NYに行ったらジャズを聴きたいね、とはオットと言っていました
そんなオットがたまたま見つけてきたのが、大江千里さんのライブ!!
SENRI OE SOLO Tomi Jazz TONIGHT!!!!!
8pm, 930pm
930pm’ show still has seats. Walk Ins Welcome!See you tonight! So Exciting! pic.twitter.com/rHkPSozt7j
— Senri Oe (@1000hometown) June 23, 2019
1970年代生まれのわたしたちにとって、大江さんといえばポップスのスーパースターなんですが、実は47歳からアメリカの音楽大学に留学して、ジャズピアニストに転身されていたんです
それは以前から知っていて興味はあったのですが、実際ライブに行く機会があるとはあんまりイメージしていなくて、チェックが甘かったです
ちなみにこんな本も出されています
大江さんは文章もとても読みやすくてスゴい、と思ったんだけど、よく考えたらシンガーソングライターじゃん・・・(当たり前でした)
47歳からの転身、と聞くと、すごく勝手に親しみやら憧れやらが湧いてしまいます
昔はよくCD聴いてたなぁ~と思いつつ、出かけました
富ジャズという、日系の小さなライブハウス
ちなみにチケットは10ドル、その他、10ドルの消費(ドリンクオーダー等)とチップとなるので、だいたい2人で50ドルほどでした
ビール美味し~(なぜかここまで来てサッポロ飲んだ)
うまく映りませんけど、右手にあるのがピアノ
その周囲をお客さんが囲むような感じで、めっちゃ近い!!
大江さんだ
演奏中は写真禁止なのでありませんが、ピアノ演奏はめちゃくちゃ素敵でした
ビールを飲みながらゆっくり聴くジャズって最高ですね
大江さんといえば、あんな魅力的な「声」を持ちつつ、それを封印してピアノだけで勝負してるってすごいと思う
ちなみに演奏後に一緒に写真を撮ってもらったり、握手してもらったりしました
とっても気さくないい人だった!!
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そしてそれに気をよくした翌日は、今度は「スモールス」というジャズクラブへ行ってみました
ここは、昔NYに駐在していた知り合いの方におススメされたところです
1回料金を払えば、一晩中いてもいい!というジャズラバーにとって嬉しい場所で、しかも価格も安い
昔は10ドルだったらしいですが、さすがに今は20ドルでした
入口で怖そうなお兄ちゃんにおカネを払います
実際にはこの人はとっても優しい人でした↑
その日のアーティストが張り出されています
19:30から始まって、午前4:00までいられるって
でもそんなに聴くのムリだと思う
望遠でもなくこの距離!
他の店はわかりませんけど、前日の富ジャズといい、狭いライブハウスってすごく良い
ギュウギュウに詰めて70人くらいはいたような気がするんですが、イスが並び、みんなドリンクを片手にひたすら聴き入ります
ジャズをBGMにおしゃべりするとかそんなじゃなくて、ひたすら聴く聴く聴く
この日は、アルトサックス、バス、ピアノ、トランペット、ドラムスの五重奏
大江さんのピアノソロも良かったけれど、五重奏は聴きごたえがまた格別!!!
耳というより、カラダで聴くという感じがワクワク感を高めます
せっかくだから午前4時まで聴きたかったですが、1日中歩き回って観光しているので、22時近くなったら早くも眠い・・・zzz やっぱりムリだった
残念だけど、まぁ2時間以上楽しんだので良しとします
以前、東京でジャズライブへ行ったことがあるんですが、そこはかなり広い店でアーティストとすごく離れていて、なんだかホテルのロビーで生演奏を聴いているような気がして正直あまり面白くなかったんです
アーティストと数メートル、っていう距離で聴くジャズがこんなに楽しいとは思いませんでした
店を出たら、次のセッションから入場する人で行列になってて驚きました
人気なんだな~!!
NYはなんでもむちゃくちゃ価格が高いのですが、ジャズライブはそれほど無理をせず行けるエンターテイメント、しかもレベルが高いのですごくおススメです
ふだんは田舎に住んでいても、ネットがあればあまり不便を感じないのですが、ライブのような「生きたアート」というのだけは触れる機会が少ないんですよね
ここまで来たかいがあったなぁ・・・としみじみ思った一夜でした