カフェ日記

カフェ1周年記念イベントの舞台裏と、ちょっとスベってた話

こんにちは、ななみんです。

先日も書いた通り、週末経営しているカフェが1周年を迎えました。

・・・といっても、週末(春と夏は週3日)経営ということは、週5日~6日経営するお店からくらべたら実質半年ですが。

ななみん
ななみん
飛び級?

ともあれ1シーズン廻ったということは確かだし。

一説によると、「喫茶店で3年続く店は半数」だそうです。ということは1年以内でなくなる店もそこそこあるということでしょう。

一言でいえば、喫茶店業界の現状は

多産多死

という発展途上国の赤ちゃんみたいな状況。
店を開くのはカンタンですが、続けるのは難しい。

そんな厳しい中で、こんな田舎で、飲食店経営の経験もほとんどないわたしたちがやるお店なんて真っ先になくなりそうなのに、1年続いたというだけでもすごい、ありがとうというしかありません。

というわけで、支えて下さる皆様に向けて、感謝のイベントをやろう!と思い立ったわけでした。

1周年記念イベントでやりたかったこと

主に4つです。

  1. サービス価格で提供すること
  2. 石窯でパンを焼くこと
  3. 物販をすること
  4. 営業時間を長くすること

やりたかったことその① サービス価格で提供すること

ふだんの平均単価は、ドリンクとスイーツで900円くらいなのですが、思い切って500円くらいで楽しんでもらいたかった。まだ来店したことのない人も、気軽に試せる価格かな?と。

ただし500円でふだんとまったく同じサービスをしていると、客数が増えたときに店が完全に回らなくなる上に赤字になってしまうので、

  • ドリンクに紙コップを利用する
  • お水はセルフサービスにさせてもらう
  • ケーキはふだんの80%サイズにする

というシステムに。
なるべく本質的なところでクオリティを落とさないように、妥協点を見出しました。

やりたかったことその② 石窯でパンを焼くこと

以前、試しに石窯で焼いたパン。

【しまんと暮らし】石窯でパンを焼いてもらった!人生の”シェアとコラボ”を考える1日こんにちは、ななみんです。 カフェを始めてから一番良かったこと・・・ それは、人とのつながりが一気に増えたことです。 ...

それがあまりに美味しかったもので、

ななみん
ななみん
パン焼こう!売ってあげよう! 

と思い、オットに石窯を扱ってもらい、同じ四万十市でカフェRuKuRuを経営するモエちゃんの協力でパンを焼くことに。(言うだけで自分では何もできない)

石窯でうまく焼けると本当においしい!
モエちゃんのパンは自然派で優しい
おまけでお祝いにこんなパンまで焼いてくれました。すげー

わたしのお願いに付き合ってくれたモエちゃんですが、良く考えたら、「いつもと勝手が違う、しかも不安定な石窯」で焼いて売るって・・・

ななみん
ななみん
けっこう迷惑だったのでは!

遊びで焼くのなら問題ないですが、売るとなると全然違いますからね。

ごめんねモエちゃん(あとのまつりだけどさ・・・)

結果としてさすがモエちゃん、しっかり焼いてくれたし、パンを置かれた店内はとてもかわいらしくなり、本当に良かったです。ありがとう。

感謝!

やりたかったことその③ 物販をすること

もともと、わたしたちのカフェではほとんど「物販」をしていませんでした。

それはあまりに「売らんかな」な感じになるのは嫌だな、という単純な理由だったのですが、1年が過ぎてみて、少し考えが変わるところも。

自分がお客なら、お店に行ったときに何かモノが並んでいたほうが楽しいんですよね。多すぎるのもアレなんですけど。

それにカフェのロケーションが素晴らしく、ここをいつも独占させてもらってて良いのかなぁと。

そこで今回はパンのほか、コスメや黒糖なども並べてみました。

四万十の山奥で「ちいさな木こり」ブランドを展開する涼ちゃんのコスメ
若者が、自分で考え、自分で立ち上げているブランドです。
ひとりメーカー、かっこいいですよね。

かわいいロゴが人気あった
貴重なミツロウで手作りされたクリーム類

ハンドクリームもリップクリームも、いまどき100円ショップでいくらでも買えるけれど、やはり本物の自然由来のものは安心して使えます。

ひとつしかない自分のカラダに使うものだから、少なくともまじりけのないものを選びたいなと最近考えるようになりました。

そして、お隣の黒潮町で作られている黒糖。

ほとんど沖縄みたいな風景のさとうきび畑
イリノザトウさんの黒糖は、コクと香りがピカイチ

これも間違いのない本物。こちらはご夫婦だけど、すごく丁寧な仕事をされているのに共感、感動して商品を置かせてもらっています。

ここの黒糖は、お菓子の仕上げや、黒糖バタートーストなどにすると絶品です。
わたしはもともと黒糖がニガテだったんですが、こちらのを食べてから概念が変わりました。

さらに、家主さんにも

ななみん
ななみん
なんか置いてくださいっ

と(何もない季節に)ムチャぶりして、

置いてもらった無農薬・無肥料の柑橘。
珍しいシークワーサー。そして酢みかん類は、TakeFreeのプレゼントとして。

各種の酢みかんは高知の名産!

