こんにちは、ななみです。
先日、こんなものが我が家に到着しました。
“HOUSE IN THE FOREST”(額装ポスター)
ファッションブランドのミナ・ペルホネン創設者でデザイナーの皆川明さん作。
彼が、スウェーデンのテキスタイルブランド「クリッパン/KLIPPAN」とのコラボで作ったブランケットがあるのですが、
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そのデザインをポスター化した作品です。
真っ暗な夜空に浮かぶ月と星、深い森の奥、小さな家に続く一本道。よく見ると、愛らしいトナカイの姿も。ここで描かれているのは、皆川明さんがはじめてスウェーデンを訪れたときの原風景です。無数の丸で表現されたユニークなタッチが目を引きます。
これまでに何回かポスター化され、そのたびに即完売の人気だそう!
まったく「絵心」のないわたしですが・・・
この絵に関しては何か妙に惹かれるものがありました。
森の中にぽつんとある家の感じが、これからわたしたちが住もうとしている家にちょっとだけ似ている気がしたからかもしれません。
ほぼブラックに見えるネイビーと白とのコントラストもすっきり感じが良い。
加えて、たまたまこのポスターの販売に気づいたのが、販売開始の5分前!
なんか運命だなと思って(→だいたい散財する人ってこう言う)、わたしにしては高い買い物ですが、購入。
ちなみに数百枚が10分経たずに売り切れました。自分で買っててナンですが、そんなに欲しい人いるんだ、と驚きです。
こんなふうに新居に飾りたいなぁ、
(こんなスペースないぃ!)
ところで、このポスターを描いた皆川明さんが率いる「ミナ・ペルホネン」は、手作業のドローイングをテキスタイル化し、それをアパレルに落とし込んでいるブランド。
日本的な織物の要素と、北欧のデザイン要素が溶け合って独特の世界観を作り出していることが大きな特徴です。
<2022年 ミナペルホネン春・夏コレクションのテキスタイル>
今や「絶大な」人気のブランドといってよいでしょう。
ところで、日本で「北欧」がこれほど愛されているのはなぜなんでしょうね?
わたしも「自分がなぜ北欧に惹かれるのか」、自分のことなのによくわからなかったのです。「流行ってるから、ただのミーハーか?」と思ったりもしました。そうかもしれないが
「なぜ北欧に惹かれるのか」問題が、何となく解決されたのは、2022年1月に東京・渋谷のBunkamuraで開かれていた「ザ・フィンランドデザイン展」のニュースを見たとき。
(実際の展覧会には行けないのが、地方の残念なところ)
「自然が宿るライフスタイル」というのがこの展覧会の副題で、案内にはこう書き添えられています。
豊かな自然と美しいデザインの宝庫、フィンランド。幸福度世界一を誇るこの国で長く使い続けられているプロダクトの数々は、「大いなる自然を忘れない」という思想に裏付けられています。そのようなデザインに囲まれたフィンランドの人々は、大地からの恩恵を生活に取り入れるライフスタイルを愛してきました。
これがそのまま、「なぜ人は(わたしも)北欧デザインに惹かれるのか」、その回答のような気がしました。
オットがよく「自然そのままのありようが、一番優れたデザインだと思う」と言っていますが、つまりそれも同じで、北欧の厳しい自然の中、それに対して敬意を払い、そのままデザインに落とし込んだ作品だから、心惹かれる人が多いのでしょう。
驚くほど単純な答えではありますが、東京にいたころから、なぜか北欧デザインのものを周りに置きたかったのは、少し自然に寄りたかったのかも。
改めてハラに落ちた、という感じです。
観葉植物(バーキンちゃん)のそばに置き、何となく眺める毎日です。