こんにちは、ななみです。
ここのところ、わたしたちのところへ
という、移住の相談(面会)のようなお申し出が寄せられることがジンワリと増えてきました。
ま「相談」というか、実質「雑談」ですかね?
お役所みたいに、直接何かヘルプできるわけでもないので・・・
それは良いのですが、いつもちょっと気になることがあって。
それは、「果たしてこの雑談、何かお役に立てているのか?」ということ。
わざわざ高知の端まで来てもらって、「いまいち収穫なかった」と思われるのは申し訳ないですよね、別にお金を取っているわけではなくても。
なので、わたしの考える(偏見ですが)、「移住に関する雑談を実りあるものにするコツ」をまとめてみます。
CONTENTS
移住に関する雑談を実りあるものにするコツ
1.成功談より失敗談に着目する
そもそも「移住の成功」とは何ぞや、という定義まで遡ると大変なので、そこはゆるく考えて頂きたいのですが、ひとまず「数年、定住してそこで根を張りつつある」ことを”成功”と呼ぶことにします。
その上でわたしたちの実感としては、「移住の成功談に再現性なし」。
みんな、うまくいってそうな人の話を何かのヒントにしたいと思うのは当然なのですが、こと移住の成功に関して言うと
出会いx偶然x能力x環境x時代
が掛け合わさっているので、「あの人と同じようにやりたい!」といっても、コピるのはほぼムリ!!!と思っていたほうがいいです。
ただ、これは不思議なことなのですが。
成功談に再現性はなくても、失敗談にはわりと再現性があります。
わたしたちの周囲、あるいは流れてくる話を聞いていても、「不本意ながら土地を離れる」人にはある種の共通項があります。
なので、移住者の経験談を聞くなら、
「これくらいなら自分もできる」
という確認ではなく
「このハードルは自分なら越えられるか」
という問いかけ。
そこからはじめて、ムリそうなら、どこをどう修正するのが良いか考えながら話を進める、というほうが成功の確率が高まるように思います。
移住に関する雑談に何か価値があるとすれば、そういう情報収集が多面的にできることなのかなと。
2.幅広に人に会う
正直、移住となると、それまで「人生でまったく関わりのなかったタイプの人」と接触するかしないか、という選択が出てきます。
特に高知などは、遊牧民族(?)みたいな、もはや日本人離れした人もけっこういたりしますし。
自分とあまりにバックグラウンドが違う人と話すのは、少々勇気がいる行為です。
でも、チャンスがあるなら、たくさんの人に会っておいたほうがいいと思うんですよね。
そもそも「仕事を変えて、移住する」ということ自体が、多様性を受け入れる(というか、知る)ところから始まることですし、移住したら、色んな人と関わらずにはいられません。
「今までの自分の周りにいた人」と似た人と話すのはラクですが、「移住前提の情報収集」としては、効果は限定的。
それに、ひとりやふたりの話を鵜呑みにするのは危険な場合もあります。
他意があるにせよないにせよ、偏った情報が伝えられる可能性がありますので。
ちなみに、他県はわかりませんが、だいたい「高知」に絡んでいる人って、オープンで話好きな人が多いので、基本は押しかけていってOKな感じがしています。
わたしたちは移住して5年目になる今でも、新しい人、特に「なんだこの人は?」と思うくらい珍しい人と話す機会ほど、大事にしています。
3.共通項のある人に会う
前項と真逆なことを言ってしまいますが、それでも自分と違う感じの人ばかりと話していると、それも疲れることも事実で(笑)
移住は長期間にわたることですし、ある程度、自分たちと共通する経験/志向がある人が、同じ地域にチラホラいるんだな。ということを知っていると、気持ち的にラク。
海外に行ってたまに日本語話すとホッとするよなぁ、的なやつです。
たとえばわたしたちの情報をざっくりまとめると
- 夫(1970年生まれ) 妻(1971年生まれ)
- やや晩婚(40代)、子供なし、ペットなし
- ふたりとも東京生まれ&育ち
- 夫は米国、妻は中国で少し暮らしたことあり
- ふたりとも大卒(文系)
- 前職は、ふたりともマーケティングリサーチ
- オットは2016年、ゼロから小規模林業を始める
- ふたりは2017年、ゼロからカフェを始める
- ふたりの共通の趣味は旅行(国内外)
- 飛行機はJAL派
- 小さい映画館が好き
- 図書館/書店が好き
- 美味しいものは好きだが、オーガニック系へのこだわりはそれほどない
- サーティーワンならチョコミント
- 人生にスピリチュアル感は持ちこまない
- 特に強い宗教志向なし
どうでしょうか、なにか共通項ありますか。
あってもチョコミントだけでは話が広がりにくいでしょうが。
でももしこの中から2~3つの共通項があれば、話しやすいこともあり、何かお役に立てる話ができるかもしれません。
まとめ
基本的に、移住に関する雑談のお申し出は、海外に行ってて不在でもない限り、お断りすることはありません。
わたしたちも移住前には高知県で色んなひとに話を聞いたので、恩返しの一端です。
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何かのお役に立ちますように。