人生、「ちょっと縫いたい」って場面が意外と多くないですか?
”目隠しのカーテン作りたいな”
とか、
”1センチ裾上げしたいな”
とか。業者に頼むってほどでもない、この事象に名前をつけたい。
1台ミシンがあったらいいよなぁ、とはずっと思っていました。
ただねー、ミシンって、それ自体がそこそこ場所をとる上に、なんだかミシン周りのグッズも増えてしまうじゃないですか。
ミシンがあったらなぁ・・・でもモノを増やしたくないなぁ・・・をずっと行き来して悩んでたんです。
しかしそれもそろそろ限界。
そもそも田舎に来て古民家借りたら、ミシンくらい置く場所はいくらでもあります。
ということで、とうとうミシンを導入することに決めたのでした。
調べてみると、家庭用ミシンの価格は本当に「ピンキリ」、数千円から数十万まであるんですよね。
何が違うかというと、ざっくりいうとこんな風に分かれるみたいです。
種類 | 価格 | 特徴 |
コンピューターミシン | 高 | 針の上下幅と縫い目の長さをマイクロコンピュータで制御する。 |
電子ミシン | 中 | 針の上下運動を電子回路で制御する。針がいつも上か下かの同じ位置で止まる。 |
電動ミシン | 低 | ミシンの動きを内蔵モータで行い、速度は電子制御されない。高速にしないと力が出ない。 |
ずいぶん迷ったのですが、ミシンに関して、いくつかわたしには考慮のポイントがあります。
- おそらく、厚物縫いはほとんどしないだろう
- というか、そもそも年に数回しか使わないだろう
- 最近いろいろなものが壊れて、資金難である
上から2つは想像なんですが、残念なことに3つ目がすでに現実なので一番力を持っています。
結論を乱暴にまとめると、「この際まっすぐ縫えればいいのではないか、そしてたいていのミシンはまっすぐ進むだろう」と。
いうことで、選んだのがこちら。
15,000円前後と安価なこともありますが、「黒色のミシン」が珍しくて、わりと即決でした。
さて、安すぎるくらい安いミシンが到着。
ミシンをまともにさわるのは、高校生のとき以来なんですが、意外に「使用方法」をよく覚えている自分にびっくりしました。体が勝手に糸を通してる!!
昭和が令和になっても、ミシンって上糸と下糸があって、ボビンがあって、針に糸を通すんですねぇ。
学校の授業(家庭科)って案外役に立つなぁと感心した瞬間でした。
厚物は縫わないといいながら、そういえばオットのジーンズの直しをもう3年前から頼まれていたのでした。
一応完成。しかし、やはり厚物はいまいちです。ゆっくり縫えばなんとかなるけれど。
そして、夏の暑さを遮るための、カフェののれんづくりに取り掛かります。
ちなみに作動音はこんな感じです。
こちらのサイトを参考に作らせてもらいました。
のれんの京都 山東 さん
のれんによって急に蕎麦屋感がすごく出てきましたが、リネン生地は涼しげだし、ほっこりしてなんだか結構気に入っています。
ちなみに、のれん程度でしたら、このミシンで全く問題ありません。
最後に、このミシンのメリット・デメリットを簡単にまとめてみます。
<メリット>
- 安価
- デザインが良い
- 軽くて持ち運びやすい
- 縫い目のパターンが豊富
- 使い方がシンプルでわかりやすい
<デメリット>
- 全体にプラスチック感で安い印象
- フットコントローラーでしか動かない
- カバーが不織布製でペラペラ
- パワーが弱い
- 設定が面倒
デメリットについては買う前からだいたいわかっていたことなので「不満」ではないです。
ただ、「設定の面倒さ」については、高級機種になるほど糸通しとか糸調子の調整とか簡単らしいのでいいなぁと。
いろいろ気になる人は、予算を少し上げて考えたほうがいいかも。
わたしはこれを練習台として使い込んで、さらにもっと高度なものを縫いたくなったら、グレードアップして買い替えようかなと思います。