思考

3年前の自分に言いたいこと「田舎らしい暮らしは必要ない、自分らしい暮らしを作れ」

  • 都会を離れて暮らしてみたい
  • でも田舎と言えば、農業とかDIYだ
  • どれも興味ない
  • わたしは田舎らしい暮らしに全然向いてないのでは・・・
  • でも都会を離れて暮らしてみたい(エンドレス)

3年前、移住する前の自分は、ひとりそんなモヤモヤしたことを考えておりました。

「田舎に染まれるかどうかわからない」
そんな不安から移住をためらう人は結構いるのではないかと思います。そんな人のために、わたしの実感したことを書いてみます。

田舎暮らしはイメージ通りだった

田舎暮らし、っていうと、野菜や米を作ったり、DIYで何でも自分で直したり、というのがステレオタイプなイメージですが・・・

それはわりとイメージ通りです。

田舎にはプロ並みに畑仕事やDIYの上手な人がたくさんいます。

そしてついでにいうと、みんなやけに動物を飼いますね。
ネコ、イヌはもちろん、ニワトリ、ミツバチ、カモ(アヒル)、ヤギ、そしてウマ・・・


だんだんステージが上がるというか。(ブレーメンの音楽隊のようになっていく)

こんな暮らしが好きな人にとっては、マジ田舎は天国です。
場所も広いし、騒音気にならないし。

でも田舎暮らしのイメージに沿う必要もなかった

ちなみにうちの場合は、オットは器用で野菜作りもDIYもうまいんですけど、なんせ時間がない。

わたしは初めに書いた通り、そもそもあまり関心がないし、やったところでたぶん低レベル。(ちなみにガーデニングは関心があります)

今でも、オットが林業をやっていることを除けば、周囲から見れば、あまり「田舎らしい生活」はできてないかもしれません。

でも田舎らしい暮らしをしてないと困るのかと言えば、別にそんなことも全然ありませんでした。

むしろ、畑仕事やDIYがうまい人が山ほどいるのだから、自分がやる必要もないんです。

やってくれる人がたくさんいます。

わたしは、お返しにお菓子作りでもしていたほうが喜ばれます。

オーケストラでみんなバイオリンだったら、ひとりはシンバル叩いててもいい。

これは来てみてから実感できたことでした。

誤解のないようにいうと、田舎では畑仕事やDIYはできれば楽しいし、メリットは多いです。やって損はありません。でもそれは田舎暮らしの義務でも条件でもない、ということです

「田舎暮らしの醍醐味」は人それぞれ異なる

じゃあわたしが田舎を謳歌してないのかというと、そんなこともない気がします。

わたし自身が田舎で一番謳歌しているのは、静けさなんです。

なんかいきなりシンミリした発言ですが、事実で。

わたしは「音」があまり好きではないのですが、都会にいると、自分の ”選んでない雑音” から逃れることがとても難しかった。

住んでいたのはわりと閑静な住宅街ではあったけれど、それでも多少はクルマの音がするし、人のざわざわした感じはあるし、一歩外に出ればお店の宣伝、電車の案内、etc

それらすべてが非常にストレスでした。

しかし、今、日中ひとりで家にいると聴こえてくるのは鳥の声と風の音。

まぁ、夜はカエルとかでうるさいこともありますが・・・

自然の音というのは不思議とあまり煩わしく感じません。

わたしにとっては、この静けさがあるだけですでに、田舎にいる価値があります。

たとえそれが一般的にいう「田舎らしい暮らし」と同じでなくても、田舎にいるからこそ出会える自分らしい環境がそこにあった。

ある人にとっては畑仕事が、ある人にとってはDIYが、ある人にとっては動物との暮らしが田舎暮らしの醍醐味であるのと同じように、わたしにとっての田舎暮らしの醍醐味は、静けさこそにありました。

ものすごく小さいことのようですが、本質的でもあり、毎日のことでもあります。
積み重なると、これ、とても大きなことでした。

まとめ

結局のところ、「田舎らしい暮らし」というのは幻想でしかなくて、都会であれ田舎であれ、場所に見合った自分らしい暮らしが、人間の数だけあるべきというのが現実。

人間にとって、環境・場所というのはとても大事です。いや、ほぼすべてといっても過言ではない。だから何も考えずにそれを選び取るというのは、とても怖いことのような気がしています。

わたしは東京生まれであったこともあり、東京にいればとりあえずオッケーみたいな気分でずっといましたが、それはむしろ一種の思考停止で、もっといえば、東京のステイタスに乗っかった甘えでもありました。

もし、今後、ここに居続けたとしても、場所を変えることがあるとしても、

今、この場所に見合った自分らしい暮らしはできているのだろうか

このことは常に問いながら過ごしていきたいと感じています。