2020年9月初旬。
過去最大級の台風(10号)が来ると言われる中、わざわざ出かけてきました。
仁淀川町にあるこのコテージは、「大自然の中、ご夫婦ふたりで経営されているお料理自慢のお宿」と聞いて、以前からとても行ってみたかったのです。
で、どうして「てっぺん」かといえば、
てっぺんにあるから・・・
仁淀ブルーで有名な仁淀川町の町中から20分ほど、ひたすら山の上を目指していくのです。
ちなみに道路はしっかり舗装されているのですが、細い道なので、都会の人は対向車が来たらドキドキするかも。高知では当たり前。
上から見下ろしたときのコテージ全体。
童話か!!
1泊1組限定でオーナー夫妻以外にはほとんど誰にも会わない、隠れ家。
このご時世でも安心。
中はこんな感じのウッディな内装です。
全般に木に包まれるので、手触りよく、本当にほっとします。
1階にはベッドがふたつと
ロフトもあります。
上がったら大きなベッド。なので、全部で4人くらい泊まれるかな?
転がってみた
下にも転がっています。
バスタブが素敵~ うちも家を持つならこんなの入れたいです。
驚いたことに、こんな凝った建物が、ほぼすべてオーナー夫妻の手作りだそう。
60歳を過ぎてから作りはじめたそうです。マジですか。
こちらがレストランである「てっぺんテラス」兼ご自宅。これも手作り。
オーナーさんは建築に関してはまったくの素人から、やり遂げたそうです。
人間の力って、底知れない・・・ (;・∀・)
天気が良ければさらに素晴らしい景色なのでしょうが、雨は雨で風情があります。
さて、ディナーの時間です。レストランのダイニングにて。
ここのディナーは「土佐あかうし」か、「アメゴの燻製」のコースかを選べるのですが、ここはやっぱり「あかうし」。
ビールを頼んだら、ドイツみたいな巨大なものが出てきました。
「500mlです♪」と
珍しい(笑)ありがたいです。
みずみずしいサラダがきました。お野菜やハーブはすべて自家農園か、こちらの地域のもの。
そして前菜。すご!!きれい!!
大きな丸太の輪切りをプレートのように使っています。
すごく見栄えがしますね。
オットは料理もさることながらプレートのほうがやたら気になるみたいで、丸太にかじりつく勢いでしげしげ眺めていました。
和洋折衷で、野菜中心の前菜。最高に美味しかったです。
それからスープをはさんで
メインのあかうし。
土佐あかうしは、年間で2000頭くらいしか市場に出ない、ほんと貴重な赤身の牛です。
なので、「土佐あかうし」、と言いつつ、高知に住んでいても、出会う機会ほとんどなし。
ステーキソースに紆余曲折あった上、最終的に塩とハーブ菜で食べるところに落ち着いたそうです(笑)
素材が良いので、十分すぎる美味しさ。
〆は茶がゆでした。アラフィフ好み・・・(*’ω’*)
話に熱中するうちに溶けていったアイスクリーム(笑)
ここでさらに驚いたことに、オーナー=シェフは、もともと料理人でもないそうです。
もともとはエンジニアというから、びっくり。
長くエンジニアとして働かれたあとに、高知市でカフェを開店。
しかし繁華街でのカフェ経営はあまりに忙しすぎて、人生を考え直してこの場所でレストラン&コテージとして、再スタートしたそう。
エンジニアで、大工で、シェフで・・・
いや器用すぎる。ずるい(笑)
静かすぎるくらい静かな夜を過ごした、翌朝。
お天気は変わらずいまひとつですが、とても爽やかです。
朝食を頂きながら、今年の暑さの話をしていたら、オーナーが
と。
ナニ?
四万十市は毎日40度になりそうでしたが?
標高が高いって、いいですね
(;´Д`)
ちなみに朝食は、これまたオーナーが焼いたパンがメイン。
とにかくここはパン屋さんかと思うほど、パンが美味しいです。まだ才能あったのか・・・
地元の野菜や、こちらで採れるハーブが、朝ごはんにもたっぷり。
ずっと思っていたんですが、このコテージ付近、なんとなく海外みたいな雰囲気なんですよね。
しっとりした緑はラオスのような。
さわやかな風はハワイのような。
木に包まれた清涼感は北欧のような。
全部混ぜると「高知」になるの?ナゾ
高知はつくづく幅が広く、同じ県内でも四万十とこの仁淀川のあたりではまた全然雰囲気が違います。
ちなみに、こちらのコテージはGoToキャンペーンには参加されていないので割引はありませんが、定価でも1泊2食(2名利用の1名あたり)15,000円(税サ込)と、とてもお手ごろな料金設定。
てっぺんテラスのほうは、予約をすればランチだけでも利用できるとのこと。
海外に行かれない今、ぜひ海外旅行感を味わってみてください。
オーベルジュコテージてっぺん
吾川郡仁淀川町寄居725-2
0889-34-2855
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