ニューヨーク滞在中は、このメトロカードで移動していました!
電車とバスなどが乗り放題、7日間で34ドルです。
電車やバスが1回2ドル以上なので、たぶん元はとれます。
なによりイチイチ切符を買ったりチャージしなくて良い!
ところが、ニューヨークにいるあいだ、宿は隣のニュージャージーだったんですね。
こんな感じでマンハッタンまで行きます。
民宿
↓(徒歩3分)
バス停(ジョージワシントン橋・フォートリー)
↓(バスで5分、1.85ドル)
メトロAライン 175st Fort Washington Ave 駅
↓(約20分 メトロカード利用)
59st Columbus Circle, 8 Ave駅
しかし、この赤字のところ、ジョージワシントン橋を渡るバスは、残念ながらメトロカードの範囲外。
なぜならここを通るバスは「ニュージャージートランジット」という、NYメトロとは違う組織が運営しているからなのです。
もちろん普通におカネ(1.85ドル)を払ってバスに乗ればいいわけですが、ここに裏ワザがあります。
まず前提として、ニューヨークとニュージャージーを結ぶ「ジョージ・ワシントン橋」、ここは世界一忙しい自動車橋として知られているんですが、ここの自動車通行料がスーパー高い。
その金額、ニュージャージーからNYに渡るだけで$15!
しかし、3 人以上乗ったクルマが、有人ゲートを通ると、15ドル→6.5ドルまで割引になるそう。
さてここで問題です
- クルマがなくて、バスで橋を渡ろうとする人が2人います
- 1人でクルマに乗って、橋を渡ろうとする人がいます
合計の料金はいくらでしょう?
回答はふたつあって
回答1)
それぞれが料金を払い、バス代(1.85ドルx2)と通行料(15ドル)で、18.7ドル
回答2)
3人がクルマに同乗して、全部で6.5ドル
あれ??
じゃ、同乗すればいいよね、という話なんですが、問題は、この3人が赤の他人だということ。
賢い人は考えるわけです。
「バス停で、ヒッチハイクしよう」
「バス停で、誰か拾っていこう」
→ 利害一致!
来たクルマに、適当に乗ります。
ドライバーがひとりなら、私たち夫婦のように2人組が乗れば、それで【3人乗車】が出来上がり。
このフリーライドシステム、通勤時間帯などは、バス停に乗用車の列ができるほどの盛況でした。
もう、お互いの目的と利益が一致しているので、車内では特に会話の必要はありません。
知らない人のクルマに乗るなんて、危険すぎない?という話もあるとは思います。
が、昼間というか朝ということもあり、実際には危ない雰囲気はまったくありませんでした
(この辺りは自己責任ですが、女性ひとりでもガンガン乗っていっていました)
ゲートでは、ドライバーは窓を開けて係員に「ほら、3人乗ってるよ」と見せて通過。
そして、ドライバーは175stの駅付近でおろしてくれます
この場合、乗るほうにはまったくおカネは請求されません
- ドライバーは15ドルが6.5ドルになるので、8.5ドルのトク
- 乗客はバス代がフリーになるので一人当たり1.85ドルのトク
- ジョージワシントン橋は通行「料」は減るものの、本来の目的である通行「量」を減らせる
というわけで、見事に「三方よし」。
バス代を取りはぐれたニュージャージートランジット(バス会社)だけ、ソンしてるけど・・・
ちなみに、NYからニュージャージーに帰るほうは、このフリーライドシステムはありません。
なぜなら、NYから出るときには自動車通行料かからないから!
NYからNJに帰るときは、このニュージャージートランジットのバス(1.85ドル)におとなしく乗ります。
ちなみに、このバスターミナルにこれより小さめの、「通称、スパニッシュバス」も来ます。
名前のとおり、スパニッシュ系の人が運営しているミニバスで、これもフォートリーまで行ってくれます。
料金が3ドルと高い上に、バスの中(言語、空気)が完全に中南米でちょっとビビるのですが、ニュージャージートランジットのバスより頻繁に来るので、時に便利に使えます。
2回ほど乗りましたが、ビビりはするものの、別に危なくはありませんでした。
ニュージャージーに滞在することがあれば、裏ワザ使ってみてくださいね。
(ただし安全はしっかり確認してください!)