想う

貧乏のどん底の想い出

こんにちは、ななみんです。

ZOZO前澤社長の「1億円ばらまき」が世を席巻した、2019年の初めでしたね。
いまって、バブルでしたっけね?

「1億円ばらまき」に対する正直な感想

世紀末じゃないけど、平成という元号の終わりに、なにかが狂ってるような感覚がするのはわたしだけでしょうか。

夢がある、ありがとう?
空から降ってくるお金に殺到する日本人の姿に、わたしは「人間に対して持っていたい夢」を壊された気分です。
庶民にとって100万円は大金。こうなることはわかっている。
でもいくらそれが現実でも、わざわざ「見える化」してほしくなかった。

どこに夢を感じられるのか、ちょっとよくわかりません。

これが、わたしの1億円ばらまきに対する感想です。
みなさんはどうかな。

そんな今日は、お金の話。

人生で一番貧しかった日々

お金といえば、わたしが人生で一番貧しかったのは、間違いなくロンドンに留学していた1年間でした。

今、調べたら英国の1ポンドは138.67円(2019/1/9)!安ぅ~!!

わたしが留学していた約20年前は、250円くらいでした。

1年間の予定で留学していたのですが、授業料がそのレートで150万円(今なら半額なんだなぁ・・・)、寮費が月に約6万円。

一方、わたしの予算はおよそ250万円
半分以上は授業料で消えて、渡航費、寮費を引くと・・・
月に3~4万円くらいで、物価の高いロンドンでの生活費をまかなわなければならない。

まぁ私費留学している点ですでに贅沢ですから、本当の意味では貧乏ではないのですが、とにかく生活を切り詰めていたことは事実です。

貧乏で起こった事件ファイル

1.美容室でディスられる

ロンドンに来てしばらくたったある日。

ななみん
ななみん
美容院に行きたいけど、お金がないなぁ。そうだ!カットモデルだ!

と思いつきました。

カットモデルとは、新米美容師さんの練習台になる代わりに、カット代をただにしてもらうシステムのこと。世界共通なんでしょうかね。

わたしの担当になったのは、黒人の若い女性美容師さん。

※ イメージです

しかし、わたしはおとなしく椅子に座っているのに、彼女いつまでも取りかかろうとしません。

ななみん
ななみん
(おかしいなぁ) 

と思っていると、その黒人美容師さんが先輩美容師さんに何かヒソヒソと文句を言っているのが聞こえてきました。

「アジア人なんてわかんない」

「黒くてカタそうな髪!」

「しかもまっすぐすぎて」

「難しすぎる」

文句のオンパレードです。

もう1回出しますが、

こんな人ですよ?

ななみん
ななみん
いやアンタの髪のほうがよっぽど難しいちゅうねん

「まっすぐすぎる」ってクレームなのか。
そっちのくるくるヘアこそどんな仕組みかわからんわ。

しかし!
驚いたことに、店内(他のスタッフ)も総じて、わたしの担当になった彼女に同調しているようす。

ななみん
ななみん
えーっ

あとから知ったのですが、そのお店はわりと高級店。
顧客のメインは白人、次は黒人の富裕層で、アジア人はマイナー。

「黒くてまっすぐな髪が一番マイナーな世界」は初めてで、さすがに衝撃を受けました。

人生、最初で最後のカットモデル体験は、自分が世界の標準だと思うことは間違いなんだな、ということを知る良い体験でもありました。

ともかく、たらいまわしにされてやっと出来上がった髪はやっぱり微妙な感じに。そら、なるわね。

2.ジャムで大学に損害を与える

ロンドンで特に高いのは、外食です。
なので留学時のランチは「パンにジャム」が定番。

ロールパンを袋ごと、そして使いきりのジャムをいくつか、バッグに放り込んでいました。こんな感じのやつ。

まぁそこまでする必要があったか?という話もあるのですが、なんかこの「売れない画家」っぽい感じが好きで、自分に酔ってた可能性があります。

そんなある日も、外でジャム&パンを食べてから、寮に帰ってきました。

ちなみに寮は、フラット(各階)ごとに、その階の住人のみが持つカギがあり、さらに自分の部屋に入るカギが別にある、というダブルキーシステム。

まず、フラットのカギを開けて入りました。

ななみん
ななみん
(ん?)

なんとなく、カギを開けた感触がいつもと違うような気はしたのですが、とりあえず普通にカギは開いたので、そのまま入り、部屋に入る前に共有のリビングでのんびり。

しばらくするとフラットメイト数人がまとめて帰ってきたと思ったら、何かフラットの入口で騒いでいます。

それこそ「オーマイガッ」みたいなことを言っている。

行ってみると、

「カギ穴にいたずらされてる!」
「守衛を呼んできて!」

どうやらフラットのドアのカギ穴に、ガムかなにか、べたべたしたものが詰められていると。

それから守衛が来たり、警察にも連絡するか、他の階の被害はないか、など大騒ぎでした。

わたしは疲れていたので、

ななみん
ななみん
つまんないいたずらするやつがいるねぇ、わたしは寝るわ~

とクールに言って、部屋に戻ろうとしてふと自分のカギを見るとそこには

ジャムだらけ

の物体が。

こ、これは。

カギがバッグの中でジャムのパックに刺さる

そのカギでフラットのドアを開けた

ジャム、かぎ穴に残る

わたしの手にジャムキーが(←今ココ)

ななみん
ななみん
オーマイガッ

後日しばらく、学校では

「ガムじゃなくてジャムだ」
「ストロベリーだった」
「犯人が見つからない」

などしばらく話題になっていたのですが、その話になるとわたしは「あ、宿題が」とかいってスーッと消えていたという噂があります。

結局、そのドアは、カギ穴だけを交換することができないものらしく、たかだかジャムのためにドアごと換えられて多大な被害をロンドン大学に与えました。

今なら「不審物がドアに仕込まれた」としてテロ騒ぎになったかもしれません。

ジャムテロリスト…

ななみん’s VIEW

ロンドンでお金がないゆえに起きたこと(ていうか起こしたこと?)は他にもいろいろありました。

逆にお金がなくてできなかったこと(グルメとか、観劇とか)もたくさんあります。

それでもこの生活がつらい、とか、いやだ、とか思ったことは1度もありませんでした。

結局何が言いたいかというと、

「本当に好きな場所で好きなことをやっているときは、お金がなくても大丈夫

これはわたしにとって非常に強い原体験になっています。

飢えるほどのレベルなら別ですが、ふつうに食べられるのに「お金がなくて、あれも買えなくて、これもできなくて、つらいな~」と思うようになったら、たぶん問題はお金そのものではない。

いる場所か、やることを間違えているから、お金を遣って充足感を得ようとしていないか?と疑おうと考えています。

平成の最後まで、綺麗に生きたいです。