こんにちは、ななみです。
我が家もとうとう足を踏み入れました!
そう「古民家改修」という沼。
いきなり余談ですが、地元の人は、移住者ほど古民家改修に情熱がありません。
むしろ
みたいなほうが多い。
移住者のほうが、昔ながらの古民家の風情を残す改修や、薪ストーブ、薪風呂、といったものを続けたがります。
お互い、知らないものに憧れる。
人間は、ないものねだりな生き物だなぁとつくづく感じますよね。
まぁでも、どっちでもよいので、幸せなほうを選べばそれで良いでしょう。
さて、わたしたちの家は、購入以来、なんやかんやと忙しく放置していました。
期せずしてコロナによる休業要請があり、時間にちょっと余裕ができたので、改修にそろそろ手を付けるべ、となりました。
人生、何が何のきっかけになるかわからん・・・
ついでに言うと、今年で移住も5年目に入ります。
色々、周囲の環境などもわかってきた今が、「適齢期」なのかもしれません。
実は敷地内には家が2軒あり、1つは改修不能なほどの古さなのでそこは取り壊し、相対的に新しい(といっても築50年以上)ほうを残し、改修することにします。
残す家は、夫婦ふたりにはやや大きすぎるくらいの、2階建ての一軒家。
本当は小さい平屋で良かったのですが(映画人生フルーツのつばたさんの家のように)
家はご縁ですから、きっとこの大きさも何か意味があるのだと思うことにします。
基本的に夫婦ふたりで改修していき、壁にぶつかったところでプロに助けてもらおうかと、かなりゆるい計画を立てています(計画になってない)。
とはいっても、家の改修など、完全に素人な夫婦ふたり。
何からしていいのかもよくわからないまま、なんとなくスタート。
ひとまず、オットは解体するほうの家の、床板はがしをすることに。(改修の材料にできるかも)
わたしは誰でもできるゴミ出し。
この家は、もともとはかなりの大家族で住まわれていて、最終的には、数年前までおばあちゃんが一人暮らしをされていました。
息子さんがあらかた荷物は片づけてくれているものの、それでも出してみると、そこそこあるものですね。
最終的に軽トラック5台分くらいにはなりそうです。
しかしこの時点ですでにわかった真実は、「死んだら全部ゴミ」という当たり前のこと。
生きてるうちから身軽になりたいと思いました。
処分量が多いので直接ごみ処理場へ持っていったのですが、そこで「ゴミ捨てのイロハ」というべく、学びが色々ありました。それはまた別途書きますね。
この、改修予定のほうの家も、完全な空き家になってからすでに数年。
はじめて見たときは、「この家、もう死にかけてない?」と言いたくなる雰囲気があったのですが、何度か通って、窓を開け、光を入れ、空気を入れ替えているうちに、不思議と家が生き返ってきたような気がします。
家って人が住まなくなるとすぐに傷むとか荒れるとか言いますが、実感できました。
日本全体では空き家問題が深刻ではありますが、廃屋のように見えても、人が出入りすれば生きなおせる家はけっこうあるのかもしれません。
欧米では「築100年はまだ新築」と言いますし、ビルド&スクラップの日本の家のほうが、異常な気はしています。
そんなこんなで始まった、素人の古民家改修。
無謀かなと思いつつも、オットはこれまで無謀そうなこと(脱サラとか林業とか)をわりとさらりと現実に変えてきたので、この人ならできると思ってます(←突然ぶん投げる)。
ともあれ、時間も体力も費用も技術も限られている中で、頭を使うことが重要そうです。
大人の壮大な遊び場として、オットとゆっくり、遊んでみたいと思います。
住めるようになったら、自分で自分をハウスメーカーとして雇ったようなものですから、大変効率がいい話となります。