日々の暮らし

お店は台風による臨時休業です。

こんな日もある。

相当強力な台風10号が接近していて、しかもゆーっくり進んでいるので、全然先が読めず…

こういうときに小さい店の経営者は何を考えているかと言うと

お店を開けて、お客様、スタッフ(自分たち含め)は無事に行き帰りできるのだろうか?

ということがまず第一にある。

お店に来てくれたお客様が、その往復の間にたとえば台風で飛んできた何かに当たってケガでもしたら、と想像してみる。
もちろんこちらに直接責任はないけど、それでも何かあったら

ウチさえ、営業してなければ…

と思っちゃうよなぁ。

スタッフさんたちだって同じ。

といっても、うちのスタッフさんたちは「町」に住んでいる人が多くて、一番田舎から通ってるのがわたしたちで、一番リスクが高いのだけど(笑)

それから、

仮に頑張ってオープンしてみて、やっぱり誰も来なかったですねぇ、となったら?

なんてことも考える。

まぁコーヒー豆はすぐには腐らないけど、ケーキは日持ちしない。
いっぱい廃棄するっていうのも、悲しすぎる。

かといって、「なんかあの店ってすぐ休むよね」みたいな印象を持たれるのもツライなぁ。

なんてことも考える。

そんなことをツラツラと考えてみると、個人店にとって、1日店を休むというのはけっこう勇気がいるもんなんだなと、この立場になって初めて理解した。

(※ 以前の店は初めから週末のみの営業で、そもそも休んでばかりの店だった)

オットとああだこうだと考えていたのですが、結局は市内の色々なイベントも軒並み中止・延期となってきたことが最終的な決め手となってわたしたちも休むことにしました。

あったりまえのことなのですが、個人店が休業すると、収入はその分ストップします。

どなたかが言っていましたが、「あなたが休んで売り上げがストップするなら、あなたは経営者ではない、労働者です」だって。助けてぇ

そんな労働者のわたしたちが、休んで良いことと言えば、カラダが休まることくらい。
たった2日、休みが増えるだけで、20歳くらい若返る気分!!

ともかく、「休むほどの台風じゃなかったね~」となるといいなぁというのが、今一番の想いです。

誰もが、ご安全に過ごしてほしいです。