海外旅行

世界で一番好きな国は、いつまでもメンタルの支えになってくれる、あの国だと思う

「旅」が大好きなななみんです。

ふと

一番好きな国ってどこなんだろう?

と考えてみました。

ちなみにこれまでに35か国を訪れましたが、印象に残った国、としては、

  • キューバ
  • ブータン
  • ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

を挙げています。

人生35か国を訪ねて、もっとも印象に残った3か国はココでしたこんにちは、ななみんです。 最近考えていること、それは 移住してから、海外に出かけない 高知に来てから海外にあまり行か...


でも今日は、もっと感情的で純粋な好き=favoriteを考えてみたいのです。

1.中国?

わたしの30代はほとんど「中国」に染められた時代でした。

高度成長期にあった中国の熱気、社会のひずみ、混とんとする政治、多様な文化、と、すべてが興味深く、とにかく中国のことばかり考えていたと思います。

だからもちろん大好きな国なんですが、どちらかといえば、「関心が強い」(=interested)な意味合いの好き、かもしれません。

2.イタリア?

中国についでよく通った国でした。

イタリア翻訳者でエッセイストの須賀敦子が好きなこともあり、深く思い入れのある国です。

須賀敦子的な何か、という「軸」 須賀敦子さんについては、本当はブログを書きはじめたらまっさきに書きたい内容だったのに、自分にとって重要な話すぎて、どこか...

オットもイタリア好きで、かなりの場所を2人で行きました。
とにかく国全体が美しすぎるところです。

もちろん大好きですが、どちらかというと憧れや崇拝(=admire)の意味あいが強いかもしれません。

3.フィンランド?

自然と調和した都市、少ない人口、シンプルな北欧デザイン、高い福祉、どこをとっても羨ましい国です。

(↓とはいえ現実は意外に自殺率が高いなど、もちろん桃源郷ではない)

それでも一度は暮らしてみたい、などと思う場所ですね。

ただ、好きというより、心地よい=comfotableというところなのかもしれません。

「サウダージな国」から人生を学んだ

結論、わたしが好き=favoriteな国は、「ポルトガル」なんじゃないかなと思いました。

ポルトガルは20年前にたった1度、1週間ばかり行ったきりで、詳しいとはとても言えません。

なのに、なぜ好きといえるのか。

それはあの国独特の「サウダージ」と呼ばれる感情を肌で感じたことが、それからの人生にとても大きな影響を与えているからだと思います。

ちなみにサウダージとは、

郷愁、懐かしさ、憧れ、切なさ。特に、「いつかなくしてしまった何か」を懐かしく思ったり惜しんだりという気持ち。

いや、これだけでは不十分。でもサウダージはサウダージであり、他の言語では到底言い尽くせない言葉なんだそうです。

当時ポルトガルを歩いていると、経済的にはお世辞にも先進国とまでは言えず、なんとなくスペインに間借りしているような元気のなさを感じました。

確か、歴史の教科書では14世紀、15世紀に大航海時代として世界でもっとも繁栄した国のひとつだったと習ったのにな・・・

いつかの栄華をなくした国。
でもサウダージという言葉を知るこの国は、それを静かに受け止めているように見えました。


栄枯盛衰。国も人間も同じで、良いときを懐かしんだり、失った栄光を寂しく思い出したりしながら、サウダージを抱えながら時間を過ごしていくんだろう。

そのとき20代のわたしは、たぶん自分もそのうち「サウダージ」を抱えながら生きるときがあるんだろうと確信しました。

そして実際、年齢を重ねるにつれて、理不尽なことややりきれないことがぽつりぽつりと発生します。つい、失くしたもののほうを数えてしまうこともあります。

でも20代のときに予測されたサウダージは、わたしにあまりダメージを与えないのです。

若いときにこの感覚を教えてくれた、ポルトガルに感謝しています。

それに、長い歴史の中のほんの数百年の話ですから、ポルトガルがまた世界の中心にならないとも限りません。カトリックの教えがいきわたる、静かで美しい国でした。

まとめ ~ 旅の遅効性

わたしの場合は、中国に行って人生が急激に変わった面がありました。
そして、ポルトガルのように、あとからズンと響いてくるような旅の経験もあります。

旅には ”速効性のある旅” と ”遅行性のある旅” があるように思うのです。

正直にいうと、この年齢になると、もう速効性のある旅ってあまりないのかなぁと感じるところもあります。

近々アメリカに行く予定がありますが、「帰ったらジャズバンドやろ!!」とかならないだろうし。

でも遅効性はありえます。

もしかしたらこれから出る旅が、80歳くらいのときの自分に何か影響をおよぼすかもしれないし、死ぬ時にわたしの心を救ってくれるかもしれない。

だから、これからも旅をし続けると思います。