ラオスは、規模は小さいながら、コーヒーの産地でもあります。
コーヒー生産の中心となるのはラオス南部のほうなんですが、今回訪れたルアンパバーンの郊外でもコーヒー農園があると聞き、せっかくだから行ってみようということに。
ただ、規模が小さい上に今はコーヒー豆収穫のシーズンでもないので、オフィシャルなツアーなどは開催されておらず、行くなら「自力で」となります。
まずはホテルのコンシェルジュに聞いてみる。
と、地図を見せながら交渉をしてみる。
優しいラオス人。ましてやコンシェルジュ。
頼まれたことに断りはしないんだけど、いくら聞いても
「うーん、、、友達に聞いてみる」
「大丈夫だと思うけど、天気が当日悪かったらキャンセルかも」
みたいな、ふんわりとした答え。
ラオス人て、京都人っぽく、はっきり言わない性質とかあんのかな?
と疑いだすわたし。
何回か問答したものの、なんとなくこの線は望みが薄そうなことを察知して、わたしたちは作戦を変えて、オットがどこからか探してきた町の旅行代理店みたいなところを訪ねることに。
そこは街中にあって、カフェのような建物を併設している小さな店。
わたしは気づかなかったのだけど、あとからオットに聞いたら、ここの社長はわたしたちが店のドアを開けたときには、妻に耳掃除をしてもらっている最中だったらしい。(午後2時である)
どんだけノンビリしてるのか。
そんなダレた社長だけど、いざわたしたちのオーダーを聞いたら、すさまじい速度で電話を何件もかけまくりはじめ、急に「シゴデキ」全開になってビックリ。
シティハンターなの?
旅行代理店だから当たり前っちゃ当たり前ではあるが、しゃべってみたら英語も堪能だし。
で30分と経たぬうちに
「話はついた」
「明日の8時にドライバーがホテルに迎えに行く」
「SUVのクルマとドライバーを1日借り切って、28万キープ(※約2万円)だ」
「現地では、詳しい道案内するヤツがいるから、そいつにも少しチップを払ってくれ」
と、なんらかの犯罪の相談をしているようなところまで話が成立していた。
さっきまで耳掃除してたのに。
ちなみにここでわたしが気になったのは、朝8時はわかったけど、終わりの時間についてまったく言及がないこと。なので会話に割り込み、
と聞いてみる。追加料金とか発生するからね。
すると、シティハンター社長はふと初めて見せるようなニヒルなほほえみで
「それは、キミたち次第だ」
と。
いや、それはそっちが決めるだろ普通。どんな国民性だ。
ちなみに「SUV」っていうのはわたしたちの強い希望。
こういった郊外のロングドライブ、しかも山に向かうような悪路には絶対4WDでないとのちのち面倒が起こりやすい。
日本みたいに、めったに故障しない強いクルマばかり走っている国はどちらかといえば少ないと思う。
はじめにハッキリ言うのが肝心、というのが、いろんなところへ出張してきたオットとわたしの人生の知恵(?)みたいなもの。
わたしたちのSUVへのこだわりが気になったのか、シティハンターは
「このクルマだ」
と写真まで見せてくれた。
そこには「RANGE ROVER」のロゴがついたごついクルマが。
いやいやいや
新車で安くったって1000万くらいするやつやで?
オットと、「レンジローバーはありえんよね?何が来るの?」とコソコソ言ってみるものの、面と向かって「ウソやろ」と問い詰めるわけにもいかないので、とにかく何らかのSUVが来るであろうことを祈り、運を天に任せることに。
その場でWhatsAppの連絡先も交換して、翌朝を迎えました。
1日とは何時までなのかは、そういや、あいまいなままだった。
ーーー
翌朝のホテル前。
時間きっちり(なんなら早めに)ドライバーがすっとやってきました。
ほんとに写真どおり、RANGEROVER(って書いてあるクルマ)が来た!

うーん、なんだろうこの既視感
中国で昔、こういうミッキーマウスを見たときの気持ち。

このクルマ、中国製かしらん。
ともかく、これが中国製だろうがお手製だろうが、今日はこのクルマに乗るしかないのだ。
怪しんで乗ったわりに、乗ってみたら乗り心地が意外と良い。
エアコンもしっかり効いている。
そういう、なんかやるときはやるところも中国製っぽい。
そうして、わたしたち夫婦と友人夫婦(→急に登場しましたが、ルアンパバーンで親友夫婦と合流していた)、4人とドライバーの1日ドライブがはじまりました。
つづく。
<追記>
あとから調べたら、やはり中国製「奇瑞」のクルマに、ロゴを貼ったもののようでした。
すがすがしいほど堂々としている。






