<<我が家のリノベ>>
2017年/築70年程度(推定)の古民家購入
↓
2021~22年にかけてリノベ
(8~9割がた工務店に依頼、残りDIY)
↓
2022年末に入居
リノベーション前の我が家の屋根は、昔ながらの瓦屋根でした。
瓦自体がかなり劣化している上、雨漏りも多少あったので、リノベを機会に全部替えることに。
古民家といえば、やはり瓦屋根が風情ありますよね。
新たに、また瓦屋根にリノベーションしたいのはヤマヤマでしたが…
瓦屋根は材料費、工賃とも高め。
さらに、瓦が重いため、耐震設計上、家そのものの造りもより強固にする必要があるんですよねぇ。
ともかく色々ハードルが高い。
そこで工務店からのおすすめは、「ガルバリウム」ほぼ一択でした。
ガルバリウム鋼板は、アメリカで開発された金属素材で、鋼板をメッキで覆っているもの。金属につきものの「サビ」にかなり強い。
しかも重さは瓦の10分の1!
工事にかかる工数も少ないし、価格も手ごろ、なんといっても耐用年数が、ほぼノーメンテでも30年は持つらしい。
ということは、わたしたちの年齢なら、もう死ぬまでメンテしなくても大丈夫かも…
というわけで、瓦屋根への憧憬はどこへやら、あっさりガルバリウムの屋根に決定!
こんな色見本を頂いて、妙に盛り上がる中年夫婦。
ひとしきり盛り上がったのですが、
<翌朝>
今思えば、一時の盛り上がりでカラフルにしなくて良かったと思います。
田舎で独特な目立ち方をするところでした。
「家づくり 一晩寝かせて 事故防ぐ」
一句できました。
家づくりは自損事故の宝庫です、気を付けてください。
ところで、ガルバの屋根を選ぶにあたり、気になったことが2点あります。
それは、夏の暑さと雨音。
黒い金属って、いかにも高熱になりそうじゃない?
金属に雨が当たったらすごいうるさそうじゃない?
ああだこうだと工務店に相談すると、
→実際はこんなに標準語じゃない
断熱材をさらに厚くして、暑さを防ぐのもキリがないし。
そこは一般的な厚さで割り切ることに。
一方、遮音テープは費用は数万円程度ということだし、追加でやってもらうことにしました。
基本的に、職人さんを信頼しているので、おおよそのことは言われたとおりにします。
遮音テープというのは、見た目はガムテープくらいの太さで、ごくごく薄い、銀色のテープ。
と思ったのですが、実際に板金屋さんがそれをガルバの板に貼って叩いてみると、金属音が全然しない!
板金屋さんによると、ベンツ等の高級車の内装にも使われているテープなんだそうです。
へぇぇ。
さて、こんな感じで、できることは全部やって完成したガルバの屋根。
雨の降りまくる梅雨を経て、さらに今、真夏の暑さを経験しているわけですが、結論から言うと、
暑さも雨音も、問題なし!
です。
遮音テープの有無でどれほど違いがあるのか、実際に比べることはできませんが、後から簡単に追加できない工事なので、数万円ならばお願いしておいて良かったです!
ガルバリウムの屋根って、暑さや雨音はどうだろう?と迷っている方の参考になれば幸いです。