高いのです。
ついでに言うと、加熱時の庫内の明るさがまたカッコいい。
↑この写真では表現しきれていないのですが、実際には薪ストーブをさらに1段階明るくしたような、温かみと力強さを兼ね備えたような光を発します。
ウルトラマンが怪獣を倒す瞬間に出るタイプの光です。目が覚めます。
細かい話ですが、ドアの開閉の感触も全く違っていて。
数千円のトースターと比較すると、軽自動車とクラウンくらいの差はあります。言い過ぎかも。
でも、閉まる瞬間に「ガシャン」となりにくく、ソフトなタッチにしているのは、なんか日本的だなぁと。きわめて気持ちがいいです。こういうとこにお金かかるんだね。
色々書きましたが、まとめると「価格に見事に比例している家電」と言えるかもしれません。結局カネかよ、と言われるかもしれませんが、長生きしているとそういうことも(多々)あります。
とはいえ、トースターにこれだけの投資をするのは、なかなか勇気がいりますよね。
結婚、就職、引っ越しなど、何かのお祝いで頂ける機会があれば、「自分ではなかなか買えない」ものとして、リクエストしてみてはいかがでしょうか(他力本願?!)。
ちなみに、これの前に使っていたトースター(象印 こんがり倶楽部)も、5,000円クラスのトースターとしてはかなり良くて、気に入っていました。
(使っていたのは、こちらの旧機種です)
トースターに「ルックス」「情緒」「エモーション」を求めすぎないなら、シンプルなこちらももちろんおすすめです。