旅の効用

【中国・西安情報】サクッと安く、自力で観光する兵馬俑!路線バスで出かけよう♪

こんにちは、はるか昔に西安に住んでいたななみんです。

当然、世界遺産の兵馬俑には何度も行きました。

その規模は2万m2、戦車が100余台、陶馬が600体、武士俑は成人男性の等身大で8000体とも。

兵馬俑のすごいところは

  • きれいな姿で残っている
  • これだけの数が、すべて顔が違う(ひとりひとりモデルがいるらしい)
  • 等身大よりちょっと大きめと思われるくらいのリアル人間サイズ

というところでしょう。

1つでもうちにあったらスゴい邪魔です。

ってのが数千体あり、それが2000年前以上にすでに作る技術があったという・・・

やはり誰しも「一度は見ておきたい」ところじゃないかと思います。

場所は、西安市の郊外。

旅行会社の日帰りツアーで周辺の観光地とセットにしているものもありますが、兵馬俑にだけ行ければいい!というのであれば、自力で行けば時間も費用もぐっと節約できるんです。

意外にアクセス簡単なので、中国語ができなくても大丈夫なんですよ。

そんな行き方をご紹介しますね。

CONTENTS

路線バス(7元)で行くのが最安!

兵馬俑に自力で行く手段は、【直行の路線バス】が正解。

まず西安駅へ。

ここを正面に見て、右側にバスターミナルがあります。「遊5 306」というバスに乗りましょう!

こんな感じで人がたっくさん並んでるので絶対すぐにわかります。平日の午前中でこんな感じ。休日や連休を想像すると怖い・・・

といってもこのバスは人気路線。

じゃんじゃん来るので、この日はほとんど待たずに乗れました。

きっちり座れる人数を数えてバスに乗せますので座れないことはないです。

兵馬俑までは1時間くらいかかるので、座れないとキツイですよね。

座ってからお金を回収しにくるので、行き先が「兵馬俑(ビンマーヨン)」か「華清池(ホアチンチー)」かを聞かれますので、とりあえずビンマーヨン、といえばOK。

※ 華清池とは、唐の時代に玄宗皇帝が楊貴妃のために造った離宮。楊貴妃が温泉で湯浴みをした場所として、こちらも有名な観光地になっています。

ここでは西安交通カードは使えません。現金のみ、準備しておきましょう。

車内は綺麗で快適です。ほとんどノンストップで兵馬俑の駐車場に着きます。

敷地が異常に大きい。はるかかなた兵馬俑。

さあ兵馬俑!!

と思ったら、駐車場から意味のない庭園(写真なし)を10分程度歩かされます。

わたしが20年以上も前に兵馬俑に来た時には、駐車場からすぐ兵馬俑入口だったように記憶しています。

しかし久々に来たら、敷地が拡大されて、こうした庭園とか、一大飲食街などができていました。こうして消費を促すビジネスモデルなのかなぁ・・・

と考えていると、ようやく兵馬俑入口に到着。もう疲れとるわ。

このあたりから、ガイドの勧誘がすごく来ます。わたしはつけませんでしたが、もちろんガイドがあってもいいと思いますのでお好みで。

周りを見ていると結構ガイド付きの人も多かったですし、ちゃんと熱心に色々説明していました。

兵馬俑で見るべきところ

まずは何と言っても1号坑。いわゆる「兵馬俑」のイメージが堪能できるところです。

彼らは世界各国に出張(?)して「兵馬俑展」のようなものをやっていますが、そういうのはだいたい写真撮影禁止です。が、ここでは撮り放題。

でもこれは出来ません!!クリントンいいなぁ。

2号坑、3号坑とありますが、それらは1号に比べると規模も小さく、原型をとどめていなかったりするのですぐに見終わります。ちなみに、3号は「指揮官」の像が立ち並び、1号や2号の様子と少し異なります。

発掘した馬車などを復元した博物館(秦銅車馬陳列館)も結構見応えがあります。

↑このスタイルかっこいい~

精巧です。

さて、ここまで見終わって、だいたい「駐車場でバスを降りてから」2時間くらいが経過していました。

疲れたので、博物館を出たところで軽食を取りました。ここはケンタッキーからスタバから餃子から麺類からなんでもあります。

ワンタン食べました。

始皇帝陵墓は、わかっていたがやっぱり何もない

それから少し歩いて、始皇帝陵墓へ。

わかっちゃいるけど本当にただの小山(丘?)なんです。墓に文句つけてもしょうがない。

ただその規模を見ると、やはり始皇帝の執念のようなものを感じますね。西安を見下ろすような高台でした。死んでもなお、支配したいんですね。

ここにも先に行くとなんらかの博物館があるらしかったですが、もう疲れたのでこのへんで。

バスを降りた場所に戻ろうとしたら、この陵墓の入り口にもバスが来ていました。西安駅まで行くというのでそのまま乗ることに。帰りは8元でした。

合計滞在時間:3時間30分

というわけで、「一号~三号坑」「馬車博物館」「休憩」「陵墓」を合わせて、3時間30分程度の滞在となりました。かなりゆっくりめに回ったので満足です。

でも時間のない人は「一号~三号坑」と「馬車博物館」をカンタンに見るだけでも結構満足できるのではないでしょうか。

兵馬俑は朝8:30から開館しているので、7:30くらいの306バスに乗っていけば昼に戻ることも可能です。ただできれば時間に余裕もっていって、この果てしない規模に身をゆだねるのもおすすめ!

ななみん’s View

わたしは西安に住んでいた時に、疲れるとふとバスに乗って兵馬俑や華清池に行きました。

ただぼーっと、はるか盛唐の時代に思いをはせるのもなかなかよいものでした。

がしかし、いまや兵馬俑も華清池も、それぞれ150元の入場料がかかります。

いつのまにか、とても気軽に行けない場所になってますね。

都会のお金持ちはともかく、地方に住む中国人にとっても気軽には行けない感じでしょう。

ちなみに20年近く前は、どちらも20元~30元くらいだったような気がします。

どんなに高くても人が来てくれる世界遺産ですから商売っ気が出るのは当然ですが、ちょっと残念な気もします。