地元・高知

四国の真ん中、貴重な蕎麦店 ”時屋” さんの話【高知県情報】

こんにちは、ななみです。

香川県がうどん県と呼ばれるのはもう常識ですが、実は高知県もかなりのうどん県なんだって、こちらに来て初めて知りました。

というか、よく見たら愛媛も徳島も麺類といえば主流はうどんで、

四国がうどん島なんじゃん。早く言って。

関東出身の人間からすると、この(なんて書いてあるかわからない)のれん

蕎麦屋の暖簾に書いてあるあの難しい字・・・なにあれ?=Sobapedia ...

がほとんど見られないというのは寂しい。

なので、高知県で蕎麦といえばすぐヒットする有名店、「時屋」さんは前からとても行きたかったのですが、なにせアクセスが悪い。

住所は高知県なんですが、ほぼ愛媛県との県境。
四国のど真ん中。ていうか山ん中。

先日初めて行ってくることができました。

目印として「道の駅 木の香」を目指していくと、そこからわりと近くです。

え、こんな細い山の道行くの?と思うようなところを行きます。

でも、四国のちょっといい店は、だいたい「こんな細い山の道」経由です。わかってきましたよ手口は。

こんな感じの良い看板が出てきます。

雨上がりだったこともあり、足元が悪い中、小径を下っていきます。
脚の悪い方は、要注意です。

古民家が見えてきました。

この日は平日の開店直後で、一番乗りでした。休日などは行列になるそうですので注意。

待ちスペースも感じよく。

お席をどこでも選べました。

よくインスタなんかに上がっちゃうのはこのスペース!

見えにくいですが、細かい網戸だけで外と仕切られています。開放感バツグン。

ただし、座った横にお蕎麦を置く感じになるので(↓拾い画載せておきます)、ちょっと食べにくいのでは?と思い・・・

無難にお座敷にしました。

でもこちらも大きな窓が心地よく、快適さはあまり変わりません。

50代が似合うスペース。

メニューはとてもシンプルで、「もりそば」に「天ぷら」をつけるかつけないかって感じ。

繊細な蕎麦。たった20秒で茹でて、すかさず持ってくるので、間髪入れずに食え!という指示があります。
「インスタの写真~」なんてチンタラしていられない雰囲気。

お蕎麦が来ました。秒で写真撮影。

見るからに美味しそうです。わかります。東京出身ですからね(ほんと?)。

実際、味が良く、噛み応えもしっかり、喉越しもすっきりで、すごく美味しい。
神田やぶそばに似ている印象を勝手に持ちました。違ったらごめんなさい。

ちなみにめんつゆも口に合いました。
四国のしょうゆベースの味付けは甘めが多いのですが、そういう感じはしません。

天ぷらはふたりでひとつにしました。ほぼお野菜なのであっという間に完食。

渓谷の音と、濃い緑。
癒される時間を過ごしていると、あとからどんどんお客さんが入ってきました。
やっぱり人気店ですね。

味と言い環境と言い、すごくクオリティ高いです。
それに加え、ほとんど他に競合店(蕎麦屋)がないという環境。
そりゃ圧倒的に勝ち組になるはず。

ただしひとつ重要な情報を付け加えるとしたら・・・

量が控えめです。

  • もりそば 800円
  • 天ぷら 900円
  • もりそば+天ぷら+小鉢のセット 1900円

という値段設定なのですが、食べ盛り男子だったら、セットを2周半くらいしないと満足できないかも。わたしでも、お蕎麦2枚くらい軽く食べられそうです。

あ、でももしかして、お蕎麦って、そもそも「腹いっぱい」食べるもんじゃないのかな?
”無粋”とかですか?

そのためか、あるいは偶然か、わかりませんが、わたしたちを含め、他のお客さんも、年齢層ちょっと高めな感じがしました。

雰囲気と味は本当に良いので、大人のデートとかには最高でしょうね。

またぜひ行きたいと思いました。
でもその帰りにパフェとか大判焼きとか食べそうな気がします。

時屋

〒781-2616 高知県吾川郡いの町中ノ川29−1     

営業時間 11:30頃~15:00(14:30オーダーストップ)日曜営業

定休日 第1・3・5週の月・火・水(1日がある週が第1週です)