こんにちは、ななみです。
M-1グランプリ、楽しかったですね~
わたしは当然、同年代の錦鯉の味方です。
芸人というか、もう気持ち的には同僚(?)なんですよね。
歳が近すぎ。
思えばわたしは子どものころから漫才が大好きで、初めてカセットテープを使って録音したのはテレビ番組の「THE MANZAI」(昭和の漫才ブームの話です)でした。
まだ、ビデオがあまり一般的ではない時代でしたので。
当時は特にセントルイスというコンビが大好きで、テープに録って繰り返し聴き直しては、学んでましたよね。(何を?)
それはさておき、先日のM-1グランプリの中で、ファイナリストだった”ゆにばーす”。
そのネタの中での一言に
下半期の人間の物欲なめんなよ!
というのがあって・・・
なんかものすごく笑いました・・・
確かに!!
上半期(1~6月)より下半期(7月~12月)のほうが物欲がある気がしませんか?
細かく言うと、第四四半期(10月~12月)が一番ヤバイ。
データは手元にないんですけど、統計取ったらきっと有意差出ると思います。
1月~3月は年度末に向けて忙しいし、年末年始になんだかんだお金遣ったな~ってなって、ちょっとお財布のひもを締め気味。
4月、5月は、物欲というより、お出かけ欲が強い。
6月~8月は、とりあえずエアコンがきいた部屋でアイス食べてる。
で、ようやくエンジンがかかる9月くらいから我に返り、秋の気配を感じると、ふとクローゼットを見て
「なんかどれもこれもショボくれてるな、買い換えるか」
と思ったり、そうかと思えば
「テレビ、もう少し大きくてもいいかな」
と急に気づいたりします。
昨日までそのサイズで平気だったんだぞ。
わたしも過去のメモを見ていると、10月~11月になると急になんだか色々必要な気になってるんですよね。
売る側もそのあたり心得ていて、「シルバーウィークセール」「ハロウィンセール」「ブラックフライデーセール」「クリスマスセール」と立て続けにやってきます。
昔はハロウィンもブラックフライデーもなくて、平和だったな。
結局全部アメリカのせいじゃないのか?
まぁでも買い物もひとつのエンタメ、極端でなければいいと思うのですが、やたらにモノが増えるのも考えものですし、もちろん経済的にも限界あり。
なので、わたしの「下半期の物欲解決方法」は、”ちょい軸ずらし”です。
具体的には、
- 贈り物をする
- 仕事関係のものを買う
- 小さくて贅沢なものを買う
の3点です。
まず、贈り物。
結局のところ、物欲というのは、「お金を使いたい、払いたい」というだけの、妙なストレス解消だったりするように思うんです。
だったら、自分だけにお金を使って罪悪感を覚えるより、誰かのために使ったほうがいい。
まぁもちろんセンスの悪いものをあげてしまうと、罪悪の拡大再生産(つまり迷惑)になるので贈り物は贈り物で注意が必要ではありますが。
うまくすれば、贈り物は品物以上の「コミュニケーション」というまた違うバリューが生まれます。
我が家では、この時期になると、親戚などに愛媛の「紅まどんな」という素晴らしい柑橘を送ることにしています。
四国に来てから知った、この「紅まどんな」。
名前は田舎のスナックみたいですが、これが、またおかしいくらい美味しいオレンジ。
ジューシーを通り越して食感はゼリーみたいになってて、「え?」って感じになります。
日本の農業すげぇ。知らない方には、ぜひおすすめです。
フルーツで迷惑かけることって(ドリアン以外)あまりないですし、わりと手堅い。
2番目は、仕事関係のもの。
わたしの場合は主にカフェのものになるんですけど、食器とかお菓子の材料とか、仕事とプライベートの境界があいまいなものを見たり買ったりしていると、けっこう満足します。
それでいて、実質は「仕入れ」なので、ムダづかいにはなりません。
3番目は、小さくて贅沢なもの。
先日書きましたが、「靴下」みたいなものは衝動買いしたとしても、損することはほぼないのでおすすめです。
あとは、「本」もこの部類です。
電子書籍も文庫本も良いですが、やはり新品のハードカバーって、贅沢で良いですよね。
たとえば最近買った中で、「表紙を見ているだけでなんだか良い気分になる」のは梨木香歩さんの本でした。ちなみに中身は、八ヶ岳での山荘暮らしエッセイです。
あとは、奄美大島で自給自足の生活を送った清貧の詩人・山尾三省の本です。
よりによって物欲なんかゼロの人なので、読んでいると反省させられるのでちょうどいいかもしれません。
いずれにしても、”本を読みすぎて一家離散”とか”本の買いすぎで自己破産”とかあまり聞いたことがないので、本は唯一、どんな買い方をしても散財になりにくい商品なのではないかと思っています。
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いかがでしょうか。
下半期に物欲にとらわれる凡人がわたしだけでないといいなぁと思っています。
とはいえ、もう50代にもなったので、そろそろ落ち着いた経済行動をしたいですよね(笑)