FAQ(よくある質問)

FAQ「東京が恋しくならないですか?」

こんにちは、ななみです。

先日「ブログにコメントありがとうございます」という記事を書きましたが、そういえば、コメントというより”質問”を頂くケースも結構あります。

同じような疑問(質問)を抱かれる方もいるかもしれないので、これから時々まとめてみたいなと思いました。

今日は、とてもよくある質問「東京が恋しくならないですか?」について。

CONTENTS

故郷・東京への恋しさは

わたしは高知に来るまでの45年のうち、3年ほど海外に棲んだ期間を除いて、ほぼ東京に在住してました。生まれたのも東京です。

なので東京=故郷と言える場所なんですが、残念ながらそこに「郷愁」みたいなものは全然ないです。

東京って、まずなんだか「みんなのもの」というか・・・「私ではなく公」みたいな感覚があるんですよね。

たとえば寅さんみたいに「帝釈天で産湯をつかい」みたいな掘り下げた郷土愛があれば別なのかもしれませんが、

わたしが生まれ育ったところはそんな感じでもなく。

 

さらに、東京は広い上に変化が速くて、”昔見た風景”みたいなものがアッサリ変わることも大きいかもしれません。

漫然とTOKYOに郷愁を感じるって、けっこう難しい。

 

あまり感慨はありませんでした

 

東京育ちで得なこともありましたが(学校が多いとか)、でも、やはり「故郷といえばこの風景」という、こころの景色を持つ人のことが、かなりうらやましいです。

都会・東京への恋しさは

ただ、そもそもご質問でいただく「東京への恋しさ」が指すものは、こういうふるさとへの郷愁というより、”あの都会のガヤガヤ感、ワクワク感、キラキラ感が懐かしい、恋しい!みたいなものないですか?”という意味のほうが大きいんですよね、きっと。

つまり「都会が恋しくないですか?」と同義なんだと思う。

でも、故郷東京、都会東京、どっちにしても、やっぱり、わたしには東京への恋しさは、ないです。

40年以上もいたので、もちろん、都会としての東京の「良いところ」も十分わかっているつもりです。

東京の良いところ

  • 交通が便利
  • 施設が多い
  • たくさんの人に会える
  • 人生のチャンスにあふれている
  • クリーン(清潔)
  • 文化が豊か
  • 学ぶ場が多い
  • 意外と自然もある
  • etc

要するに「学ぶ機会も遊ぶ機会も多く、アクセスしやすい」のです。しかも質が高い。

 

今でも、東京にしかないから、仕方なく行く。ということもあるのですが、ただ単純にあのキラキラした場に身を置きたいというのはないですね。

東京がいくらキラキラしていても、自分が輝いているかどうかとは全く関係がない(むしろ影が濃くなる)ということを、さんざん体感してきたからかもしれません。

人それぞれの「移住適齢期」

都会→田舎への移住で失敗する原因はいろいろありますが、ひとつは適齢期を間違えていることがあると感じています。

わたしが東京である程度やるべきことをやるためには、やはり40年以上は必要でした。

わたしの友人に、24歳で東京から四万十へ移住して、しっかり定住している女性がいますが、彼女のやるべきことは、むしろ四万十のほうにたくさんあったから、早く来ても大丈夫だったのです。

わたしが24歳でこちらに来ていたら、1か月も持たなかったと思う (;´・ω・)

早すぎても遅すぎてもよくない。
まぁどちらかといえば、早すぎのほうがまだマシかもしれないですね、やり直せるから。

ひとりならまだいいのですが、家族全員の移住適齢期を合わせるとなると、とても難しくなると思います。移住って困難で当然なんです。

移住適齢期は自分しかわからない

都会からの移住希望者の方は、移住後に「都会ホームシック」になることを心配されているのだろうと思います。

でも残念ながら、これは人の経験はあまり参考になりません。

40歳
40歳
40年も東京にいたから、今さら田舎なんてムリ!

40歳
40歳
40年も東京にいたから、もう田舎で暮らしたい!

どっちも大いにアリなんです。

自分の「移住適齢期」は、残念ながら自分にしかわからないものですが、そうですねぇ、あれだけモノと場所とイベントにあふれているのに、

「休日の東京で、特に行きたいところないわ・・・」

と思い始めたら、そろそろかもしれませんね。