今日まで、1週間ほど東京におりました。
今回の東京滞在で、都内移動中やけに気になったのが、
「大きな電話ボックス」
みたいなコレ。
やたら、色んな駅で見るなあと。
ちらっと横目で説明を見てみたら、時間貸オフィスなんですね。
東京の人は、移動時間にまで、こういうところ寄って仕事するのか。
んー、なんか、飛行機に乗せられるときの犬(?)みたいで、こんな狭いところに入って仕事なんて、なんか大変ですねぇ。
のびのびとした田舎のフリーランスであるわたしは、
と思いながら、何度か横を通り過ぎる。
さて、明日は高知に帰るという本日、所用が1日に重なって、わたしはバタバタと都内を移動しておりました。
東京駅で八重洲口から丸の内口までの通路(遠いよね??)を急ぎ足で通過していた瞬間、スマホに一通のメールが。
内容は書けませんが、わたしのミスで「とにかく急いで取引先に電話をしなければならない」という状態が、突然発生!
わりとパニック!!
だって、仕事の電話、しかもお詫びモードをこんなザワザワしたところでできるわけない。
かといって、「完全に静かなパーソナルスペースってどこにあんの?」
カラオケボックスに移動?
数分の電話のために?
家に帰る?
いや間に合わない!!
あわわ、あわわ、として周囲をキョロキョロ見回したら、眼に入ったのは
出た!!
でかい箱!
いや、違う、神の降臨…!
「短時間、静寂な場所で、1人になりたいです」
というわたしの急な願いが急に叶ったんだから、神以外何物でもなくない?
その場でスマホから即座に会員登録をして、即座に使用開始します。
しかし、おそるおそる中に入ってみると、なんかこの「飛行機内の犬」みたいな状態がわりと心地良い。
内部は、1㎡くらいでしょうか?
イメージはビジネスホテルのデスクエリア部分のみと言った感じ。
シンプルというか、ザ・殺風景という感じですが、まぁ、ここでそんなにエンタメ感出しても、仕事の邪魔ですしね。
電源、USB、空調、と、必要にして十分なものが揃っています。
なんといっても、椅子がちょっとしたソファっぽくて良い!!
デスクも、たぶん奥行60㎝くらいあって、かなりゆったりです。
目的の電話も心置きなく完了。
仕事上のミスを帳消しにはできないまでも、すぐに対応できたことで延焼を防げたので(何やらかした?)、ものすごくありがたかった!
外からは全く見えないし、遮音もしっかりしている。
「人から見られないひととき」ってのは、想像以上にリラックスしますね。
今回は15分というミニマムな利用で、250円(税込み275円)でした。
そうかー、使えるな、これ。
確かに、考えてみれば、予定と予定の間に20分とかの微妙な空き時間があるときって困りますよね。
たとえば、カフェに入っちゃうと、席につく→注文→コーヒーが来た→残り8分とかで、突然「コーヒー一気飲み」という刑罰を課せられるっていうことありません?(わたしはある!!)
そういうときも、こうした場所があると結構助かるのかもなぁ。
ちなみに、この中でお食事はNG、アルコールNGです(ソフトドリンクくらいは良さそう)。
こうしたオフィスはここ数年で急増しているらしく、
など、数社が展開しているようです。(カッコ内は母体会社)
利用料金体系はどこも似たような感じですが、写真を見る限り、わたしの利用した「テレキューブ」の椅子がソファタイプで一番快適(※)そう。
※ 他のところでもあるかもしれませんので、参考まで。
お昼寝すらできるのでは…!
いやー、やっぱり都会ってスゴイわ。
…と思ったのですが、待てよ、よく考えたら、田舎はほぼ「1人にクルマ1台」だよな。
てことは、全員、いつもオフィスを背負って移動しているようなもんだよね?
そっか、田舎なら、急な電話に悩むことない(笑)
クルマを停めればいいだけだから。
よりスゴいかも!
ただ、外から見えないことや、ちゃんとしたデスクであるということは、やっぱり大きな価値があるので、そんな都会―田舎対決(?)はどちらが勝利とも言えませんが。
ちなみに、JRによると、駅前にカフェもないような小さい駅などに配置すると、それこそこれを「カフェ代わりに使用」とか、果ては「これを使うために駅に来る」とか、駅の在り方すら変える存在になりつつあるようです。
ともあれ、この箱の存在や使い方を知っておくと、いざという時に役に立つかもしれない!と思った次第です。