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《日本縦断 day11》人生にムダな経験はないというが、わんこそばだけは【岩手県・盛岡市】

人生初のわんこそば!岩手・盛岡にて

人生、ムダな経験はないというじゃないですか。

でも、わんこそばだけはムダじゃね?

と実は思っておりました。

ただ、そばを山のように食うって、意味がサッパリわからない・・・

といういっぽうで、興味があったのも事実。

そうやってグズグズしてましたが、今回は本場・盛岡に行くとあって、やってみるかぁ!

盛岡わんこそばの名店・東家さんへ

平日とはいえさすがお盆時期。老舗の東家さん本店は大盛況でしたが、幸い20分待ちくらいで入れました。

座敷はなかなか風情があります。ほぼ満席、みんなそんなに好きなの?ほんとに?

頼んだのは高いほうの3240円のコース。お蕎麦のほかに、ちょっとした小鉢(お刺身など)がついています。

まず持ってこられたのは、意外にもたくさんの薬味。とろろ、ごま、のり、お新香、そぼろなどなど。

たくさん食べてもなるべく飽きない工夫がされてます。

わんこそばのお給仕が超絶ハイペース

さて、お給仕するのは 若い女性スタッフさんが多い中、私たちについてくれたのは明らかに大御所

お母さんというか、ちょっと学校の先生というか。

しかし「わんこの実技?」がはじまると、実はこの大御所がすごいやり手すぎた。

「はい、じゃんじゃん♪」

「はい、まだまだ♪」

なぞの唄!

いきなりのハイペース!

私たちに比べて、ほかの席はもっとペースがゆっくりな気がしたのですが、あとからこれがポイントだったことに気づく。

私が49杯で力尽きそうになると、大御所に

「あらっ50は頑張りましょうお嬢さま!」

と励まされ、

50を越えると、大御所から

「4列は頑張りましょうお嬢さま!」

と新たな目標が課せられる。

注)食べ終わったお椀は15杯が1列に重ねられているんです

 

お嬢さまと呼ばれ、密かに嬉しい・・・

 

小さな目標を繰り返し超えて、気づいたら60杯に到達。

実は30から40杯が女性平均で、50から60杯が男性平均だそう。なぜか男性平均を越えさせられた…

連れの男性陣に対しては、大御所は

「車で旅行?それでは交通安全祈願の108つは食べましょう!」

と不思議な目標を課して、こちらも気づいたらクリアさせられる。

 

なんかこんな「食べた杯数証明書」がもらえます。100を越えると、木の手形みたいなのも。

わんこそばに「リーダーシップ」を見た

ん、待てよ。

小さな目標を作り、自信を持たせつつ盛り上げ、目標達成させる。それを繰り返す。

……なんか大御所のこれ、凄いリーダーシップじゃね?

上司にしたいわんこそばスタッフランキングあったら、ぶっちぎり第一位かもしれない。

ほかのスタッフさんを見てると、声もでてないし、なんか淡々とおそばを足してるだけの人もいます。

そもそもわんこそばの価値って、ソバの《質》ではなく、《量》なんですよね。

だったら、客の能力を最大限引き出した私たちの担当の大御所は、その点で、超プロフェッショナルでした。

わんこそばにプロとリーダーシップの真髄を見た。やっぱり、人生、ムダな経験ってない!

まとめ:わんこそばの「味」について

最初からハイペースだったのは、“ゆっくり食べるとたくさん食べられない“から、計算してのことだそうです。完全に大御所のコマンド下!!

3240円って、ちと高いと思ったけど、【プロフェッショナル 仕事の流儀】をナマで見たと思えば、よい勉強代でした。

ちなみにおそば自体は、まずくないけどすごく美味しくもない、見事なまでの無難なソバですよ

写真を撮り忘れるほど。