「自由の女神を見たいぞ」
と、NY初心者なら誰でも思うもの。
ですが、自由の女神はそもそもリバティ島という島にあって、個人で自由にクルマなどでは行かれず、フェリーを事前予約していかなければならない仕組みなんです。
そこは自由に行かせろ
その自由の女神を見るためのフェリー料金がこちら。
- リバティ島上陸のみ $18.50
- 上陸&女神の台座入場 $18.50
- 上陸&女神の台座&冠部分入場 $21.50
夫婦ふたりでざっくり5,000円・・・
もちろんその価値があるものなら喜んで払うのですが、しかしネットで見てみると、「スタテン島フェリーで十分」という声が多いんですよね。
スタテン島フェリーとは?
マンハッタンとスタテン島を結ぶ航路で、本来はスタテン島に住む人の日常の交通手段です。
しかし、自由の女神の横を通り過ぎるということもあって、観光客にも大人気のフェリー。
まぁ今回はこちらでいいか、ということにしました。
かっこいいフェリー乗り場。
なんといっても、このスタテン島フェリー、無料なんですよねぇ。
え、地下鉄一駅が2.75ドルなのに、往復1時間弱の船がなんで無料なの???
実は以前、スタテン島がNYからの独立(ど、独立?)を目指したことがあり、そのときに当時のジュリアーニ市長が「まぁそういわずに、フェリー無料にするからさ」となだめた、という経緯があったらしいです。
結果的に混雑度が上がっちゃってスタテン島の住民が喜んでいるか不明ですが、観光客ウケは満点ですね。
それもあってか、ターミナル内はかなりの人でにぎわっています。
「乗れるのかなぁ」と不安になるのですが、大丈夫!
こんなでっかい船が来ます
え、これ東京から北海道行くやつじゃ??
「座れるかなぁ」なんて思ってたけど、結局みんなウロウロ立ちあがるのでどうでもよかった
往路はブルックリン側を眺めていきます
あっ女神だ
距離感は微妙です
宇宙を基準とすれば近いし
ま、遠いといえば遠い
思いっきし近くで見たい!!というなら、望遠レンズか双眼鏡を準備していってくださいね。
ちなみに、《往路》のほうが、《復路》よりよく見える感じです。
単なるクルーズとしても気持ちが良いですよ。
観光に疲れたら、ちょっと一息つくのに良いと思います。
この船は、24時間運航で、30分おき(多いときは15分おき)に出ています。
なので、夕暮れや夜に乗るのも面白そうですね。
スタテン島に住むの、意外と便利かも
スタテン島自体はふつうに住民が暮らす町で、特に見るべきものはないようだったので、フェリーターミナルのデイリークイーン(最近日本で見ないですね)でアイスクリームを食べてきました。
帰りはロウワーマンハッタンの風景がよく見えます。
ブルックリン側とはまた違う味わいでなかなか良い
ひときわ輝くワンワールドトレードセンター
フェリーターミナルは地下鉄のAラインSouth Ferry 駅からすぐで、とてもアクセスしやすいので、ぜひ観光プランに加えてみてください。
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さてここでもうひとつ、NYの交通でおすすめしたい場所がこちらのROOSEVELT ISLAND TRAMWAY(ルーズベルトアイランドトラムウェイ)。
59stx2ndAve.にあるトラムターミナルから、イーストリバーに浮かぶ「ルーズベルト島」へ向かうトラム=ロープウェイです。
こっちは無料ではないのですが、地下鉄の1回料金 OR 乗り放題メトロカードがあれば、乗ることができます。
ちょっと遊園地ぽくてわくわくしますね
スキー場のゴンドラぽいものを想像してました
(↓こんなの)
実際はこれ↓ 思ったのの5倍くらい大きかった
高層ビルの夜景とかと違って、ミョーにリアルな感じで空からニューヨークが見えます
片道3分程度の旅ですが、想像よりかなり高いところを通る
ムダに迫力があり楽しい
別に観光客を楽しませようとしているわけではなく、歴史の長い「一般市民の足」なんだそうですが、すごいエンターテイメントになってしまってます
飾りたくなるデザイン
橋が並行しています。実はクルマでも渡れますし、地下鉄でも行かれます
ルーズベルト島が見えてきた!
ターミナルに到着
今回は乗らなかったですけど、ルーズベルト島を1周する、無料バスもあるそうです。
実はルーズベルト島は「八重桜」の名所だそうで、その時期に合わせられたらなおいいですね。
ニューヨーク=地下鉄のイメージが強いですが、川と海に囲まれているので、フェリーやこのロープウェイなど、交通機関が思いのほかバラエティに富んでいました。
移動と観光を兼ねて乗ってみると楽しいです!