兵庫県の丹波篠山(たんばささやま)市は、古い町並みとモダンさが共存する、素敵なエリア。
そして、そこからちょっと山のほうへ行った先に、”集落丸山”という、古民家を再生して村民が宿やレストランを経営している集落があります。

先日丹波篠山を訪れた際に、現地の友人がこの集落丸山にある、レストランを予約してくれまして。
それが、「ひわの蔵」という、築150年の蔵を改装した古民家レストラン。

辛口も多いGoogle評価で4.7点ですよ。
すご!!
席はカウンターと個室が1つ。
ライブ感あるカウンターが気になるところですが…

今回、わたしたちは友人夫婦とそのまた友人の皆さんと総勢7名だったので、個室に入れてもらいました。これはこれで、落ち着いていてすっごく良かった。

お料理は、淡路島や瀬戸内海、日本海の魚介や和牛、さらに地元の新鮮野菜を使用した本格派フレンチ。
と言っても、フランスで食べたフレンチに比べると、とても味が繊細で重すぎない。
➡ あぁ、言っちゃいけないヤツかも。けどそう思ったんだもん。
もうどれをとっても美しいし、1つ1つの仕事が丁寧で、最高に美味しい。
野菜のアミューズから。
アイスクリームはとうもろこしで、最初から「うわぁぁぁ」って感じ。
冷たい前菜。淡路島のハモや魚介、さらに地元の野菜が綺麗で美味しすぎた。
温かい前菜。これも淡路島のアワビ。もうヤバイよね…
お魚料理。パリッとした白身魚のグリルに、ブイヤベース仕立てのリゾットが敷かれている。目まいがしそうな美味しさ。
お肉料理(和牛のイチボ)永遠に食べられるやつ。
あっと、写真を取り忘れたけれど、
バゲットとオリーブオイルまでも、めちゃめちゃ美味しかった。
すごくお代わりしたかったのですが、「料理が食べきれなくなるから、注意だよ!!」という友人の忠告に従って、1回で我慢。
ちなみにこの忠告は、本当に正しかった(笑)
デザートはなんと4品。
デザートにオードブルがあるというナゾの幸せな時間。
白いコーヒーゼリー!
みんな、「どうなってるの?」とワイワイ。
グレープフルーツのプリン。
プリンに柑橘ってありなんだ…!
どの1皿にも、必ず驚きと感動が添えられているところが本当にスゴイです。
これがメインの桃のマリネ&ゼリー&チーズのアイスクリーム。
フレンチのシェフって、デザートまでパティシエレベルにやらねばならんのだな~大変だな~と感心するやらなんやら。
最後の最後がこの和風のマカロン。きなこや白あんを使っているのですが、これがまた美味しくてビックリ。(マカロンって作るのすごく難しい…)
ホントに最後まで失速しない、プロの仕事を拝見いたしました。
ところで、東京なら20,000円は下らないと思われるこのコース。
なんと11,286円(税サ込)なのです。
いやもちろん、我が家がしょっちゅう行かれる価格ではありませんが、中身から考えると激安でウソでしょ??って思う。
しかも前後にお客さんがいないので、1つのテーブルはその日は1組だけでとにかくゆったり進む。
18時に始まったディナーが終わったのは21時半ごろ。
宮中晩餐会?
わたしたちの今の毎日があまりに慌ただしく、食事にかける時間が15分なんていう日も珍しくないので、この日のディナー1回で
な、と(笑)
大好きな人々と美味しいものを食べるというのは、シンプルにやっぱり最高。
集落丸山は「秘境」ってイメージだったのですが、実際は丹波篠山の町からクルマで15分程度と、驚くほど近いので、丹波篠山に出かけた際には超おすすめです。
ひわの蔵
〒669-2361 兵庫県丹波篠山市丸山42番地
OPEN 12:00~15:00/18:00~22:00
定休日 水曜(ほか不定休)
MAIL hiwanokura@gmail.com
local_phone
079-552-5560