地元・高知

高知にいるなら必携の「龍馬パスポート」。作り方・使い方の完全ガイド

こんにちは、ななみです。

お出かけの好きなわたしたち夫婦のお気に入りアイテムが、龍馬パスポート

これは簡単にいうと、高知県内の観光施設や道の駅、レストラン、ホテルなどで利用できる

割引券兼ポイントカード兼スタンプラリー

のようなものなんです。

これだけならどこでもありそうですが、龍馬パスポートには「ステージアップシステム」があり、かなり凝っていてお得度の高いつくり。
これは全国でも初の試みとか!

作ってソンはないので、在住者や高知旅行リピーターの方は、ぜひ作ってみてくださいね。

CONTENTS

龍馬パスポートの仕組み

パスポート参加施設の目印は、こののぼり。

この目印がある施設を利用すると専用スタンプを押してもらえます。
1回の利用ごとのスタンプ数と押印条件、基本ルールは以下のとおり。

1回の利用につきスタンプ1個(観光施設等)

  • 観光案内…500円以上の利用
  • 観光施設…入館・入園・利用
  • ご当地グルメ…食べる
  • 日帰り温泉…利用する
  • 道の駅等…500円以上の利用
  • 指定交通機関…利用する
  • 指定イベント…500円以上の飲食等

1回の利用(体験・宿泊)につきスタンプ2個

  • 体験プログラム…体験する(カヌー、トレッキング、塩つくりetc)
  • 宿泊施設…宿泊する

かなり幅広いので、高知で遊んでいると意外に貯めるチャンスはたくさんあります!

注意点としては、同じパスポートの中では、同じ施設のスタンプは1つのみしか有効でないところ。
ただし宿泊に限り、同じ宿泊先でも全部カウントしてもらえます。
(例:同じところに2泊したらスタンプ4つ)

龍馬パスポートのメリット

龍馬パスポートのメリットは大きく分けて3つ。

龍馬パスポートのメリット

  1.  約750の観光施設等で料金割引やプレゼントなどの特典あり
  2.  全国初のステージアップシステム。パスポートは、青→赤→ブロンズ→シルバー→ゴールド→殿堂入りとあり、ブロンズパスポート以上では、ステージアップするたびにもれなく県内宿泊券がもらえる
  3.  各施設それぞれのスタンプが観光の記録と記念になる
 
 
我が家は、現在夫婦ともにブロンズパスポートを保有しているのですが、たとえば、よく行くところでは
 
  • 高知県立美術館 観覧料20%OFF
  • 四万十いやしの湯 半額(680円→340円)
  • オーベルジュ土佐山温泉 割引はありませんが、フェイスタオルとバスタオル無料貸し出し
 

などの特典が受けられています。

ほとんどの観光施設ではなんらかの割引や特典があるので、持っていてソンのないパスポートですね。

龍馬パスポートのステージアップシステムとは?

割引パスみたいなものはどこの自治体でもあるかもしれませんが、「ステージアップシステム」するのは全国でも龍馬パスポートだけなんだそう。
たしかに、おもしろいシステムです。

どんな風にステージアップするのか解説します。

ステップ1.申請書をもらう

まず、最初の申請書は龍馬パスポートのガイドの裏面にあります。
龍馬パスポートガイドは、観光施設や道の駅、あらゆるところに置いてあるのですぐ見つかりますよ。

その裏面に、まず3つのスタンプを集めます。

たとえば、「博物館入館」「道の駅で買い物(か飲食)」「日帰り温泉入浴」など、なんでも良いので、これはわりと1日でも集まりますね。

ステップ2.龍馬パスポートの<青>にステージアップ

ステップ1のハガキで、スタンプが3つ集まったら、青パスポートに換えます

青パスポートに換えられる場所は、以下の5つまたは郵送でもOK。

  • こうち旅広場
  • 四万十市観光協会
  • 安芸観光情報センター
  • 高知龍馬空港総合案内所
  • 室戸世界ジオパークセンター
  • ジョン万次郎資料館
青パスポートはカンタンに獲得できるので、高知在住者はもちろん、高知にときどき来る方も、とりあえず持っておくことをオススメします。

ステップ3.龍馬パスポートの<赤>にステージアップ

青パスポートで6個スタンプが集まったら、赤パスポートに換えられます。

赤パスポートに換えられる場所は、以下の3つ。

  • こうち旅広場
  • 四万十市観光協会
  • 安芸観光情報センター

正直、「青」と「赤」の特典には、それほど大きな違いがないので、赤まで来たら、ブロンズを目指したい!

ステップ4.龍馬パスポートの<ブロンズ>にステージアップ

さて、赤パスポートから少し、ハードルが高くなります。

青パスポートはともかく「6個」スタンプを集めれば良かったのですが、赤パスポートでは、「8個」スタンプで、うち「1泊以上」の宿泊を含めなければなりません

宿泊は1泊につき2個のスタンプがもらえるので、単純にいうと4泊すれば赤パスポートはクリアで、ブロンズに進めます。

青、赤に比べて、ブロンズになると、特典の内容もかなり良くなります。しかもブロンズ色がゴージャスで気に入ってます

ステップ5.龍馬パスポートの<シルバー>にステージアップ

ここからはわたしも未知の世界・・・

なぜなら、ブロンズ→シルバーの壁が、急にかなり高くなるから!

