こんにちは、ななみです。
「高級食パン」。贅沢な味わいで一躍大ブームとなった、その火付け役といえば、おそらく「乃が美」さんでしょう。
そろそろ「高級食パン」ブームも終焉、という話も最近よく聞くのですが、調べてみると乃が美さんの店舗は、2019年に111店舗だったのが、2022年には256店舗と、終焉どころか安定感を増している様子です。
(参考:「高級食パン」ブームは本当に終了したのか? “大量閉店”騒動が隠した本当の姿)
四万十市には乃が美さんの店舗はないんですが、2カ月に1度くらいイベント出店的にやってきます。
いつぞやたまたま通りかかったら、その出店に50メートル(70~80人)の行列ができていて驚き!
「過疎だ過疎だ」と言いながら、いるところには人がいるもんです。スシローとか。
我が家は、ふだんはホームベーカリーで作る、ごく普通の食パンを食べているのですが、あまりの人気ぶりが無視できず、つい行列に並んでしまいました。
ちなみに、行列で前にいたご夫婦は
「土佐清水※から、近所のみんなの分、請け負って来たけん!」
と、市議会議員みたいなことを言いつつ、13本(!)買って帰られました。
現在、乃が美さんの食パンは1本(約2斤)で、927円(税込み)。
スーパーで売られている食パンなら、安いものは1斤100円程度のものもありますから、単純に考えて4倍の価格設定です。
食べてみた感想は、
ほんのり甘いパンにバターをのせると最高です。
しかし、1本(2斤)=927円は何といってもお高い気がする。
それにそもそも、やってくるのは2カ月に1度・・・
調べてみると、なんとパナソニックのホームベーカリーでは、乃が美が監修した食パン、「おうち乃が美」が作れるそうです。
そう、こうやって、田舎暮らしの人は何でも自分で作り始めるのです。
「おうち乃が美」とは…
高級「生」食パン専門店 乃が美が、パナソニックのホームベーカリーでつくることができるようにレシピ監修、提案する「生」食パンです。
※「おうち乃が美」のレシピは乃が美の高級「生」食パンのレシピとは異なります。
※乃が美の高級「生」食パンレシピは公表しておりません。
まぁ、微妙にホンモノとは異なるらしいけど、乃が美さんが監修してるなら、結構期待できるのでは。
材料を転記します。
・強力粉(イーグル)
250g
・無塩バター(よつ葉乳業)
15g
・砂糖(三温糖)
35g
・塩(ぬちまーす)
5g(小1)
・生クリーム(乳脂肪分35%)
40g(約40mL)
・水 ※室温25℃以上のときは、約5℃の冷水を10g(mL)減らして使う。
160g(mL)
【イースト容器】
・ドライイースト(金サフ)
1.4g(小1/2)
「作り方」と言っても、ほぼ全部ぶちこんでスイッチを押すだけです・・・
(こちらをご参照)
後出しになりましたが、我が家のホームベーカリーは上記に挙げた最新のものではありません。パナソニック製ですが、もう10年近く前の機種!
そのため、この「おうち乃が美レシピ」で想定されている機種ではないんですが・・・↓
さらに、強力粉は北海道産の別のもの、生クリームは42%、塩はヒマラヤ岩塩、イーストは赤サフ、と、うちにあったもので済ませたので、公式レシピとはいろいろ違う仕様で暴走。
しかし結論から言うと
おうち乃が美は大成功!
写真を忘れましたが、キメが超細かく、切りづらいほどフワフワ。
お菓子みたいに美味しい!
ふだん、わたしがホームベーカリーで作る、ごく一般的な「いつもの食パン」と比較すると、
いつものパン | おうち乃が美 | |
水 | 185g | 160g |
バター | 12g | 15g |
生クリーム | なし | 40g |
砂糖 | 12g | 35g |
成分にこれほどの違いがあります。
やはり際立つのは、クリームと砂糖の多さ。
特に水が少ない分をクリームで補っているのですから、それは贅沢な味わいになるはず。
おうち乃が美、確かに美味しいけど、毎朝食べ続けるのは、健康上どうなのか。とちょっと疑問が残りました。
ちなみに、「おうち乃が美」の材料費、原価は、およそ220円(1斤)という感じ。
値段で言えば、許容範囲かなと思います。
なので、健康面でも経済面でも、「たまにならいっか」という感じでしょうか。
引き続き、地味なふつうの食パンをメインにしていきます。