日々の暮らし

<<家電>>三種の神器(食ドラロボ)を使ってみて気づいた意外なこと

食ドラロボ、とは、

  • 食洗機
  • ドラム式洗濯乾燥機
  • ロボット掃除機

を総称した  わたしの勝手な造語(センスが行方不明)ですが、ともあれ、多くの人が「これで家事がラクになる!」を思いを寄せる家電類。

ドラム式は以前から利用していたのですが、今回の引っ越しに当たって、ロボット掃除機を入手し、食洗機を卓上からビルトインに変更したので、これで3つのカードがそろったわけです。

→ちなみに、いろんなキャンペーンで実質約80,000円くらいで購入できました

それぞれの詳細レビューはまた別途することとして、この3つの家事ラク家電を使ってようやくわたしが辿り着いた答えは、

「機械には限界がある」

ということです。

もちろん、現代におけるこれらの便利家電の性能はすごいものですが、とはいえ、やはり100点満点ではない。

食洗機は人間がうまく並べないと効力がない。

からだの丸いルンバは、隅っこや端っこのお掃除が苦手。

この3つの中で言えば、一番すごい働きをするのはドラム式かなと思います。でも、それも乾燥に時間はかかるんですけどね。

つまり、「家電の人間代理度(その家事をどの程度まで、人間に代わってやれるかを示す)」でいうと、

  • 食洗機→70%
  • ドラム式洗濯乾燥機→85%
  • ロボット掃除機→75%

てとこでしょうか。(個人の感想)

ざっくり全体で言えば、「家事ラク家電は、人間に代わって70%くらいはやってくれる」というところ。

70%って微妙、高いお金出して100%じゃないなら、買わなくてもいいや。

という意見もあるかもしれませんが、わたしの答えとしては

いや、70%でも全然あったほうがいい

です。

それはなぜか?

自分でも、これは使ってみるまで気づかなかったことなんですが・・・

こうした家電の価値はもちろん家事の省力化にあるんだけれども、さらに奥深いところを探ってみると、その真価は、実は「家事をする人の孤独な気持ちをほんの少しやわらげてくれる」という、感情的なところにあるのでは、と感じたからです。

理想で言えば、いつも夫婦または家族でルンルンとお料理したり、アイロンがけなんかしていたら素敵です。

しかし現実は、たいてい誰か一人がぽつねんと家事をしていることが多いですよね。

まぁこれは誰かが誰かに押し付けている、ということではなく、単純に現代社会が忙しくて、2人がかりで家事をやっている場合ではない、ということなんでしょうが。

しかし、そんな「孤独な家事時間」に、たとえば隣の部屋でロボが掃除してたり、食洗機が回っている音が聞こえたりすると

ななみ
ななみ
わたしはひとりじゃないんだぁ

ななみ
ななみ
One for all, all for one! (?)

と妙に慰められるんです!
ほんとに!!

機械に救われるのが感情というのも、皮肉というべきか。

ちなみに、三種の神器の中で、「慰め」効果がダントツなのが、ルンバ。

なんてったって、動きが生き物っぽい!

これはもう、機械というよりペット。
ついその動きを眺め、つい「がんばれ」など、声をかけてしまったりしています。
ルンバから、「いやお前がな」と言われる日も近そう。

機械に向かってブツブツ言っているわたしって危ない人なのかなぁ、と思ったりもするのですが、ルンバのレビューを見ていると、「ルンバ可愛い」「家族の一員です」そう思う危ない人が意外と世間にも多くて安心しました。

つまるところ、家事ラク家電は、「70%しかできない」のではなく、「70%もやってくれる!」とポジティブに転換するのが、賢い使い方のようです。

あるいは「そばにいてくれるだけでいい」という昼ドラ的な思考もいいのかもしれません。

わたしも、すべてを家電にゆだねるのではなく、時間に余裕のあるときは、ホウキで部屋を掃いてみたり、天日に洗濯物を干したりもしています。
それはそれで、また違う発見もあったりするので。

適度な感じで「テクノロジー」と「アナログ」の間を行ったり来たりしながらやっていければと思っています。