こんにちは、ななみです。
前回、「まだまだコロナウイルスについては、のんびりした四万十市」というような話を書きました。
今日はその続編。
本日(3/3)、町へ出たら、テレビで見るようにトイレットペーパーの棚がカラッポな店もあれば・・・
わりとふつうに置いてある店もありました。
お店によって在庫はまちまちで、あまり統一感はなかったです。
でもマスクはどこにもありません。
町を行く、人々のマスク率は依然としてあまり高くなく、装着率は4割くらいでしょうか。
前よりは少し増えたかな、という印象です。
手の消毒液が欲しかったので、ドラッグストアで店員さんにちょっと聞いたら
「関連のものは全部ありません! (`・ω・´)キリッ」
と、訊いてないものまで全否定。
そして
「で、いつ入るかもわかりません! (`・ω・´)キリッ」
と追っかけるように言われました。
だから訊いてないって!(笑)
・・・んだけど、店員さんも、うんざりするほど訊かれるから先に言っておけと思うのでしょう。
なんとなく、こういうキリキリしたやりとりは四万十市らしくないので、あまりやりたくなかったですが。
今回のコロナウイルス騒動、まだ渦中ですけれど、周りのフリーランスや個人事業主の友人・知人の話をまとめてみると、一様にかなりの打撃を受けています。
- 対面会話が濃厚接触なので、授業ができない語学教師
- 体育館がクローズしてレッスンできないフィットネスインストラクター
- 春休みの学生合宿がすべてキャンセル、開店休業状態の民宿
- 大規模な宴会のキャンセルが続く居酒屋
- そんな気になれないからキャンセル、の美容院
などなど。
要するにほとんどの個人事業者が影響を受けている、しかもそれはかなり大きい、といった状態です。
ちなみに、うちは林業・カフェ・在宅ワークの3本柱で暮らしているし、加えて、カフェは週に2日(冬期)のみの営業で、人も雇っていないので、トータルでの打撃は少ないほう。
とはいえ、先週の来客数は、なんとなく想定より3~4割少なかったんですよね。
なので、ずーっとこんな調子だと、たぶん夕食のおかずが少しずつ減っていきますよ。
(家庭内の事務連絡です)
世間では、「子どもが休校になったため、会社を休まざるを得ない親」の大変さやそこに対する休業補償がクローズアップされています。
もちろん突然の休校からの、会社員の親の大変さも理解するのですが(わたしも元会社員ですし)・・・
やっぱり直接仕事がなくなるフリーランス・個人事業者のほうが深刻じゃないでしょうか。
コロナじゃなくて、食えなくて死んだら本当にどうするのかな、と。
現実には、すべての人の休業補償をするのは無理で、そんなことをしたら却って国が破綻するのではないかと思うのですが、だからこそ、国としての初動の対応の残念さが悔やまれるわけです。
そんなこんなで、今回改めて、家庭内でいくつかの収入源・仕事の種類を持っておくことの大切さを感じました。
仮に結婚しているなら、
- 夫婦で、別々の仕事をする
- 夫婦のどちらかがフリーランスで、どちらかが会社員
- 夫婦で、複数の仕事をする
とかね。
それも、なるべく「畑の違う仕事」を組み合わせないといけない。
正直なところ、現実には②(どちらかが会社員)が一番安定感がありますし、やりやすい方法でもあります。
ただわたしたちはその選択(②)は永久に捨てたので(たぶん)、①と③を組み合わせつつ、自分たちの足で歩き、仕事を作り、稼いでいく方法を考え続けます。
これからも林業とカフェがメインになっていくと思います。
ここのところ、あまりにウイルスの話ばかりでどんよりしすぎるので、買い物の帰りに菜の花見物。
四万十市には、四万十川沿いになんと1,000万本の「菜の花」が自生しているエリアがあって、そこが現在最盛期なんです。
通常なら「菜の花まつり」というイベントなどが行われ、にぎやかな時期なのですが、それも当然のように中止。
でも菜の花は何も変わらず咲いています。
泰然自若、と言いますか。
何のかんの言って、一番脆弱なのはやっぱり人間だなぁと思わされるひとときでした。