ブロンズ→シルバーになるためには、必要なスタンプが48個!
うち、宿泊は7泊が必須&上限。
つまり、残り34個を、観光や食事、買い物などでコツコツ貯める必要があるんですね~

しかも同じところは1回しか押してもらえないから、好きな場所に通い詰めるのもNG。

ブロンズ→シルバーになると、プレミアムプレゼント(内容は不明)と、県内宿泊ギフト券10,000円分がもらえるとかなり太っ腹なので、これくらいのハードルも当然かもしれません。

いかに効率よく集めるか?考えるのもゲーム感覚で楽しくなってきます

ステップ6.龍馬パスポートの<ゴールド>にステージアップ、そして殿堂入りへ

シルバー→ゴールドになるには、スタンプ72個(うち宿泊は10泊が必須かつ上限、かつ体験が2つ以上)が必要です。

シルバー→ゴールドになると、プレミアムプレゼント(内容は不明)と、県内宿泊ギフト券20,000円分がもらえます。ますますすごい。

そして、いよいよ、ゴールドから殿堂入りへ!

ゴールド→殿堂入りには、スタンプ96個(うち宿泊は12泊が必須かつ上限、かつ体験が4つ以上)が必要です。

殿堂入りすると、

殿堂入り特典

  • こうち旅広場に記念プレート(名札)の掲示(希望者のみ。ペンネーム可)
  • 高知県産スギ材の記念額
  • 選べるプレミアムプレゼント(馬路村のスギを使った特産バッグなど)

が、もらえるそうです。ちなみに馬路村の特産バッグとはこのようなものです。
これ、ひとつは欲しいのですよね。ちなみに27,000円!

ちなみに殿堂入り以降は、「観光達人」が初段から十段まであるそうです!

こうち旅広場に掲示されている人のプレートを見ると、意外と殿堂入りの多いことにびっくり

ステージアップの仕組みのまとめ

文章だけだとわかりにくいので、図解を載せておきますね。
ここまで作りこむ高知県、なんかすごいわ。

龍馬パスポートにハマる理由

龍馬パスポートを作ってから、思ったよりハマっているんですけど、やっぱりそこには理由がある気がします。

ゲーム感覚を創りだしている

単に「お得」だけなら、「めんどうくさい」が勝っちゃうかもしれませんが、これ自体がいかに効率よくスタンプを集めるかというゲーム性を持っていて、ついいろいろ攻略を考えちゃう。

コレクション欲を刺激する

各所のスタンプがいろいろなので、これは見ているだけでちょっと楽しくなります!

回遊を促して新しい高知を発見させている

同じパスポートには、ひとつの施設のスタンプはひとつしか押せません。

そのことによって、よりたくさんの施設へ行くことを促しています。
わたしは温泉が好きなので、「いやしの湯」だけでコンプリートできるくらい通えそうですが、それじゃダメなんですよね。

龍馬パスポートあるから行ってみるか、と言う感じで、ふつうなら行かなかったであろう「龍馬の生まれたまち記念館」というちょっとマイナーなところへ行ってみたらけっこうおもしろかったです↓。

 

宿泊必須かつ「上限」が絶妙

ステージクリアのためには、単純にスタンプ数だけではなくて、「宿泊」を必須にし、上限も決めているところがよく考えられています。

たとえば宿泊に上限がなければ、出張族とかはすぐにスタンプが貯まってしまいます。
でも、宿泊だけではダメとなると、「じゃ、空いた時間にスタンプついでに博物館行くか・・・」となるかもしれない。

高知により親しむきっかけになるかもしれませんよね。

龍馬パスポートは優れている!

「龍馬パスポートを作るほどではない」人にオススメの割引サービス

龍馬パスポートは持ってて損はないんですが、「2泊3日で高知に来ました(次はいつ来るかわからない)」という人にとって使い勝手がいいとは言えません。

そんな人には、高知市内限定になりますが、こちらがおススメです。

MY遊バス

JR高知駅を起点に、はりまや橋、牧野植物園、桂浜など高知市内の観光スポットを回る周遊バス。
これだけでもお得で便利なのですが、これがあると路面電車(200円区間内)運賃無料、観光施設の入場割引などもあるので、高知市をクルマ以外で観光するときにはかなりオススメです。

MY遊バスの詳しいサイト

高知市路面電車 1日乗車券

とさでん交通が運営する、高知市の路面電車。
高知市をぶらぶらするには、これが一番便利でお得です。

MY遊バスほどは行動しない、というときに、安くて便利。

市内均一区間で乗れるエリア地図(PDFに飛びます)

幕末維新博のあいだは、この1日乗車券でも以下の場所で割引がありました。
維新博は2019/1/31(今日!)で終了なので、明日以降はどうなるかちょっと不明です。

短い旅行の人でも全域で使いやすいパスポートがあるといいのですが・・・

まとめ

龍馬パスポートのおかげで、スルーしがちなところに気づくようになりました。
それに、行ったところの記録も残るのが、地味に楽しいです。

たくさんの人が高知でもっと遊ぶきっかけになると思うので、今後もずっと続いてほしいです!