古民家リノベ

<<田舎でリノベ>>8.ガルバリウム鋼板の屋根、夏の暑さ&雨の音は気になる?

<<我が家のリノベ>>

2017年/築70年程度(推定)の古民家購入

2021~22年にかけてリノベ
(8~9割がた工務店に依頼、残りDIY)

2022年末に入居

リノベーション前の我が家の屋根は、昔ながらの瓦屋根でした。

瓦自体がかなり劣化している上、雨漏りも多少あったので、リノベを機会に全部替えることに。

古民家といえば、やはり瓦屋根が風情ありますよね。

新たに、また瓦屋根にリノベーションしたいのはヤマヤマでしたが…

瓦屋根は材料費、工賃とも高め。
さらに、瓦が重いため、耐震設計上、家そのものの造りもより強固にする必要があるんですよねぇ。

ともかく色々ハードルが高い。

そこで工務店からのおすすめは、「ガルバリウム」ほぼ一択でした。

ガルバリウム鋼板は、アメリカで開発された金属素材で、鋼板をメッキで覆っているもの。金属につきものの「サビ」にかなり強い。
しかも重さは瓦の10分の1!

工事にかかる工数も少ないし、価格も手ごろ、なんといっても耐用年数が、ほぼノーメンテでも30年は持つらしい。

ということは、わたしたちの年齢なら、もう死ぬまでメンテしなくても大丈夫かも…

というわけで、瓦屋根への憧憬はどこへやら、あっさりガルバリウムの屋根に決定!

こんな色見本を頂いて、妙に盛り上がる中年夫婦。

ななみ
ななみ
緑屋根にする?赤毛のアンの世界~
オット
オット
さわやかなブルーか、林業らしいブラウンというのもありかな

ななみ
ななみ
真っ赤な屋根に白壁とかもメルヘンだねぇ

オット
オット
周囲の緑には、映えるかもな

ななみ
ななみ
アハハハ

オット
オット
フフン

ひとしきり盛り上がったのですが、

<翌朝>

オット
オット
…屋根は黒だよなぁ?

ななみ
ななみ
ほかに何があるってのよ

今思えば、一時の盛り上がりでカラフルにしなくて良かったと思います。
田舎で独特な目立ち方をするところでした。

「家づくり 一晩寝かせて 事故防ぐ」

一句できました。
家づくりは自損事故の宝庫です、気を付けてください。

ところで、ガルバの屋根を選ぶにあたり、気になったことが2点あります。

それは、夏の暑さと雨音。

黒い金属って、いかにも高熱になりそうじゃない?
金属に雨が当たったらすごいうるさそうじゃない?

ああだこうだと工務店に相談すると、

棟梁
棟梁
屋根には断熱材(ウールブレス)を入れているので、暑さも音も大丈夫ですけど、音のほうはさらに「遮音テープを貼る」という追加の施工もできますよ

→実際はこんなに標準語じゃない

断熱材をさらに厚くして、暑さを防ぐのもキリがないし。
そこは一般的な厚さで割り切ることに。
一方、遮音テープは費用は数万円程度ということだし、追加でやってもらうことにしました。

基本的に、職人さんを信頼しているので、おおよそのことは言われたとおりにします。

遮音テープというのは、見た目はガムテープくらいの太さで、ごくごく薄い、銀色のテープ。

ななみ
ななみ
えー、こんなんで効果あるのかしらん

と思ったのですが、実際に板金屋さんがそれをガルバの板に貼って叩いてみると、金属音が全然しない!

板金屋さんによると、ベンツ等の高級車の内装にも使われているテープなんだそうです。
へぇぇ。

さて、こんな感じで、できることは全部やって完成したガルバの屋根。

雨の降りまくる梅雨を経て、さらに今、真夏の暑さを経験しているわけですが、結論から言うと、

暑さも雨音も、問題なし!

です。

遮音テープの有無でどれほど違いがあるのか、実際に比べることはできませんが、後から簡単に追加できない工事なので、数万円ならばお願いしておいて良かったです!

ガルバリウムの屋根って、暑さや雨音はどうだろう?と迷っている方の参考になれば幸いです。