こんにちは、ななみです。
お正月からもう1カ月経ってしまい、焦っているのはわたしだけではないはず・・・
しかし朗報です。来月5日、また正月が来ます。そう、
春節
中華圏ではこちらが本当の新年(旧正月)ですね。
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中国の旧正月と、餃子
中国では、何かおめでたいことがあったとき、祝日、旧正月の時などに水餃子を食べる伝統があります。
なぜなら、餃子の形は、昔のお金に似ているから。
つまり、「富や幸運」を包み、食べることで裕福になる、金持ちになるという説があり、特に旧正月の大晦日の夕食に家族そろって餃子を作るのは大切な行事なんですね。
中でもわたしが1999年~2000年にかけて住んでいた、中国の西安というところは、餃子の種類が300種類以上あると言われる餃子の本場でした。
この餃子の本場の西安では、「ただの平日」でもなんでも、とりあえず人が集まるとやたら餃子を作ることが多かったです・・・!
中国人の家庭で直接教わってきた、皮から手作りのつやつやぷるぷるしたこの水餃子がわたしは大好きなので、今日はちょっとご紹介します。
ホームパーティーとかで、作ってみるのもおススメですよ。
男性でも子どもでも、作業に参加できるのが良いところです。
西安で習ってきた本場の水餃子レシピ
本場で習った言っても、ふつうのおばさんに教わっただけですが・・・
おそらく家庭の数だけ、違う味があると思うので、「これが正統」とかは申しません。
そもそも、餃子は「超のつくほど」庶民の家庭料理なので、ぶっちゃけ肉と野菜を皮で包んでいればだいたいOKだし、そんなにまずくならない(気がする)。
<レシピ 皮の直径10cm.あん12グラム程度の餃子 30個分>
※ これはやや大きめの餃子に作っています。お好みで、皮を直径8cmくらいにして、あんを10g程度にして小さ目にしても美味しい。
<あん>
- 豚ひき肉 200グラム
- 白菜 100グラム
- にら20グラム、ねぎ10グラム、しいたけ5グラム(戻した後)→このあたりの野菜は、お好みでいいです
- おろししょうが 適量
<合わせ調味料>
- 醤油 大1
- 酒 大1
- 砂糖 大1
- 鶏がらスープまたはウェイパー5グラムを大さじ3の湯でとく
- ゴマ油 小1
- オイスターソース 小1/2
- しいたけ戻し汁(あれば) 大1
- にんにくオイル(ごま油 大1で、にんにく1かけのみじんぎりをこんがりさせたもの)
にんにくオイル以外は、合わせておきましょう。
<皮>
- 強力粉 120グラム
- 薄力粉 120グラム
- 塩 ひとつまみ
- 熱湯 120グラム
水餃子作りの作業工程
- 白菜をみじん切りにして塩を軽く振り(分量外)、15分くらい置いたらしぼる
- 皮を作る。粉、塩、お湯を一気に混ぜる。はじめは熱いので、菜箸でぐるぐると。それから、手でひとまとめにして休ませる。置いておくとだんだんすべすべになってくるので、この時点ではボコボコしててもOK
- ボールに肉を入れて塩を軽く振り(分量外)、しっかり白くなるまでこねる
我が家はスタンドミキサーを使いますが、手でももちろんOK
- にんにくオイルを作る。オイルを弱火で熱し、じっくりにんにくを炒める。こんがりしたら終了。
- 肉に、野菜・調味料・にんにくオイル(にんにくごと)を入れ、こねる
- 出来上がりは、かなりやわらかい感じになりますが、大丈夫。
- あんを、冷蔵庫で休ませる(冷やす)
<皮を用意する>
- 皮を11~12グラムずつくらいに分ける。(±1gくらいは気にしない)
- 皮の伸ばし方としては、中心がやや厚め、周辺は薄め、というのが理想。
- めん棒で、中心から少し外れたところから、外側に向けて伸ばすとやりやすいです。わたしは直径10㎝くらいにしますが、8㎝~10㎝くらいならOK。
中心が3ミリ、外側が2ミリくらいの厚さ(目安)。
- 包む。あんは、12~13gくらいずつです。
この包み方はわたしのオリジナルですが、
なんとなくお花ぽくてかわいいかなと思うものの、
ので、日本ぽい普通の包み方でも全然構いません!
<茹でる>
そして茹でます。だいたい、この大きさで4分くらいです。
小さく包んだら、3分くらいでも大丈夫。
沸騰したお湯に入れて、浮かんできたら水を差して、再沸騰させるイメージ。
完成です~
<おすすめのたれ>
お好みでなんでもいいですし、そもそもこの餃子はかなりしっかりあんに味がついているので、なくても大丈夫かも。
<たれ>
- しょうが10g・長ネギ10g にんにくはお好みで みじん切り
- 醤油大さじ3・酢大さじ1・みりん大さじ2・
- 豆板醤はお好みで追加
黒酢も試して!
中国では、ふつうは黒酢+ラー油で食べます。
この味がやっぱり懐かしいので、うちでも黒酢を常備。こればかりは中国産が良い。
まとめ 手作り餃子は面倒だけど美味しいよ!!
西安を含め、中国の内陸は気候が厳しく、土地はやせていて、お米をあまり作れないんです。
なので、主食は小麦から作る麺や餃子。お米が採れる土地って、豊かなことなんですよね。
厳しい環境だからこそ、たくさんの人が安くカンタンにおなかいっぱいになれる餃子は、とても重要なものなのだったんだろうなぁと思います。
ちなみにこの一連の餃子作業!
ひとりでやると、なかなか孤独で疲れる!!!
そういう意味もこめて、やっぱり何人かでわいわいとやるべき作業だと思う。
わたしは、皮は市販のものにすることもありますよ♪
新年快楽~(Happy New Year)