愛用品レビュー

<<備えあれば>>1台あると安心の消火器。機能も見た目も抜群のおすすめ

突然ですが、お宅に消火器はお持ちですか?

火事のニュースを聞くたびに、

「あーうちも1つ消火器買っておこうか?」
「そうよね、あると安心だよね」

なんて会話を夫婦でかわすものの、翌朝にはすっかり忘れてませんか?

海外から帰国したときに成田空港で「今年こそ、英語の勉強しよ!」と誓う(そしてすぐ忘れる)のとそっくりですねー。

と、それはわたしのことなんですけど、     そんなわたしも先日、とうとう生まれて初めて消火器を買いました!

買ったところで、すぐには(もしかしたら一生)使わない可能性のほうが高い消火器。
テンションが上がりにくい買い物ナンバーワンかもしれません。

がしかし、

こんな可愛い感じのを入手したんで!
少しはウキウキしています。オブジェとしてもまあまあです。

この記事を読んだら、「安心を買うと思って」「こんなにかわいいなら」うちも1台くらいあってもいいかな、となるかもしれませんよ!

CONTENTS

みんな消火器持ってるの?

そもそも、消火器を備えている戸建てって、どれくらいの割合なんでしょう。
※マンションは規定で備えることが決まっているようです

調べてみたところ、戸建て住まいで消火器を所有している率は41%(一般社団法人 日本消火器工業会調べ)

なんだそうです。思ったより多い。

しかし!

どうやらそのうち、26%は期限切れの使えない消火器を持っているらしく、要するに「ちゃんと使える消火器を持っている」率はわずか15%というところらしい。

※ 消火器の使用期限は、だいたい製造から5年間

なぜ使えないものを持っているかというと、処分の方法がややこしいからなんですね(詳しくは後述)。

とりあえず「消火器を持っているつもりになっている人」は結構多いものの、真実の保有率はそれほど高くない、という微妙な結果になりました。

消火器って、必要?

身近な人に、「消火器があって、ホント助かったのよ~」っていう話って、あまり聞かなくないですか。

だから消火器の必要性ってあまりピンとこないと思います。

がしかし、実は、東京消防庁のレポートによれば、死者が未発生の火災では約7割で初期消火が行われているというデータがあるのです。

つまり、火事をボヤで終わらせるには、初期消火=消火器などの使用がかなり効いている、と言えそうなんですね。

これは、シートベルトに近い存在かと思うと、消火器は意外と必携アイテムなのかも。

レアケースだけど、我が家は薪ストーブを愛用して、家の中でメラメラ火を燃やしている状態。


どう見ても、一般の家よりは、ずっと消火器の必要性は高い!

消火器の重要な選び方

消火器というとなんだかとても大きく重たいイメージなのですが、「家庭用」ということで絞り込むと、実はかなりコンパクトだし、価格もせいぜい数千円。

案外ハードルは低いことも、今回初めて知る。
世の中、まだまだ知らないことが結構ありますねぇ。

そして、消火器の種類は、大きく分けると、

  • 粉末消火器
  • 液体消火器

の2種類があるということも、今回知りました。

万能なのは昔ながらの粉末消火器。消火力も強く、油火災、電気火災など、どんな火災にも対応します。

見た目も、ザ・消火器という感じです。

こちらは約3,900円で、想像よりもやっす!!!

しかし、粉末消火器の難点は、炎そのものを消す「消火力」は強いものの、燃えているものの温度を下げる効果が少ない、という点。

たとえば我が家のように「薪ストーブ対策」で考えられるのは、ドアを開けた際に火の粉が燃え上がるという想定。
最大にして一番近い可燃物といえば、やはり「無垢床のフローリング」つうか、木材ばっかりでできた家、そのものでしょう。

木は一度燃えると蓄熱してしまい、見えている炎を消しただけでは消火できません。

そこで登場するのが、液体消火器。
液体の強みは、浸透力と冷却力です。

お値段的には、液体のほうがお高めで、粉末よりもプラス2~3000円くらいでしょうか。

この液体式消火器ですが、特に天ぷらなどの油火災にとても効果があるそう。
薪ストーブユーザーのみならず、一般家庭ならみんな液体消火器がいいんじゃない?って思います。

さらにもう1つ、粉末消火器のデメリットを挙げると(粉末に恨みはないんですが)使った後に掃除が大変すぎる!!ということ。

仮に火事が起こって、粉末消火器を噴射したあとは、死ぬほど水拭きしなければならないみたいなんです。

液体消火器も、もちろん掃除は大変だけど、粉末よりはだいぶマシみたいですよ。

かわいくておしゃれな消火器のおすすめ

消火器ってほとんど使わないわりに、なんかデカイし目立つ・・・

っていうのが、消火器を積極的に買わない大きな理由じゃないでしょうか。

しかし、今回調べていて、実は家庭用の液体式消火器には、かなりおしゃれなのも出てることを知りました。

わたしが気に入った、白!

このミドリのクマさんもめっちゃかわいい。

これなら、赤でも「昭和の消火器」感がなくて、カッコいいー。

ハローキティまである。

なんと無印良品からも出ていました!

好みのものはありましたか?
わたしが買ったのは本当にかわいいのでしつこいけどおすすめ。

インテリア・・・?

消火器の処分方法がわからない!

さて、「期限切れの消火器を保有している戸建てが結構多い」ことを前述しました。

その理由は、捨てようにも捨てられないから・・・
消火器はゴミとして捨てられないんです!

なんとなく、捨て方がわからないので置いてるという人が相当数いるようです。

え、じゃあどうするの?というと、正解は、”専門業者に持ち込んで処分してもらう”。

以前はその費用を惜しんでの不法投棄も多かったため、現在では、購入価格に処分費用がすでに含まれているという仕組み。

現在の国産消火器には、すべて本体にこうした「リサイクルシール」がすでに貼られているので、どこの業者に持ち込んでもそのまま引き取ってもらえるそうです。

ウェブサイトで、お近くの消火器リサイクル業者の検索が可能です。

ちなみに、無印良品でも、無印で消火器を新たに買うなら、古い消火器を引き取ってくれるそうです。次はそれもいいかも?

火災保険と考えれば、消火器は月100円の高コスパかも

これが消火器の1番残念なところなんですが、使用期限がある。約5年間です。

消火器の価格は3000円~なんですが、たとえばわたしが買ったのは約6,000円なので、5年間(60か月)で割ると、1か月あたり約100円。

もちろん火災保険とは全然意味合いが違うんですけど、あえて「火災を最小の被害で食い止められるかもしれない」可能性に払うという意味で、月額100円。

これはわりと価値ある100円の使い方かもしれません。

まとめ

もし、めでたく5年間火災が発生せず、使用期限が来て「買い替えなくちゃ~」となったら、家の前で焚き火でもして、消火器使ってみようと思います(笑)

ずいぶん先ですが、そのときはまたレビューします!