小規模林業

「林業女子」って実際どうなの?リアルに感じる3つのハードルはこれだ

 

増えてきた林業女子

以前なら男性で占められていたどんな世界にも女性が進出していて喜ばしいと思います。

林業女子と呼ばれる人も増えてきているようす。

「林業に関心はあるけど、大変だろうなあ」と、未来の林業女子候補が不安になりそうな項目をまとめました。

ちなみにわたしはバリバリ林業女子というより、「林業をしている夫をサポートする」というボールボーイです。

ハードル1.体力

一番懸念されるのはここですよね。

林業=重労働というイメージが強いものです。

確かに、パソコンに向かっているデスクワークよりは労働量は多いのですが、じゃあ吉田沙保里さんみたいでないとできないのかというと、そんなことはありません。

わたしの周囲の「本気の林業女子」たちは、ごくごく普通の体格のコばかり。

いや、むしろスリムな人が多いな。

林業は機械でやることも多く、実は体力を使わない場面も結構あります。

男性と女性が混在する現場であれば、男女で自然な作業分担をしたほうがいいですね。女性が無理に大木を持ち上げる必要ないし。

女性だから甘えてよいということではなく、能力に応じた役割分担というのは、男性同士の中でもありますよね。そういう感覚です。

そもそも、男女問わず、林業は器用さとかセンスとか頭の良さとか、そういうのを問われることがずっと多いんです。

お前は体力ないから駄目だ!って言われる人はあまりいませんが、あまりにも「センス」がなさすぎると、周囲から『ほかの道に行った方が・・・』と暗に方向転換を勧められたりもするらしい。

林業は、命がけの仕事だから、センスのない人がいくら情熱だけで頑張っても危険につながるだけ、という判断です。

それは本人のためでもあるけど、仲間も危険に巻き込む可能性も避けたいからなんですね。

ハードル2.装備

意外な難点がこれ。

林業用の防護服や靴はとても大事なんですが、とにかく小さいサイズがない。

女性でも身長165cm以上くらいあれば、まだ良いかもしれませんが、わたしのように、女性の中でも小さめ(身長153cm)の人間にとっては、ほんとに深刻。

防護服だけは、「なんかそれっぽい適当なので間に合わせる」わけにはいかないのです。

ミニサイズ林業女子の、現在ほぼ唯一の選択肢は青森の八戸森林組合さんが販売しておられる、防護ズボンと靴。

アスリーター エクストリーム ショート

小さいサイズがある上に、「丈短め」という。神か。

 

林業用の靴も、八戸森林組合さん。23cmなんて、ほかでは絶対ないんですよね。

プロテクターライト

 

ちなみに八戸森林組合さんの販売する商品は、小さいだけでなくて、着心地(履き心地)もとても良いので気に入ってます。

最近モンベルさんも林業ズボンを開発してくれたので、今度XSサイズを試してみたいところです。

バリスティック ウルトラ ロガーパンツ

 

手袋もイチイチ大きいが諦めている

 

ハードル3.男性社会

ひとくちに林業女子といっても、

  • 森林組合
  • 林業会社
  • 地域おこし協力隊

など、いろいろなアプローチがあると思うのですが、いずれにしてもまだまだ「男性の多い環境」であることでしょう。

女性だからといってイジメられたり、つらく当たられたりしないか・・・?

という心配もあるかもしれませんが、その点はあまり怖がらなくていいように思います。

あくまでわたしが知る範囲ですけど、「男性にイジメられていやになった」という林業女子の話はまだ聞いたことがない。

林業男子はけっこうい優しい人が多いんですよね。これほんとに。

 

大自然を前に、命の危険を感じながら仕事をすると、謙虚になるのかもしれないですね。

林業に限らず、自然に近い仕事をしている人はみんなそうかもしれません。

番外編 トイレ問題

これ、意外と「女子側」ではなく、周りの男性側のほうが気を遣ったりするんですが、山にはもちろんトイレはありません。

ていうか、逆に言うと、全部トイレ・・・?

このあたりは自然に任せるのが一番いいと思います!

外でトイレなんて絶対できない!!って人はそもそも林業をやろうなんて思わないだろうし・・・

まとめ

まとめると、林業の大変さは、「女性だから」という視点のものは意外にも少ないような気がします。

大変なところは男性でも大変。いや、男の方がもしかして大変かも。

そしてこれはかなり大事な事実ですが、女子が増えると、男子のヤル気が増すと思う・・・!

林業界全体にとって、女性が増えるのはすごく良いことなので、期待したいです。

 

現場からは以上です。