海外旅行

アメリカ・ドライブ③ 憧れのアンテロープキャニオン!! その舞台裏がやっとわかった

いつからか、かなり強い希望として思っていました。

アンテロープキャニオンに行きたい!

よく見るこんな写真。

まわりのこの柔らかいひだは何なの?砂なの?でもどうしてそれが固まってるの?

色々わからなくてずーっと気になってたんです。

今回やっと行けたので、現地でツアーに参加する場合の注意事項と、実際に参加した感想をまとめました。

CONTENTS

アンテロープキャニオンを見るために注意すること

軽い気持ちで考えていたアンテロープキャニオンツアーなのですが、実際には「知っていたほうがいいこと」がいろいろあったのでまとめておきます。
これからツアーに参加する方のご参考になりますように。

アンテロープは「個人」では行かれない

こんな重要なことに渡米するまで気づかなかったのですが、アンテロープはナバホ族(アメリカの南西部に先住するインディアン部族)の居住地のため、個人が勝手に行けないようになっています。

何かしらのツアーに参加するのが必須。

6月はまだ一番のハイシーズンではないため、3日前でも予約できましたが、うっかりすると予約を取れない可能性があります。気をつけてくださいね。

ちなみにわたしたちが参加したのはこちらのツアー会社でした。

Antelope Canyon Tours

他の会社と比較できないのですが、事前にメールでしっかり注意事項を示してくれたり、当日もショートメッセージをくれたりと、フォローがきっちりしていて良かったと思います。

ガイドさんの評価はのちほど・・・

アッパーか?ロウワーか?

アンテロープキャニオンにはアッパーか、ロウワーかの2つの選択肢があります。
2つとも行く時間とおカネの余裕があるなら、もちろん2つ行った方がいいと思います!

わたしたちの場合は、ちょっと時間が足りなかった(おカネも)ので、ウェブ上で評判のいいアッパーのほうを選びました。

アッパーとロウワーは雰囲気がまったく違うらしいので、行けるなら両方行くのがいいですよね。

ツアー時間に注意

アンテロープに行くなら、(太陽が真上から当たる)お昼前後のツアーがいいそうです。

12:00にアンテロープの中に入るくらいがベストですが、そのツアーはSOLD OUTも早いので、ぜひ早めの予約を。

わたしたちは14:00ごろに入るツアーでした。それでもけっこう良かったです。
午前中ではないほうが良いのかも。

時差に注意(重要)

アメリカは国内で時差があります。
アンテロープツアーの時間は、アリゾナ時間なので、他の地域から来る場合は要注意です。ツアー集合の時間を間違えたらアウト。

一番確かなのは、スマホに「アリゾナのフェニックスは今、何時?」と聞くこと!!

値段はそこそこ高い

以前行ったことのある人のブログなどを拝見していると、ツアー料金は40~50ドルと言った感じでしたが、わたしが実際に申し込んだときには、13:30出発のツアーで65ドルでした。

もちろんツアー会社によって差はありますが、印象としては値段はどんどん高騰している感じです。行かれるなら早めがいいかも!

荷物はほとんど持ち込めない

なぜか荷物制限がすごく厳しく、「ポーチ程度の大きさのバッグ」しか持てません。
バックパックなどもってのほか。

わたしは結局ポケットにコンデジとスマホを詰め、手でぶらぶらとペットボトルのお水を持っていきました。

重装備は不要

アリゾナは6月でめちゃめちゃ暑いし、歩くところが多かったら大変だな、などいろいろ心配していました。

が、実際はアンテロープ内を歩く距離はほんの150mくらい。

しかも高低差もなく、さらに内部はひんやりしていて全く暑さを感じません。

要するにめちゃめちゃラクでした。

なのでほんと気軽に行くことができます。なんなら水もそんなに必要なかった・・・

混雑しています!

なんといっても大人気の観光地。

ツアーで制限はされているものの、そのツアーがひっきりなしにやってきて、ピーク時には「渋谷」みたいにごった返しています。

勝手に動きたがる客を制するために各ガイドさんも大きな声を出さざるをえないし、結構カオス状態になっていて、写真から想像される静謐さというのはあまり期待しないほうがいいかもしれません。

アンテロープキャニオンツアーの実態

全体の流れ

ツアー会社によって変わると思いますので、ご参考まで。

13:00 ツアー会社デスクに集合


13:30 バス(というかトラック?)に乗り、出発。ツアーは14名定員で、満席でした。

13:50 アンテロープキャニオンに到着。ガイドさん(ナバホ族と思われるおじさん)について、中に入ります。

14:45 キャニオン内の観光終了

15:10 集合場所に戻り、解散

こんな感じで、ガイドさんの進行がとてもうまく、きっちりオンタイムで始まり、終わりました。

アンテロープキャニオンの中で起こっていること

さて、実際にキャニオン内にいるときに何が起こっているかというと・・・

ひたすら写真を撮る

でした!

びっくりするくらい、写真に徹しているというか。

しかも「いかにインスタ映えするか」という視点に100%立っているので、ガイドのおじさんの「スマホ扱いのプロフェッショナル度」がすごい。

ガイドのおじさん、

「iPhoneはこのボタンを押してこう調節して。Galaxy? それはここ。あと・・・」

と、わたしたちのツアー全員のスマホを操作し、アンテロープキャニオンに最適になるよう調整していきます。

わたしのHUAWEIを見たときには一瞬

「え?」

って顔をしていましたが。
アンテロープに来る人はあまりHUAWEI持ってないみたいです。

それでもプロ、ちょいちょいと触っているうちに調整成功。
わたしも全然知らなかった調整していました。すげー、こんなボタンあったのか。

ちなみにオットが一眼レフを見せたら「あ無理」って感じで触ろうともしませんでした(笑)

実際にこんな写真が撮れました

上:おじさんの調整前
下:おじさんの調整後

(Before)

(After)

おじさんのスマホ調整効果はすごくて、結局わたしの(安い)HUAWEIで撮ったほうが、ソニーのわりと高めのコンデジで撮ったよりも良い出来になってしまいました。

以下はすべてHUAWEIの写真です。

 ガイドのおじさんのおかげで、わりと自分でも気に入る写真が撮れて満足です!

まとめ

「インスタ映え」に全力を注ぐツアーというのは初めてで少々ビックリはしました!

が、ムダを省き、顧客のニーズに徹底的に応える、という点ではすごくビジネスに徹しています。

ただ欲を言えば・・・

もう少しナバホ族のこととか、アンテロープキャニオンができた地学的な経緯とか、つまり「背景」をレクチャーしてくれたらもっと良かったかなぁと思います。

結局、「これ何なの?砂なの?」といわたしの疑問はひとつもこのツアーでは解決されず、ウィキペディアで調べることになりました(笑)

長い間、水によって削られた砂岩だそうです。

自然の力、時間の力ってすごい!!