こんにちは、ななみです。
先日、フリーランスの知人と話していたときに、彼女が
という話になり、こっちがびっくりしました。
「もらえるかわからない」など、先行きが不安視される国民年金の話題の中で、付加年金は、唯一、良い話です。
小さいことですが、フリーランスなら絶対加入すべきだと思うので、まとめました。
CONTENTS
国民年金の「付加年金」とは?
付加年金とは、公的年金に補足して受給できる年金です。
受給資格があるのは、国民年金の第1号被保険者(保険料免除者・国民年金基金の加入者を除く)、農業者年金加入者、及び任意加入被保険者。
つまり、自営業者、フリーランス、学生、無職などの方が対象です。
会社員・公務員・主婦などは、加入できません。
「付加年金」ってどんな仕組み?
付加年金はこんな仕組みになっています。
- 掛金は月額400円
- 受給金額は、掛けた月数×200円(1年あたり)
- 付加年金単体で運用はNG、必ず国民年金とセットで払う・もらう
具体的なイメージに置き換えてみましょう。
たとえば、40歳の人が65歳になるまでの25年間(300か月)、付加年金を掛けたとします。
- 掛金=400円x300か月=120,000円(年額)
- 受給額=300か月x200円=60,000円(年額)
(実際の支払は国民年金とセットですが、ここではわかりやすく付加年金の金額だけを計算しています)
つまり、付加年金は、いつから始めても2年間受給すればもとが取れる計算ですね。
さらにこの人が、
- 90歳まで生きたら → 60,000円×23年間=138万円のプラス
- 100歳まで生きたら → 60,000円×33年間=198万円のプラス
という計算もできます。
現代はどんどん寿命が延びていますから、十分あり得ますね。
付加年金に加入しているかどうか確かめる方法
1年に1度、誕生月にやってくる「ねんきん定期便」を見ると、付加年金に加入していればこんな風に記載されています。
ねんきんネット、年金事務所でももちろん確認できますので、しっかり調べておきましょう。
付加年金にデメリットはある?
もちろん、付加年金にもデメリットといえる面があります。
付加年金のデメリット1
本体の国民年金が支給開始される65歳までに亡くなった場合はまったく払われず、まるまる損をすることになります。
付加年金のデメリット2
65歳~67歳までに亡くなった場合。
払った額<<<もらう額となり、その差額が損になります。
とはいえ、亡くなってからあの世で「あー損した」と思う訳でもないですし(思っても別にいいし)。
わたしは個人的には大きなデメリットとは感じていません。
付加年金の加入手続き
市役所の年金係、あるいは地域の年金事務所でカンタンに手続きできます。
- 年金手帳
- 身分証明書
- 印鑑
を持っていき、その場で申込みをするだけでほんとカンタンです。
まとめ
付加年金は若いときに始めたほうが効果が高いです。
若いときからこの制度がある人はいいですね。
わたしたちが始めたのは40歳過ぎてからなので(それまでは会社員だったので入れなかった)、年額せいぜい5万円くらい。
でも夫婦ふたりがそれぞれかけているので、年間では10万円くらいになる予想。
まぁ20年後の10万円の価値はよくわかりませんが、意外と20年ってすぐ過ぎるなぁというのが、この年になって思うこと。
ムリのない範囲の備えはいろいろしておきたいと思います。
参考になれば嬉しいです。