<<我が家のリノベ概要>>
2017年、築70年程度(推定)の古民家購入
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2021~22年にかけてリノベ
(8~9割がた工務店に依頼、残りDIY)
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2022年末に入居
キッチン通路幅とは、対面型キッチンでいう、キッチンとカップボードの間のことです。
家づくりに関連して、「キッチン通路幅はどれくらいにした?」って、わりと良く聞かれる質問なんですよね。
マニアック!!
と思いきや、それには大きな理由があります。
たいていの家の場合、キッチン通路幅を広くすると、リビングが狭くなる。
逆に通路幅を狭くすると、リビングが広くとれる。
うーん、どっちを優先する?というツライ二択を迫られるわけ。
より具体的に言えば、
みたいな会話(戦争?)が起こりがち。
みんな失敗したくないから、つい他人の例を聞きたくなるんですよね。
わたしも、事前に検索しまくりました。
ところが、いざそれを決める場になったら、我が家はリフォームだったので、「構造上、取れない柱」というのがあり、そもそもキッチンの全体の幅が、225センチと決まっちゃったんですよね。
キッチン本体の奥行きは規格で65センチなので、残りは160センチ。
これを、カップボードと通路で分け合うわけです。
カップボードは奥行き45㎝が主流のようですが、調理家電やらコーヒー道具が多い我が家、カップボードの奥行きは60㎝欲しい。
それで、「通路幅100㎝+カップボード奥行60㎝」に落ちつきました。
争う余地もなかった!
さて、キッチン幅は、1人で立つなら80-90㎝、2人で立つなら100-120㎝くらいが良い、とよく言われています。
我が家は夫婦2人でキッチンに立つこともけっこうあるので、(偶然だけど)100㎝は意外とベストな回答だったかも。
仮に身長153㎝のわたしが1人で使うときを想定しても、あまり広いと、振り返ったときにカップボードが遠い!!となりそう。
110はぎりぎり、120だと広すぎだったかなという印象です。
でも、これって、キッチンに立つ人の体格によりますよね。
冨永愛さんだったら(なんで急に)、1人でもキッチン通路幅120㎝でも良さそう。
ともあれ、標準的な日本人夫婦なら、キッチン通路幅100㎝あれば2人で使ってもまずOKじゃないか、というのが結論です。
もう1つ、キッチン通路幅が100㎝あって良かったのは、「引きだし」との関係。
前も言ったかもしれないけど、大事だからもぅ1回言う。
我が家のカップボードの引き出し、奥行きは52㎝。
一方、食洗機も、引き出すと(偶然だけど)52㎝ある。
洗い終わった食器をしまうのに、〇の場所に立って水平移動することができますので、これはかなり便利です。
〇の箇所は、50㎝あると、人ひとりが立つのにちょうど良い広さ。
カップボードの引き出しとの関係も、キッチン通路幅を決めるにあたって考えておいたほうがいいかもしれません。
上記に書いたように、キッチン通路幅は構造上の制限があったので、夫婦で争うこともなく決まったのですが、そのとき「こういう制限があるのも、案外ラクだな」、と思ったんですよね。考えること1つ減った。
家づくりは悩むと選ぶの繰り返しで、もう考えたくないよ~ってなる瞬間がけっこうあるんです。
自分たちで全部決めたいのと、誰か決めてくれ~というのとのせめぎ合い。
そう考えると、建売って案外いいのかもなーなんて思ったり。
家づくり、ものすごく消耗するという覚悟が必要です!