こんにちは、ななみです。
上記の質問を受けることがしばしばあります。
移住に際して、「見知らぬ場所で、しかもこんな年になって、新しい友だちなんてできない気がする(汗)」と不安にもなりますよね。
わたしもそうでした。
でも40過ぎて「友だちができるかどうか不安だから移住しましぇん」とも、言いづらい。
小学生の転校でもないし。
だから(仕方なく)不安なまま移住したというのが、本当のところです。
余談ですが、わたしの言う「友だち」の定義は、”2人きりで、夕飯を何度でも食べに行ける人”です。
ランチなら、あるいは夕飯でも1回きりなら、知らないおっさんとでも行けますが(行かないけど)、何度でも夕飯にしかも2人きりで行かれる人ってそんなに多くはない。
で、結果。
移住して1年くらいは友だちはおりませんでした。
なので、移住1年目はけっこう孤独を感じて、自宅の庭の池のカエルやイモリに話しかけたりしていましたよね。暗い・・・
そして移住5年目になる今は、だいたい4~5人くらいは、友だちと呼べる人がいます。
この「4~5人」の方々も、実は移住1年目から出会ってはいるんですが、やっぱり関係性が熟成するのにいくばくか時間はかかります。
振り返ってふと気づいたのですが、わたしは従来から、どんなコミュニティに入っても、友だちが4~5人はできるんですね。逆にいうと、6人以上はできないというか。
もしかして、4~5人というのがわたしの友人醸成能力であって、場所や年齢が変わっても、これは変わらないような気がしてきました。
なので、「移住したら友だちできないかも・・・」と思っている人に言うとしたら、
今いる場所で友だちがいるなら、たぶんどこに行っても、新しい友だちができるよ。
という感じでしょうか。
逆に言うと、今いる場所で友だちがいないなら、たぶんどこに行っても、できないよ。ってなっちゃうんですけどね。不都合な真実です。
でもそれは変えられる可能性もあるので。
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ただ、移住1年目に友だちがいなかった時間を過ごしたのは、あながちムダでもなかったです。
今思えば、当時わたしが寂しさを感じていたのは、単にわたしが
ヒマ
だったからということが、わかってきたからです。
「友だちがいない・できない」っていうのは実はそれ自体が問題なのではなくて。
そこばっかり考えちゃうくらいヒマだってことのほうが大問題なんだと、今ならわかります。
当時はカフェも始めてなかったし、うちは子どももいないので、家の中のこともそれほど時間がかかりませんしね。
実際、何かに没頭したりしていたら、友だちがいようがいまいが幸せだし、そもそも、飲んだりおしゃべりしたりという友人関係のコミットに時間を割く余裕もないもんです。
それでいて、たまに「〇〇ちゃん、元気かな」「あのとき、あんなこと話したな、あんなことしてくれたな」ってふと思い出すだけで穏やかな気分になれるから、やっぱり友だちがいることは、ありがたいことだと思います。
でも、心の中の話でもいいんですよね。
ただ、それでも、どーしてもどーしても、移住先でリアルな友だちが絶対欲しい!って言う人は、やはり”移住者がそれなりに多いエリア”を選ぶことが無難です。
それって留学先で日本人ばかりでつるむみたいでいやだ!という考え方の人もいますが、「類は友を呼ぶ」に気軽に身を任せたほうがラクなときもあります。
最初のひとりができるのがけっこう大事だったりするので。
何にせよ、ムリは禁物です。