農作物に、豊作・不作の年があることくらい、都会っ子のわたしでも知っていたけど、それがこんな形で身に降りかかるとは。
我が家の真ん前には、この家の前の所有者が植えた「カキ(柿)」の木があります。
適度な日陰を作ってくれたり、窓の外にグリーンな景色を与えてくれたり、と、それなりにメリットもあるのですが…
今年は、異様な豊作
夏くらいから、ジワジワとなりはじめる柿の実に、
という気持ちはあり、
と度々オットにも言っていたものの、何せ2人とも、カフェの運営で忙しすぎて、ついつい放置。
結果、想像どおりの
柿地獄
もう、めちゃくちゃなりすぎていて、枝が折れそう。
放っておいたら実が自然に落ちてくるものの、熟すと「グチャグチャ」になってしまって、それがほどよく美味しいのか(?)、スズメバチをはじめ、面倒な感じの虫がたくさん喜んでやってくる。
それに、トロトロの実が「砂利」の上に落ちるとこれまた処理が大変。
あぁ、何をどうしても面倒くさい…
というわけで、やっと2人は重い腰を上げたわけです。
脚立の上に乗り、柿を剪定するオット。
必死に落とす!!
結果↓
ちなみにこれで、ごくほんの一部。
なんか厄介者みたいな書き方をして柿に悪いんだけど、意外にもこの柿は甘柿で、傷んでいるものを除けば、普通に食することができる。
がしかし、仮に夫婦とも大の柿好きであったとしても、やはり2人暮らしでの消費は本当にタカが知れている。
人にあげたら?と思われるかもしれないけれど、田舎あるあるで、
「自分ちが豊作ならよそも全部豊作」
という方程式があり、つまり、みんなすでにどこからかもらっている。
余ったからといってよそに差し上げても、迷惑になる確率は高い。
やはり自分たちで処分するしかない。
結局、方針としては
- 枝→敷地内の空き場所に捨てる
- 実→(お金を払って)燃えるゴミとして処分
とすることにして、黙々と仕分ける。
しんどいわりに、何の見返りもない作業。
エジプトでピラミッド作らされてた奴隷ってこんな感じ?
しかも!!
今日の気温は30度近くで、これまた10月中旬の天気としてはクレイジー。
めちゃめちゃ暑い。
※ オットへ
※ 柿へ
※気象庁へ
と、各方面に呪詛の声を投げかけながら、ともかくこれを早く終わらせようと「走れメロス」的な速さで作業をするわたし。
終わったら、滝のような汗を流していました。
BEFORE
AFTER
もう自分たち以外にはほとんど差がわからないと思うけど、「下半分」はわりとすっきりした!!
実はもっとも柿がたくさんなっていた上のほうには、オットが相当高い脚立に乗っても、まったく届かなかったのです(汗)
もう、自然に落ちてくるのを待ち、「ぐちゃ」ってなる前に拾うしかないな~
さて、余計な仕事が増えて疲れたとブツブツ言っていたわたしですが、気づいたら
と。
あ、そうか。
カフェ、そして製菓の仕事はなかなかハードだけど、「汗をかく」タイプの仕事ではない。
(汗まみれのバリスタはイヤだな)
すごく久しぶりに汗を流したんだな~
自分のことなのにすっかり忘れていた。
前回、こんな滝汗を流したのはいつだったろうか。
そして、これはすごく良いデトックスなんだと。
見返りは、あったわけです。
きっとエジプトの奴隷にも何か1つくらいいいことはあったんじゃないかと思うと、安らかな気持ちになりました。
今日のまとめ
- どんなことでも良い側面はある
- でもやっぱり柿の木は早めに剪定しよう
田舎に住む人は気をつけて下さい。