想う

オトナの社会科見学。最高裁判所は「脱サラ独立の聖地」だった

永田町でひときわ異彩を放つ建物

たまたま、こんな古い記事が目に止まりました。

謎めく権威の神殿に“サラリーマンの夢”を見る

タイトルだけだとなんのこっちゃですが。

以下、2008年9月18日(木)の日経ビジネスオンラインより抜粋。

太字加工と注はわたしの加筆です)

利用者1人当たりの建設費や運営費を算出したら、おそらく全国の公共建築のトップ10に入るであろう、この建物は何でしょう?

答えは最高裁判所である。

こちらがそう、最高裁判所

いかにも値が張りそうな分厚い花崗岩(茨城県産の稲田石)を惜しげもなく積み上げている。

(中略)こんなにも「権威」を感じさせ、こんなにも近寄り難いオーラを発している建物をほかに知らない。

この建物を設計したのは、今も現役で活躍する岡田新一氏(1928年生まれ)。岡田氏は40年前、「公開設計コンペ」でこの建物の設計者に選ばれた。(注:岡田氏は2014年ご逝去しました。記事は2008年のもの)

最高裁判所の公開設計コンペは1969年に実施された。もちろん丹下健三など、スター建築家もこぞって応募した。応募総数217点。その中から最優秀に選ばれたのが前述の岡田新一氏。当時41歳で、鹿島建設設計部に所属していた。

(中略)コンペ当時は一介のサラリーマン。当選が決まると鹿島建設を退社して、設計事務所を設立。5年後、この建物を完成させた。総工事費は126億円。威圧的な外観デザインに賛否両論あったものの、一躍、スター建築家に仲間入りした。サラリーマン・ドリームである。

いやー、なんか夢があっていい話ですね。最高裁にそんな背景があったとは、知らなかった!

ある意味、脱サラ独立の聖地じゃないか。

500回通った最高裁判所

プロフィールには書いているんですが、わたしはかつて生命保険会社に勤めていて、そこで担当していたのが、最高裁判所でした。

2年間担当して、その間はほぼ毎日最高裁に通いました。つまり脱サラ独立の聖地巡礼を500回もやってた!!

そのわりに独立まで20年かかったけれど。

ま、時間がかかっても、ご利益あったということにしませう。

とにかくその時から、この荘厳な建物が好きでした。

見学ツアーで最高裁内部も「巡礼」しよう

まぁ脱サラ希望者でなくても。

最高裁は外観だけでなく、内部の大ホールや大法廷も見る価値があります。

出典:http://www.courts.go.jp/

ちゃんと手順を踏むと、誰でも見学や傍聴ができますよ!

 

最高裁判所の大法廷見学ツアー

問い合わせ:庁舎見学専用ダイヤル(03-3264-8151)

 

これだけの税金が惜しげもなく投じられた天才建築家の公共建築物は、もうあまり出ないかもしれません。

大人も子どもも楽しめる社会科見学です。