こんにちは、ななみです。
1人暮らしをしていた35歳くらいのころ、突然
と思い立ちました。
たぶん、「自分にごほうび、セミダブル」みたいな浅いことを雑誌で読んだんじゃないでしょうか・・・
実はセミダブルベッドの導入は思ったよりハードルが低く、買えばいいだけでした。
そこで選んだのは、無印良品の「タモ材ベッド」。26,000円(写真のマットは別で、フレームのみ)
背もたれに角度がついているのがわかります?
寄りかかって本を読むのに良い、という触れ込みでした。
ま、実際はゴツゴツしててそんなに快適ではないんですが・・・
でもシンプルで好きなデザイン。現在は残念ながら廃盤のようです。
ちなみに同じデザインでシングルベッドだと21,000円なので、価格差もそれほどでもなく、難なく入手。
あそうか、マットレスも替えなければ。(ていうか、マットレスが主役)
当時愛読していたブロガーさんに影響され、ここはシモンズのゴールデンバリューに即決。
これも、シングルとセミダブルの差は、約10,000円なので、まぁ許容範囲・・・かな。
あと必要なのは・・・
「掛け布団」「布団カバー」「ボックスシーツ」「ベッドパッド」「夏用の・・・」「冬用の・・・」etc
ここでようやく当たり前のことに気づいたんですけど
ジワジワとボディーブローのように効いてくる「シングルとの価格差」。
しかし、セミダブルのベッドフレームを買った以上、セミダブルのマットレスを買うしかない。
セミダブルのマットレスを買った以上、セミダブルのシーツを買うしかない。
セミダブルの・・・
セミダブル式に、いや雪だるま式に増えるクレジットカードの支払い。
セミダブルってもしかして何かの闇金なの?
一通りそろえたら、同じシリーズをシングルでそろえるより、5万円くらいは高くついてました。
しかも、ベッドまわりの用品って、セミダブル仕様を作ってないものも案外あったりします。
このシーツがいいなーと思っても、シングル・ダブル・クイーン・キングという設定だったり。選択肢が狭まる。
ともあれいろいろ揃えて、ようやく憧れのセミダブル生活が始まりました。
数日寝て、気づいたこと。
・・・
あれ・・・
・・・
なんか、ベッドの面積、余ってない?
そういえば、わたし人類(成人)の中でも、わりと小さいほう(身長153㎝)で、なんならシングルでも少し余裕があるんでした。
セミダブルの中で、ちょっと絶海の孤島みたいになっている自分。
「所在ない」って、こういうことですかね・・・
もちろん大きいベッドが大好きという方もおられると思うのですが、わたしに関して言えば、大は小を兼ねない。かも・・・
とはいえ、今さら処分して買い換えるのは、労力的にも、経済的にも大変すぎる。
ちなみに、カバーもシーツも、なんでもいちいち大きいので、洗うのも干すのもけっこう大変!!
ごほうびっていうか罰ゲームになってますけども・・・
そんな腑に落ちないセミダブル生活が何年か続いたあと、「罪悪感なくセミダブルを譲り、シングルベッドを買い直す」千載一遇の機会がやってきました。
\結婚です/
幸い(?)、オットとなる人は、もういつ買い換えてもいいような、古いシングルベッドを使っていました。
結婚と同時になぜか(強制的に)セミダブルベッドの主となったオット。
そしてわたしは同じシリーズのシングルベッドを購入して、なんかサイズぴったり。
オットはいまひとつ経緯を理解していないみたいでしたが、
これぞWin-win(押しつけ)。
ところが、ここで予期せぬ事態が起こります。
1人暮らしのときの部屋は、1Kながら居室は8畳。
セミダブルを1台置いても、問題ありませんでした。
ところが、結婚して住んだマンションは、全体は2DKと広いものの、ベッドルームに充てる部屋は、逆に5畳くらいしかありません。
ちなみに、一般的なシングルベッドの幅は100㎝、一方セミダブルベッドは120㎝です。
たかが20㎝、されど20㎝。
都会の狭いマンションでは、この20㎝がいかに大きいことか。
シングル2台なら良かったのに!!
セミダブル+シングルの2台を並べると、キツキツです。
軽い気持ちで買ったセミダブルの副作用が重い。
部屋がベッドでいっぱいで、リングか土俵みたいになってる。
そんな数年ののち、わたしたちは高知に移住することになりました。
現在も住んでいるこの家は、昔ながらの広い古民家です。
借りた時は、「今度こそ広いベッドルームが確保できる!」と安心したのですが、それもつかの間。
家は、たしかに広い。
しかし、古い家っていうのは「広い家を、ふすまで細かく区切る」という昔ながらのスタイルであることが多いんですよね。
要するに、1つ1つの部屋が小さいんです。
よく見たら、ベッドを置くべき部屋が4畳半。
家はどんどん広くなり、寝室はどんどん狭くなるという、このナゾの流れが止まらない。
しかも、今回はベッドを置くと、納戸が空かないという状態です。
魔の20㎝。どこまでもセミダブル闇金の追従が厳しいです。
この魔境の中、唯一の救いは、オットがこのセミダブルをとても気に入っているということ。
そんなセミダブルベッド、ここまで聞いても欲しい人のために、メリット・デメリットをまとめます。
- 伸び伸び寝られる
- 気持ちが贅沢になる
- 何かとコストがかさむ
- シーツなど洗濯が大変
- スペースをとる
- 引っ越しが大変
- 小柄な人は遭難する
圧倒的にデメリット多く見えますが、ようするにお金とスペースに余裕のある人にはおすすめで、わたしのような貧乏性のチビには向いていなかったというだけかも・・・
あなたはどんな寝具でおやすみですか?
ストーリーがあったらお聞きしたいです。