思考

【実験】犬を徹底的に可愛がるとどうなるか

わたしの母は度を過ぎた子煩悩なところがあり、それがハミ出して「犬」も徹底的に可愛がるという性向があります。

実家では歴代、何回も犬を飼っていたのですが、「トイレ」「他人に吠えない、噛みつかない」という本当に最低限のしつけ以外は、なにも教えないし、強制しない。

母
「お手」なんてかわいそう

という価値観を持つ母です。

ななみん
ななみん
 お手ってかわいそうだったのか

軽く衝撃を受けました。

 

・・・でも確かに「お手」って何のためにやってんでしょうね?犬、楽しそうじゃないですよね。

 

そして母は、犬が飽きるまで何時間でも散歩に付き合っていました。

しかし、犬は加減を知らないので、力尽きるまで歩くんですよ。

そんなことをずっとやっていたら、若いころは良かったのですが、70代に近くなった頃、母は膝を悪くして入院、手術するはめになりました。

お医者さんには

「この膝は、清原選手と同じ症状ですが、何かスポーツでも?」

と問われ

「犬の散歩です」

と答えたら、

「犬、死にますよ。ほどほどに」

と諭されていました。

 

そして、犬には食べたいものを食べたいだけ食べさせていました。(注:やってはいけないもの、たとえばチョコレートなどはやりません)

そしてとにかく犬を全肯定していました。

起きると「よく起きたね~」
食べると「美味しかったね~」
散歩から帰ると、「よく帰ったね~」(←自分で連れて帰ってるんですけど?)

で、その甘やかされきったわが犬は、健康そのもののまま老衰で、昨年逝ったのですが(18歳)、いつも、すごくきれいで澄んだ目をした、とても明るくて性格のいい子でした。

わたしはこの子に会うたびに、

人を疑うことも、「寂しい、怖い、ひもじい、寒い」などのネガティブな感情も、全く知らないまま生きると、こうも無垢な目のままなんだなぁ

と半ばいつも感心しておりました。

まぁだからといって人間の子をここまで甘やかして育てたら、やっぱりワガママが過ぎたり、社会性に乏しかったり、なんかカンチガイした人になる可能性はあると思います。

具体的には

ななみん
ななみん
こんな感じになります 

 

母の育児(人/犬含む)方法がベストかどうかはよくわかりません。

 

ただですね、人間は大人になるにつれ、だんだん他者に認めてもらうハードルが高くなり、苦しいことばかりが増えるような気がします。

その結果、承認欲求に迫られて、リアルではないネットの世界で必死になってしまったりする。

だから自分にとって、世の中にひとりくらい、頑張らなくても、そう、「息することさえ褒めてくれる」人がいてくれてもいいよなぁと思うんです。

できるだけ綺麗な目をしたまま生きるために。

幼いころはそれが親であってほしいし、大きくなれば、願わくばそれが夫婦間だと良いのでしょうね。