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【高知情報】2023年朝ドラ決定!高知県立牧野植物園は想像よりかなりスゴイ

レジャーやデートコース。

「動物園」「水族館」は定番ですが、「植物園」ってあまり聞かないですよね。
なんていうか、地味・・

ですが、デートにもぴったりで、かつレベルの高い植物園が、実は高知県にあるんです。

それが牧野植物園

わたしも初めての訪問でしたが、想像をはるかに超えたナイスなところだったので、ご紹介します。デートでも、ファミリーでも、ひとりでも、楽しめる穴場ですよ。

キレイな上に、なんだか知的な雰囲気漂う場所です。
知っておくと、ちょっとドヤ!って感じかも。

ちなみに、最新訪問記はこちらです。
合わせてご覧ください!

”好きを仕事にしたい”人は、絶対「牧野富太郎」を知っとけ

CONTENTS

大雨の日の牧野植物園

そもそも、牧野植物園とは。

高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を顕彰するため、博士逝去の翌年、1958(昭和33)年4月に高知市の五台山に開園。起伏を活かした約6haの園地には、博士ゆかりの野生植物など約3,000種類が四季を彩り、自然の中で植物に出会う喜びを感じていただけます。収集植物の多くは採集地が明らかで、観賞や観察の対象のみならず「生きた標本」として植物研究に重要な情報をもたらしています。

この日はかなりの雨で、大半が屋外なので、見られたのはこの赤い〇で囲んだ部分のみ。

土佐の生態植物園と牧野富太郎記念館、そして温室。

まぁはっきりいって大事なところは全然見てないようなものですが、それでも満足度が高かったのはなぜかというと、

  • 記念館の建物がステキだったから
  • 温室が楽しかったから
  • 牧野富太郎氏が凄すぎてぶっとんだから

なんです。晴天の日に行ったらより満足すること間違いないです。

牧野植物園のすごいところ

牧野富太郎記念館の設計がステキ

牧野富太郎氏の一生を追える、充実した記念館やカフェ、ショップなどがあるエリアです。

建築家 内藤廣氏設計のこの牧野富太郎記念館は、サスティナビリティー(持続性)という考え方がひとつのテーマになっています。自然と人間が共生している仕組みを壊さず持続させていくための工夫が構造や設備などに生かされています。

牧野植物園HPより http://www.makino.or.jp/gaiyo04.html

最新のコンピューター解析技術と土佐の伝統技術との共同作業でつくられたのだそうですよ。

木をたくさん使っているこの建物は、雨が降っていてもさらりとした空気が漂っていてとても気持ちがいいです。 ていうか、建物の外と中の境目がそもそもほとんど感じられないんですよね。

雨も生かされている。

建物内部中から外を眺めると、いつまでもいたくなるような雰囲気です。

写真を忘れましたが、中にあるカフェアルブルも広々としていてよい雰囲気でした。

温室が楽しい

ここの温室は、ジャングルっぽいゾーンがあったり、小さいながらもウォーターガーデン風のものがあったり、大木の洞窟をイメージしたという高さ9mの塔があったり、となかなか楽しませる工夫があります。

雨を気にせずのんびりと。

ミャンマー、ソロモン、ブラジル、キューバなど、ふだん遠い存在の国の植物に囲まれます。

色鮮やかな植物を見ているとなぜか元気になりますね。

牧野富太郎氏が凄すぎてぶっとぶ

高知の誇る巨人、牧野富太郎氏。名前くらいは知っていましたが、その詳しいことはほとんど知らなかったです。

今回この「記念館」にきて、ようやくどんな人かをおぼろげながら理解。

若いころ。イケメンですね。

(本人もそれは意識してて、写真のアングルにはこだわっていたとか。)

牧野富太郎博士は、1862年、現在の高知県高岡郡佐川町に生まれました。

小学校の授業に2年生で飽きて自主退学。文部省掛図「博物図」だけには興味を覚える。退学後、植物採集などして過ごす。ひたすら、植物について独学で学び続ける。

そして小学校もちゃんと出てないのに、15歳で臨時教員に。いかに賢かったかわかりますね。

そのあとは東大に出入りが許され、また正式な学生ではないのに研究を続けています。

94年の生涯において収集した標本は約40万枚。新種や新品種など1,500種類以上の植物を命名し、日本植物分類学の基礎を築いたまさに第一人者。

小学校を出ずに、世界的研究者となっています。

しかし植物採集に明け暮れるなかで極貧に陥り、何度も経済的な危機に。その度に標本を売ったりしてしのいでいます。

そんな環境の中で、13人の子だくさん。 奥さんは質屋通いで大変だったとか。。。

牧野氏ご本人は94歳まで長寿を全うされているのに、支え続けた奥さんは苦労のせいか、54歳でなくなっています。

破天荒なところは土佐人ぽいです。

好きこそものの上手なれ、のきわみ。高知の誇る巨人です。奥さんは大変だけど・・・

まとめ:ゆっくり時間を取って行きたい

雨のせいで全体の半分も見ず、お茶をちょっと飲んだだけなのに、2時間半もかかりました。

もし園内全部をじっくり見たら、4~5時間はかかる。できれば1日がかりでゆっくり見たいものです。

この植物園、いつ行ってもいいですが、やはり春~夏が気候がよく、植物も元気でよさそうです。ちなみに4月24日なら、牧野氏の誕生日ということで入場無料でいろんなイベントもやっているとか。来年はこの日に行ってみようかな~