こんにちは、ななみんです。
高知、特に幡多(高知県西部)にないものといえば・・・
(・・・いろいろある)
ナポリピッツァもそのひとつ!
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ナポリ風ピッツァとは?
ピザ、ピザ、って適当に言いますが、ナポリ風ピッツァはきちんと決まりがあります。
ナポリでは、古くから伝わるピッツァ職人の伝統技術が世代交代を経て変っていくことを防ぐため「真のナポリピッツァ協会」が設立されており、市をあげてピッツァの伝統的な製法が守られています。
ここで同協会が定める“本物のナポリピッツァ”と呼ばれるための最低限の条件をご紹介しましょう。■生地に使用する材料は、小麦粉、水、酵母、塩の4つのみ
■生地は手だけを使って延ばす
■窯の床面にて直焼きする
■窯の燃料は薪もしくは木くずとする
■仕上りはふっくらと、「額縁」がある
■上にのせる材料にもこだわる
薪窯っていうのがハードル高いですよね・・・
さらに食べ方にもちょっとした決まりがあり、なかなか面白いんですよ。
詳しくは日清製粉さんのこのページでどうぞ。
東京で1週間に3回ピッツァしてきました
こういうものはやっぱり東京でしょ!ということで、1年分のピッツァ不足を補うべく、1週間で3か所も行ってきました。
中目黒・武蔵小山・永福町を勝手に聖地と呼んだのは、この3つの街にそれぞれ2軒ずつ評判の高いお店があるからなんです。
各所からランダムに1軒ずつ選んで合計3軒を1週間の東京の滞在の間に訪ねました。
デーモン閣下がいそうな聖林館【中目黒】
まず構えが個性的です。ピッツァ感ゼロ。
名前の印象からもデーモン閣下を思い出しましたが、全然関係ないようです。
むしろ店内にはビートルズが流れてラブ&ピース。
ピッツァは2種類(マルゲリータ、マリナーラ)しかない潔さ。
ちなみに、「マリナーラ」というチーズのないピッツァは焼き加減が難しく、チーズがない分、味のごまかしも効かないということで、頼むと「ツウっぽい」らしいですよ。
わたしたちはチーズ好きなので、やっぱりマルゲリータ。
具材、チーズと生地の分量バランスが絶妙。ちょっと油が多い感はあったものの、美味しかったです。
パスタもあったので、プッタネスカ(アンチョビ、オリーブ、トマト、ケッパー、唐辛子などが入った”娼婦風パスタ”と呼ばれるもの)を頼みました。こちらは1600円。
一見焼うどんみたいに見えて、「えっと・・・」だったのですが、味はこれまた意外に美味しかったです。こっちも油多めではあるかな。
階段、バリアフリーの真逆すぎる。弱者には入れない店。
勝手採点(5☆満点)
- 味
- コスパ
- 店のインテリア、雰囲気
- 接客
- 総合点
ピッツァの味だけではとっても高得点なんですが、あまりにオシャレすぎるエッジの立った店全体の雰囲気と接客が、あまりわたしの感覚と合いませんでした。
あとちょっとコスパ的に高い印象を持ってしまいます。スミマセン!
明るくて開放的なラ・トリプレッタ【武蔵小山】
昔は庶民的だった武蔵小山も、だいぶ駅前が整理されて地価が高くなってそう~な印象。
そんな住宅街の一角にあるトリプレッタ。
店構えがラブリー!
店内も明るい雰囲気で、リラックスできます。働いているのがほぼ全員若い男性で元気!
薪もインテリアのうち。
壁が黄色であたたかい感じです。
ランチは大きいピッツァとドリンクで1000円と、聖林館に比べると急にコスパが良く感じます。
フェリーチェとマルゲリータ。
どちらもハズレなし、美味しいです!
フェリーチェはトマトソースのないタイプのピザですが、これもこれで美味しいものですね。
2枚食べるなら、どちらかはトマトやチーズなしでもいいかもと感じました。
勝手採点(5☆満点)
- 味
- コスパ
- 店のインテリア、雰囲気
- 接客
- 総合点
気軽に通えるお店。近くに欲しいですね~
優しい接客が印象的!なラ・ピッコラ・ターヴォラ【永福町】
3軒目は井の頭線の永福町。とても雰囲気の良い住宅街でしたが、ふだんなかなか用事のないところです。
ここも住宅街の中にかわいらしく存在してます。
これが意外と中が広かった!雰囲気はほんとにナポリのピッツェリアです。
マルゲリータは1,580円で、ランチタイムはこの価格のまま、サラダ、ドリンクが付きます。
カウンターという特等席?だったので、ピッツァを作るところがよく見えてラッキー。
イタリア人らしき職人さん!いやー、手さばきお上手でした。
実は東京に来てからの飽食でかなり胃が疲れており・・・
『ランチは一人前で、ドリンクだけ単独別オーダーしていいですか?』
とお願いしたところ、快くOKしてくださいました。
ほんとはNGですよね、すみません。
ピッツァは、トマトソースがシンプル。トマトそのもの?といった感じでさっぱりしており、とても美味しかったです。ただ、こちらもちょっと生地の方が多い(ソースやピザの分量に比較して)感じはしました。
全般に好印象ですが、しょっちゅう来るとなると、値段が少し気になるところ。
勝手採点(5☆満点)
- 味
- コスパ
- 店のインテリア、雰囲気
- 接客
- 総合点
総評。3軒の中でどこがベスト?
結論からいうと、味は
ほぼ同じ!!
でした。歴史も長く、グルメサイト評価も圧倒的に高い3軒で、美味しくないわけがない。
総合点からいえば「ラ・ピッコラ・ターヴォラ」を推したい。
今回は全部ランチでしたが、特に夜に行くなら、ターヴォラの雰囲気がよさそうです。
まとめ
やはり東京は選択肢が豊富ですね。順位をつけましたけど、でも上の3軒はどこもレベルが高いです。
東京ではぜひお訪ねください。
ちょっと関係ないですが、ナポリピッツァは「耳」(コルニチョーネ)が大きい。
コルニチョーネはそこだけ空気を残して焼いたときにふくらまし、触感を楽しむというナポリピッツァの特徴なので美味しいのですが、ボリューム過多なんですよね・・・それが悩みです。