今日、ふと目に止まった佐々木さんの引用ツイート。
佐々木さんが引用されていた元の話は「薪ストーブは室内がすごく乾燥するので、実は体に良くないんだぞ!」という内容でした。
へえ知らなかった>薪ストーブは部屋が乾燥しやすい。石油やガスストーブは燃焼時に水分を発生するので比較的乾燥は防がれるのに対し、煙突から室内の空気を常に外に排出する仕組みで湿気を帯びた空気もドンドン出て行く。/薪ストーブの“不都合な真実”を考える https://t.co/lXTp0s55sm
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2017年12月18日
でもですね。
雨の多い高知県では、6月に薪ストーブを炊いて乾燥させる家も多くて、それが目当てのひとつだったりするんですよね・・・!
薪ストーブは空気を乾燥させるけれど、その「乾燥力」を活用しているっていう側面もあるということで。
そんなことより、薪って
- チェーンソーで切って(ガソリン使う)
- 軽トラで運んで(ガソリン使う)
- 人によっては薪割り機も使って(ガソリンか電気使う)
- それを楽天で買ったりする!(飛行機で来るよ!)
・・・全然エコでも節約でもねぇ!!
んですよ。むしろこっちのほうが不都合な真実だろう・・・
例外は林業関係者で、仕事のついでに出た端材なら、リサイクルといえなくもないです。それもチェーンソーと軽トラックは間違いなく使いますけど。

労力まで考えたら暖房はエアコンか灯油ファンヒーターあたりが一番賢いですね。
ようするに、「室内が乾燥する」とかしないとかは些末な問題で、現代における薪ストーブというのは、存在自体がもうツッコミどころ満載なわけです。
しかし、それでもこの圧倒的な魅力・・・なんなんでしょうか。
ちなみに、実際の田舎暮らしでは、こういうのが現実的によく使われていたりします。
1万円しない!!
これ時計型ストーブっていうんですけど、安いから板が薄いので、逆に妙に熱を発しやすく、かなりすぐ暖かくなる!
火を見ていると心が落ち着くというのは、ほとんどの人に共通する意見。
そして、薪ストーブについては、なんかみんながいろんなことを言いたくなる。
つまり不都合な真実も含めて愛しているのです。
最近、「アナログレコードが復権している」というのとどっか似ているような気もします。

レコード:ソニー30年ぶり生産復活 CD工場で温故知新 – 毎日新聞
大手音楽会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)はアナログレコードの人気再燃を受け、自社生産を約30年ぶりに復活する。レコードは親会社のソニーなどが開発したコンパクトディスク(CD)の普及に押され、生産数は一時減少していた。
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170707/k00/00e/040/226000c
いまや、やろうと思えば、いろんな作業が指一本でできる時代です。
でも本来人間には両手が与えられている。
本能的に動かしたい!と思う気持ちが、薪ストーブやレコードに回帰させているような気がしますねぇ。
できるうちは、いろいろ手を動かすのもいいかなって思います。