思考

100%完璧は目指さないでやっちゃえという話

本日、お店で「レモンスカッシュ」というシンプルなメニューを新しく追加しました。

レモンスカッシュって、あの超簡単なヤツでしょ?

と思われるかもしれません。

確かにおうちで作って家族で飲む場合は、「だいたい美味しければいい」し、「家族が喜べばいい」。

がしかし。

実際に、商品として、お金を頂いて販売するからには、なるべく多くの人のテイストに合うようにしなければならないですよね。

お店としては、つい、珍しい材料や複雑なレシピを取り入れて、「スペシャルな何か」を作りたくなるものです。

がそうなると必然的に価格も上がるし、スタッフのオペレーションも大変になるし、なんだか気軽なドリンクにならない…

いやこう考えると、なんか「メニューを増やす」って、本当になかなか大変なことだ!!

なんだかんだ試作品を作り、スタッフみんなで試飲してみると

「甘いですね」

「ちょっと酸味が勝ちすぎ」

「いやいやこれくらいのほうが」

って、まとまらんのかい(笑)

レモンと甘みのバランスの”ちょうどいい”も人によってそれぞれなので、甘くしてみたり、酸っぱくしてみたり、はたまた薄くしてみたり、濃くしてみたりと行ったり来たり。

しまいには、何飲んでんだかわからなくなってきた(笑)

ななみ
ななみ
全員揃うのを待っていたら永遠に販売できんな

結局、自分も含めたスタッフ数名のうち、7~8割が「飲みやすい」と言った配合でローンチすることに。

まぁこれは良い勉強になったのですが、

「最善を尽くす」

のと、

「完璧を目指す」

のとは、似ているようでちょっと違うのかなと。

仕事する限り、最善を尽くすようにはしたいけど、初めから完璧を目指すともう何も進まなくなってしまう。

というより、完璧ってなんだ?

人間の感性で判断する”完璧”っていうのもあやふやなもので、もし正解があるとしたら、持っているのはお客様のほう。

つまり、何にせよ市場に出してみて反応を見なければ、始まらないのかなと。

素振りを何万回するより、バッターボックスに早く立たなくてはという話。

そこから、完璧があるのなら、目指していこう。

完璧って常に進行形なのかなとも思う。

結論から言えば、販売初日から、なかなか好反応でした!

まだまだ暑いので、もうちょっといけるぞー!