地方移住

地方移住の【本当の】敵とは

こんにちは、ななみです。

あらゆる場所で、よく「地方移住の成功の秘訣」のようなことを問われるので(自分たちが成功しているとは思いませんが、聞かれれば何か答えたい性質)つね日頃からそのことについて考えていたりします。

成功する移住のためには。
いろんな地域をよく見て決めるとか、気候の相性とか、仕事の有無とか、県民性とか、地域住民の受容性とか・・・
一般的に言われることはどれも正しいのですが、最近、もっと重要なことに気づきました。

それは、移住について家庭内でのコンセンサスが取れているかどうか。
つまり家族の中で、移住に関する合意があり、意見が一致しているかということです。

おっそろしく当たり前のことを言ってしまいました。
移住予備軍の方からすれば、そもそも、合意があるから移住するんじゃん!!と怒られそうですが、もし移住者に、家庭内で

徹底的に、突き詰めて、完璧に、1ミリの誤差もないよう

移住する前に議論を尽くしましたか?と訊かれたら、はっきりイエスと言えない人が多いと思います。

 

たとえば夫が「地方移住もいいよなぁ」といい、妻が「そーねー、ありだよね」といい、子が「ぼくもいいよ!」と喜ぶ。

もちろん現実はここまで単純ではないですが、これに毛の生えた程度の会話で”合意”ととらえているケースも結構あるのです。

それぞれの「いいね!」には、他の家族は想像していない、全然違う前後のストーリーがあったりします。

夫のほうは「移住したら通勤楽になる。収入下がっても家族みんなわかってくれるはず」と勝手に期待し、妻は「地方のセレブとしてインスタ発信できるかも、そのためにはお金はやっぱり必要ね」と算段しており、子どもは「虫捕りが好き放題できる」ことしか考えておらず、カブトムシより同級生が全然少ない可能性など考えたこともない。

移住後に現実が思い描いたストーリーとずれたり、誰かひとりだけが幸せだったりしたら、他のメンバーの不満が大きくなるのは当然です。

移住に際しては、外的なこと、つまり、冒頭に挙げたように、「地域性」とか「排他性」とかそういったことに目が行きがちだし、実際それを「移住の成否を分ける要因」と挙げる人も多いのですが、むしろ内部(家庭)でそれを超えられなかった、事実的な”自滅”であったりするケースも多く、こちらのほうが本当の敵だと感じます。

 

こんなことを最近考えるようになったのは、地方に移住してみるとそりゃいろいろ予期せぬことは起こるけど、結局のところ現代の日本の国内のことで、そこまで大変すぎることがしょっちゅう起こるとはあまり思えなくなってきたからです。

であれば、むしろ移住の成功だの失敗だの言う話の本質は、ちょっとした外的な事象を乗り越えられない、内部の結束の弱さなのでは?と考え始めたわけなんですね。

 

しかし、そういうわたしも、実のところ移住前にオットと議論を尽くしたか?と言われるとあまり自信がありません。

ある程度エイヤって感じでないと決心できなかった、というのも正直なところだし、議論すればするほど不安が増しそうだったというのもある・・・。

結果、移住後に起こる様々な課題は、その時々でたまに激突したりしながらも解決してきたわけで、今のところ結果オーライではあるものの、思い返すとヒヤっとすることもあったよなぁ・・・

 

ただこれ逆に言えば、家族というコミュニティがひとつになっていれば、地方移住ごときで恐れることはほとんどないということです。

単身者や子どものいない世帯は、じゃあ不利なの?って思われそうですが、逆に家族人数が少なければ、それだけコンセンサス取りやすいし、軌道修正も容易というメリットもあります。
何事も一長一短だなと。

来年あたりから地方移住がますます増えそうな予感がしているのでまとめてみました。
クリスマスらしさがまったくない記事ですみません。

わたしもこれからクルマの定期点検で、今日の予定クリスマスらしさゼロ。