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静岡に忽然とあらわれる「北欧」
静岡県浜松市郊外の、「都田(みやこだ)」というエリア。
この人口6000人の小さい街に、なぜか「北欧があるらしいよ?」という夫の発見。
わたしは大の北欧好き。
とはいえ、ありがちな「適当に北欧グッズの店が並んだような場所でしょ?」くらいにしか思ってなかったんですが、その想像は完璧に裏切られました!すみません!!
ちなみに夫は特に北欧好きというほどではないけれど、いま世間で何が求められているかに興味があり、アンテナに引っかかると連れて行ってくれます。
が、だいたいが行ってみると女子で埋め尽くされている。
要は世間の空気、特に消費面を引っ張っているのは基本的に女性なんだなーといつも感じます。
どこでも果敢に入って行く夫。
無人駅からのスタート
さてスタート地点は、ココ、都田駅。
近寄ってみると・・・いきなりかわいいな!
ちょうど電車もやってきた。
天竜浜名湖線の無人駅をリノベして、駅構内にカフェがあります。まだ開店前でしたが、いい感じ・・・
ここを手掛けたのが、このあと紹介するドロフィーズを展開する都田建設さん。
無人駅ならではの静かなたたずまい。
なんか映画のワンシーンみたいな駅ですね。
そもそもなぜここに北欧?
さて駅大好きな夫婦は、すっかり満足して、次にメインエリアへ。
駅からは歩いて10分程度、クルマなら2~3分です。
そもそもここ都田は、都田川と山を背景にして、農業などが盛んなのんびりとした地域。
ここで20年以上経営されている「都田建設」という会社の会長さんが、この都田エリアを元気にしよう!とライフスタイルを美しくするブランド「DLoFre’s(ドロフィーズ)」を立ち上げたのが始まりなんですね。
そして北欧のライフスタイルをお手本に、庭園・インテリアショップ・カフェ・ギャラリーなどをトータルコーディネートして、オープンした場所なのです。総面積は6000坪だとか。
美しい庭園は一番の見どころ
まず大きな面積を占めるのが「庭園」。
建設会社さんがやっているんで当たり前といえば当たり前ですが、庭造りも建物も、統一感があって完璧。テイストがまとまってて、ホレボレします。
もう、ムダな言葉は省くので、庭散歩を体験してください・・・
清水寺をモチーフにしたとか。
楽しくてしょうがない散歩道でした。
メインのカフェでゆっくりランチ
一番の中心となるカフェは、築70年の古民家を改造。なにこれ童話?
中はシンプルモダン。
天井が高く、光がふんだんに入って気持ちのよい作りです。
お食事も丁寧に作られていて、看板メニューの「そば粉のパンケーキ」に加え、「野菜たっぷりのパスタ」も頂きます。本格的に美味しくて驚きました。
しかしここも女子率90%くらいかな?男性は「女性に連れられている」人だけ。
こういうところに臆せず付き合ってくれる夫というのは貴重な存在ですよね~
さらに、小さな北欧ヴィンテージ食器のお店。
意外に、カップ&ソーサーで数千円からとお手頃なものもある。
ただし今回の旅は「日本の焼き物」がひとつのテーマなので、お見送り。
しかし眺めているだけでも楽しい・・・
自分的クライマックスはライブラリー!
最後はライブラリーへ。
ここは蔵を改装しています。もう見た目からして期待させるな~
蔵の1階はふつうに本屋さんでしたが、置いてある本はやっぱりわたしの趣味にぴったりでした。
何か買っていきたいなと思い、星野道夫さんのまだ買っていなかった文庫(講演録)を。
posted with ヨメレバ
星野 道夫 文藝春秋 2010-12-03
そして蔵には2階があり、何気なく上がって行ったら・・・
なんとそこには畳!!!!
うわーたまらん・・・
この日は貸切状態。夫とふたりでついのんびりと15分くらい過ごしました。
時間があれば、2時間でも3時間でもいられる。
まとめ
もちろんこちらの本業は建設会社さんで、リノベ、リフォーム、庭造りと、なんでも相談できるらしいです。
ここで過ごした時間は合計で3~4時間。カフェでランチ、お茶、文庫本、都田のガイドブックと、結構なお金を落としてきましたが、なんだかここって、お金を気持ちよく使える場所なんですよね。
「気持ち良くお金が使える場所」=「共感できるところ」なんだなと改めて納得しました。
6000人の町で、1500円のガイドブック作ってるってすごくないですか?
「地球の歩き方 アメリカ」とそんなに変わらないですよ値段が。
このガイドがまた完成度高いので、改めてご紹介したいです。
そして書ききれなかったけど、ここのスタッフは神対応。誰かがじゃなくて全員が神です。なんなの?実は出雲大社なの?最高です。
ぜひぜひぜひ訪ねてみてください!