愛用品レビュー

日立vsパナソニック。ドラム式洗濯乾燥機選び、夏の陣が終結 <買うなら8月>

かれこれ数か月も悩んでいたというか楽しんでいたドラム式洗濯機選びが終結しました!

勝った(買った)のは日立

本当にぎりぎりまで、パナソニックと迷いました。

CONTENTS

ドラム式洗濯乾燥機を出している国産の主なメーカー

現在ドラム式洗濯乾燥機を出している国産の主なメーカーは、

  • 日立
  • パナソニック
  • シャープ
  • 東芝

の4社。

このうち、現在使っている洗濯機のメーカーである東芝は、「違うのを使ってみたい」という理由から却下。さらにシャープは「洗濯機のイメージが薄い」ので却下。

このあたりは直感でバサバサと。

候補となった2つのドラム式洗濯乾燥機

あとは日立とパナソニックなのですが、予算x欲しい機能で考えると、自然とこの2つに絞られます。

候補1.日立 BD-SX110C シリーズ

日立のドラム式の中で、唯一「AIお洗濯」(複数のセンサーで洗濯物の状況を測り、布質・汚れ量・水の硬度などに合わせて洗い方や運転時間を制御する)と「自動洗剤投入機能」を搭載。

候補2.パナソニック  NA-VX8900 シリーズ

パナソニックのドラム式の中では上から2番目の機種。最上位機種と比較して、スマホとの連携とタッチパネルはないものの、それ以外の機能は最上位機種とほぼ同じものを備えている。

日立とパナソニックのドラム式洗濯乾燥機 比較ポイント

1.実売価格

両者は実売価格で、16~18万円前後といったところ。

わたしの見た感じでは、同レベルの商品でも、パナソニックのほうが日立よりだいたいいつでも1~3万円高く推移していました。

ブランド的にパナソニックのほうが上で、その分高いのか、それとも見て分かりにくい差があるのか。この価格差がどこから来るのかは正確には不明です。

実売価格評価

日立 > パナソニック

2.洗濯機能

洗濯機能が一番重要なのは当然なので、口コミ・レビューを読み込んでるうちに気づいたのですが、そもそも、生活する場所や暮らし方によって、着る服も汚れ方も全然違います。
そして衛生観念(どこまで綺麗なら満足?)も、個人差がある。

洗濯については、他人の意見ってあまりあてにならないと思ったんですね。

それに日本の家電メーカーにとって、「洗濯機」は基本中の基本といえる家電。
どのメーカーも、技術を結集して、現在可能な最高レベルに達しているに違いない、と思いました。

結論として、あまり洗濯機能を深く追うのはやめることに。

洗濯機能評価

日立 ≒ パナソニック

3.乾燥機能

洗濯機能より重視したのはむしろ乾燥機能。

というのも、現在使っている洗濯乾燥機はだいぶ古いもので、乾燥方式が「ヒーター方式」なのです。

ヒーター方式は、要するに「ドライヤーをずっとかけて洗濯物を乾かす」といったイメージ。

電気もたくさん使うし、当然そのぶん電気代もかかるので、この方式はドラム式ではあまり使われなくなっています。

代わって現代の主流は、「ヒートポンプ方式」というもの。空気中の熱を利用して温風を発生し、洗濯槽内を除湿した状態で衣類を乾燥させます。温風の温度は約60℃以下と低め。

ヒーター式に比べると、ぐっと電気代が減ります(後述)。

さらにもうひとつ、日立のドラム式だけが採用しているのが「ヒートリサイクル方式」
運転時に発生する熱を回収して再利用する方式で、状態としてはヒーター方式に近いけれど、電気代はヒートポンプとあまり変わらない、といったものです。

乾燥のところに個人差って出にくいので、ここはレビューを読み込んでみると、どちらかといえば日立のほうが「しっかり乾く」「しわが出にくい」という点で満足度が高い様子

乾燥機能評価

日立 > パナソニック

4.容量

現在使っている洗濯乾燥機の容量は、洗濯6キロ・乾燥4キロ。
オットが独身時代に買ったものなので、シングル仕様です。

ふたり暮らしになっても、都会のサラリーマン夫婦ならこれで足りていたんですが、高知に来てからはやたら汗をかくので1日に何回も着替えたりする(笑)し、そもそも林業を始めたオットは、必然的に洗濯物が増えます。

