想う

移住3年目。田舎暮らしとお金の関係を整理する

こんにちは、ななみんです。

移住も3年目になってきて、やっと正気を取り戻した(?)というか。
落ち着いてものごとを考えられるように、なってきました。

それと同時に、思ったことを発信することにもあまり恐怖を感じなくなりました。

そんな中、今日思いついたことをまとめます。

都会とお金の関係はシンプルだ

今、思えば、都会とお金の関係はとてもシンプルでした。
乱暴にまとめると、

 

金持ちが勝ち

 

みたいなとこ、あります。

深く考えなくても、お金さえあればある程度幸せになれるのが都会。
そして田舎に比較すれば、わりとカンタンにお金を稼げる手段があるのも都会。

うまくできてるな、と思うわけです。
一方、田舎とお金の関係はどうでしょう。

田舎とお金の関係はややこしい

正直、こちらに来るまでは「田舎とお金の関係」はよくわかりませんでした。

野菜もらえるし、家賃安いし、水道は山から引いてくるし、薪ストーブだし、田舎はお金かからないよ!

という声もあれば、

クルマはひとり1台!競争がないから、なんでも定価。マクドナルドもユニクロも全国同じ価格。田舎はお金かかるよ!なのに賃金は最低。

という声もある。

移住前は、

ななみん
ななみん
えー、どっちなのぉ

と思っていましたが、移住して暮らして、やっと全貌がわかりました。

田舎はお金がかかる
田舎はお金がかからない

↓↓↓↓↓

どっちも真実だった

田舎には、お金のかからない暮らし方「も」ある

家賃が安いのは本当。
お米、野菜、魚など、もらう機会も多いし、育てることもできる。
薪で暖を取れる。
クルマは必須だけど、やっすい中古の軽自動車でもなんとかいける。

・・・こんな、資本主義からやや遠ざかった暮らし方も、ありです。
実際、そんな暮らし方をしている人もたくさんいます。

ただ、正直、人を選ぶなーって思うんですよね。

家賃の安い家はすきま風が吹くし、夏は暑い。
簡単な修繕は自分でやらねばならぬ。
薪を割るには斧をふるう必要がある。
そして病院にかかるお金はない!

となれば、田舎でお金のかからない暮らしができる人は、かなり技術と体力に恵まれた人、と言わざるを得ないかもしれません。

案外、こういう人こそ「人間として真のエリート」なのかもしれない、とも思うわけです。

田舎では、お金がないと始まらないことが(けっこう)ある

お金がないとはじまらないこと。
ずばり「ナリワイ」をはじめたいと思った時。

たとえば、わたしたちは「林業」をやろうと思ってきたわけですが、最低でもチェーンソーと防護服を買うお金がなかったら、スタートできないわけです。

カフェもしかり。

儲かるかどうかもわからないことにしばらくの間チャレンジしてみよう、と思いきるには、その間は無収入でもいい、という状況でなければ始められない。

もちろん、どこかでバイトしてお金を貯めつつ・・・という手もあるのですが、そうなってくると田舎は大変効率が悪いです。
時給にして700円前後という世界ですから、何かを始めるまでの時間がとてもかかってしまう。

本末転倒かもしれませんが、「しばらく都会に戻って働いてこよう」という考えになってもおかしくないんですね。

会社に勤める、という考えが少ないので、なにかビジネスというと自営スタイルになるのが田舎のナリワイ。

資本ができない限り、労働者で終わる。

田舎では、お金で解決できないことがあふれている

矛盾するようなんですが、田舎ではお金の無力さ」を感じる瞬間も多々あります!!

インフラ

我が家には上水道も下水道も通っておらず、上水道は集落の簡易水道、下水道は簡易水洗でまかなっています。

別に死なないんですけど、雨が降れば水道は濁るし、簡易水洗って要するに汲み取りトイレだし、抵抗のある人はあるでしょう。

でもこれ、公共事業ですから「お金払うから水道引いて」ってレベルじゃない額ですよね。
ま、数億円あれば別かもしれないですが。

ガスもプロパンだと高いから都市ガス引いて、といってもムリな話です。
(都市ガスってほんとに都市のものなんだよなぁ・・・)

教育

周囲の保育園、小学校、中学校の廃校/統合は凄まじい。

近くの学校では、同級生が数人しかいない。
町の学校に行くには、親が送迎しなければならない。

保育園も、街中は待機児童がいるのに、山のほうは廃園というバランスの悪さ。

でもこれも、「みんなでお金を出し合って」くらいで解決する問題でもないんですよね。

集落とのかかわり

よく聞く話としては「集落での行事が大変すぎる」というのがあります。

お祭りとか、どこかの掃除とか、草刈りとか。
別にイヤというわけではなくても、仕事や育児が忙しくて、行けないということもある。

でもこれも、「2000円払うからカンベンしてください」というわけにもいかないんですよね。というかそんなこと言ったらよけいややこしくなるでしょう。

感情や慣習がからみ、難しい問題です。

我が家がある集落は、たまたま行事がとても少なくてほとんどこういうことはないんですが、移住者の悩みとしてはよく聞くパターンです。

細かいトラブル

以前うちの屋根裏に「むささびの親子」が住みついて困ったことがあったのですが、それも、結局誰も解決できませんでした。

  • 市役所 → 対応する部署がない
  • 業者 → 高知にいない

役所に「むささび課」がないのはしょうがないですが。

都会ならせめてあらゆるトラブルに対応する業者が何かしらいるものですが、こちらではそういうのは選択肢がありません。

まぁ最終的には「子むささびの巣立ち」を待つしかなかったんですけど。

ななみん
ななみん
牧歌的でした

こういう、「結局のところ自助努力」で解決しなければならない小さいことがたくさんあるのが田舎の特徴だと思います。

ななみん’s VIEW

田舎であっても、お金は大きな力を持ちます。
ただ、お金にばかり頼っている人は、田舎ではどこかで行き詰るような気がします。

ぶっちゃけていうと、お金より頭を使うのです。田舎。

そこを楽しめる人、さらに能力のある人は強い。
わたしはけっこう楽しんではいるほうですが、能力が追いつきません。

もっとクリエイティブさを出していきたいなぁと感じる3年目です。