こうした物販、結果として完売したわけではないんですけれど、「にぎやかな雰囲気」であることが大事なので、良かったな~と思います。

もちろん、イベントではなく商業ベースとして考えるならもっとシビアにならなければならないのでしょうが、やっぱりそうなるとわたしはちょっと苦手かもしれません。

今後どんなふうにしていくかは、未定です。

やりたかったことその④ 営業時間を長くすること

本来、お店は13時からの開店なのですが、いつも12時くらいからお店の前に現れる方がちらほらいらしたりして、

ななみん
ななみん
もう少し早く開店したほうがいいのかなぁ 

とは思っていました。

とはいえ、こちらの体力の問題もあるし・・・と悩んでいたのですが、今回はこういう機会なので、11:00開店を試してみることにしました(閉店は変わらず17:30)。

さて、結果はどうなったでしょうか?

感謝と実験の2日間。結果はこうなりました

まずは、良かったことから。

  1. 来客数が2日間で100名突破
  2. 買い物を楽しんでもらえた
  3. 満席お断り&長い待ち時間がなかった

結果① 来客数は2日間で100名を突破

正確には103名。

カフェとして多い、少ないはわかりませんが、この「他になんもない場所」にわざわざ来てくれた人が100名もいた、というのはもう単純にすごいことです。ありがたい・・・

結果② 買い物を楽しんでくれた人がけっこういた

完売!とはなりませんでしたが、見た感じではそこそこ楽しそうに商品を見てくれている人がいました。

待ち時間を過ごしてもらうのにも、悪くはなかったかなと思っています。

 

結果③ 満席お断り&長い待ち時間はあまり発生しなかった

ふだん一番心苦しいのは、「満席で入店をお断りする」というケース・・・!!

ここに来るだけを目的にして、市の中心から往復40分とか何もない道を走ってきたのに入れないって

ななみん
ななみん
倒れますよね

町の中で「銀行のついで」とかに寄ってもらえるお店とは違うので、このあたりが実は最大のプレッシャーでもあります。

今回は

  • 開店時間を早めた
  • 紙コップの利用やセルフのお水サービスで省力化→商品提供までが高速化
  • 補助いすを多めに準備

などで、満席でのお断りはゼロ、お客数の多さのわりには、待ち時間もかなり短くできました

それでもタイミングによってはけっこう待たせた方もいらっしゃいました、申し訳ありません・・・

ともかく、いいことがたくさんありました。
しかし一方、こんな事態も。

こんなはずでは ① お祝いをもらいすぎた

これです。

今回、最大の目的は、「感謝サービスデー」で

ななみん
ななみん
お得感を味わってもらおう♪

だったのに、かなりの方からお祝いを頂いてしまいました・・・

ななみん
ななみん
ゲ、かえってお金遣わせてる!!

なんかスベってませんかね、わたし。

本当に恐縮です。
「良かれと思ってしたことが、かえって気を遣わせる」の見本みたいなケースでした。
しかし世の中は、わたしが考える以上に優しい人であふれていますな・・・

シンプルに感謝を伝えるってなかなか難しい!

とはいえ、ここはストレートにご厚意に感謝して、これをまた誰かに「恩送り」できることを考えたいと思っています。

こんなはずでは ② ふだんを知らない人はキョトン

いつもいらしてくださる方にとっては、
「記念のサービスデーです。本日のみ紙コップになりますけれど・・・」

というのも、ちょっと目新しいという感じで受け止めてもらえたと思います。

ただこの日、何も知らずにたまたま来店したお客さまも当然ある程度いらして、そういう方にとっては

記念?紙コップ?ん?

↓こういう店じゃないの?

みたいな感じもあったかもしれません。すみません。来週からはまたこんな店です。

こんなはずでは ③ 大量のごみ

当たり前なんですが、紙コップを利用すると大量のごみが出ます。

通常の営業のほぼ3倍!!

もちろん想定はしていましたが、いざ目の前にすると、心が痛む
人間がラクをする分のツケは必ずあるんですね。

マイボトルにしましょう!!
うちの愛用品は軽くてすごく扱いやすくて保温(冷)もばっちりなこちら。

 

ななみん’s VIEW ~ 1年でお祝いは早すぎたのかについて

冷静に考えますと、人間でも大々的に祝うのは3歳からだよなぁと。

本当は、1年目なんて、自分で一升餅でも背負って静かに過ごしてれば良かったのかもしれません。

がしかし、はじめに書いた通り、喫茶業界はいつ消えるかもしれない厳しい世界。
もしかしたらお礼を伝えるタイミングを逸したまま、店がなくなる可能性もなきにしもあらずなんですよね。

やはりお礼したいときにしておくべきだ、うん。

関わってくれる、すべてのみなさんに改めて御礼を申し上げます。

あぁっ、ちなみに「11時開店」の常態化は体力的にムリそうな感じがしました・・・すみません。