というわけで、ファミリー並みの洗濯11キロ・乾燥6キロサイズ以上が希望だったのですが、候補の2モデルはどちらもまったく同じでした。

容量評価

日立 = パナソニック

5.ランニングコスト

買った後にかかるコストも重要です。

洗濯から乾燥にかかる電気量を1kwh=27円で計算してみると、こんな感じになりました。

パナソニック NA-VX 8900Lの場合

  • 標準コース 930wh / 25円(所要98分)
  • 省エネコース 620wh / 17円(所要165分)

一方、日立の場合。

日立 BD-SX110CLの場合

  • 標準コース 850wh / 23円(所要165分)

こうして見るとパナソニックの省エネコースが一番コストパフォーマンスに優れています。
日立は、前述したヒートリサイクル方式の乾燥が、ヒーター方式に近いせいかちょっと高め。

とはいえ、パナソニックと日立との差は1回あたり6円

2日に1回洗濯したとしても、1か月の差は100円以下(15日x6円)なので、まぁ誤差の範囲と言っても良いのかなと思いました。

ちなみに現在使っている2007年製のドラム式洗濯乾燥機、1回あたりの消費電力量は2000wh・・・新しい洗濯機の2倍~3倍の電気を喰うものでした。

こと家電製品の省エネ効果については、新しいものほど優れていると言わざるを得ないようです。

ランニングコスト評価

日立 < パナソニック

6.デザイン

洗濯機なんて持ち歩くもんでもないし、デザインなんてどーでもいいわ、という感じですが、わたし的には、日立のほうが好き。特にこのパネルのデザイン。

<日立>

<パナソニック>

パナソニックはボタンの色使いなどが、うちにあるパナソニックのホームベーカリーに似ていて、「洗濯機なのにパンが焼けそう」なんですよね。ほんと個人的な感想です。

また、パナソニックが「真っ白」であるのと対象に、日立は「シャンパンロゼ」という少し落ち着いたカラーであるのもいい感じでした。

デザイン評価

日立 >> パナソニック

日立とパナソニックのドラム式洗濯乾燥機 比較ポイントまとめ

まとめてみるとこんな感じになります。

 日立パナ
価格
洗濯
乾燥
容量
コスト
デザイン

本当に僅差ですし使ってみないとなんともいえないものの、現時点では日立の勝ち!

もっとカンタンに言うと、「2~3万円の価格差を埋めるほどのメリットがパナソニックに見つからなかった」ともいえます。

最後の決め手

いろいろ較べてきたんですが、最後の最後に決め手になったのは

オット
オット
白物家電は、日立じゃない?

というオットの一言!!!

なんとなく「白物=日立」っていう刷り込み、確かにある!
(今の若い人にはあまり通じないかもしれませんが)

わたしの細かい比較検討はいったい何だったのかと思わせるパンチのある意見でしたが、まぁ、選択を後押ししてくれたんで、良かったと思います(笑)

そのようなわけで、こちら↓を購入しました。

ドラム式洗濯乾燥機を8月に買うと良い理由

ドラム式洗濯乾燥機ってね、高い!!めっちゃ高いです。

発売してすぐは、30万円くらいするのがザラ。

パナソニック最上機種のこれ↓などは、発売時は¥369,483です・・・

 

うちの軽トラ(中古)より全然高いのですが!?

 

しかしもちろん時間が経つと少しずつ価格は低下します。

で、いつが一番安いかというと、8月。

多くのドラム式洗濯乾燥機は、9月に新モデルが出ることが多いので8月のお盆~下旬は、旧型モデルが一番安くなりやすい。

旧型といっても毎年機能がそんなに飛躍的に伸びているわけではありませんし、まったく問題なし。

ただし、あまり待ち過ぎても在庫がなくなったりしますので、どこで決めるかは結構難しいですね。底値を狙いすぎないほうがいいかと思います(笑)

たまに11月発売というサイクルもあり、その場合はそのモデルの旧型は10月が一番安くなる可能性があります。

まとめ 洗濯機の買い替えは「ちょっと早め」がいいかも

実は洗濯機の買い替えを検討しはじめたときは、まだ今使っている洗濯機がそこそこちゃんと使えていました。

でも時々エラーが出始めたし、年数的にもかなり使い込んでいたので(すでに11年目)、完全な故障をする前に、前倒しして買い替えることにしたのです。

買い替えを検討 → 買う機種を決定 → 納品 まで、なんだかんだ3か月くらいかかった(特に注文から納品まで3週間もかかったのは想定外)のですが、その間に、洗濯機の状態は悪化する一方。

いまやいつ動かなくなってもおかしくないくらいの感じに・・・
結果論ですが、早めに買い替えを検討しはじめて良かった。

洗濯機と冷蔵庫だけは、早めの手当てがいいのかななんて思いました。

使い心地が楽しみです。