思考

最近視聴したウェビナー(ウェブセミナー)2つ

こんにちは、ななみです。

最近2つのウェビナーに参加しました。

ウェビナー=ウェブセミナー、オンラインセミナー

だそうです。

高知の西の果てから、交通費も移動時間もかからずに、都会の人と全く同じセミナーに参加できるって、本当にすごい時代ですね。

しかも、チャット機能でリアルタイムに質問もできるので、所在地によるハンデもなし。

さらに言うと、自分の画像はオフにできるので、極端に言えばパジャマで参加してもよいわけで・・・(しませんが)

なんて、皆さんはもう1~2年前からこんな話してるとは思うのですが、やっぱりもっと活用しなきゃなと思いを新たにした次第なので書いてみました。

そして本題。

最近参加したのはまずこちらのウェビナー。

「女性・若者のための創業 スタートアップセミナー」というもの。

京都で「佰食屋」というステーキどんぶりの専門店を経営する中村朱美さんがスピーカーです。

佰食屋とは?
1日100食限定がコンセプト。国産牛のステーキどんぶりが1000円ちょっとの手軽な値段で食べられるお店として、行列のできる超人気店
 
 
 
 
 
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【公式】佰食屋 hyakushokuya(@hyakushokuya)がシェアした投稿

ランチ営業のみ、完売次第営業終了という経営手法で、飲食店でのワークライフバランスとフードロスゼロを実現したことで、中村さんは昨今、大注目されている若手女性経営者です。

そんな中村さん。
現在30代の後半、とにかく若くて元気!
一方で、すでに10年も社長をやっているだけあって、お話からは、とにかく「24時間、何をするにも事業と結び付けて考えている」ようなバリバリの仕事の様子がうかがえます。
(といっても小さなお子さんも2人いらして、どんだけ忙しいのか・・・)

時代は変わっても、人生、「24時間、戦えますか。」(→若い人は知らないかも)のスタンスでやらねばならないときもあるということですね。

中村さんの話の中では、
「自分のやっていることに、いかに#(ハッシュタグ)をつけられるか」
という、この時代ならではの話が印象的でした。

うちのカフェなら、例えば

#自家焙煎#四万十川#絶景#自家製スイーツ#移住#清流

などなど、なんでしょうか?加えて、いまどきのこと、例えば#SDGs とか書けるくらいに、何かやっているといいみたいですね。

実際に#をつけて発信するかどうかは別として、要はそれくらいキーワード、コンセプトがしっかり立っていないと、店としては生き残れないという話だと解釈しました。

もうひとつ、中村さんの話で印象的だったのは、
「経営者は、敗北力が大事」(挑戦して、負けて、それを苦にしないこと)
というところ。
わりとシンプルに、根性論も大事だったりするのかなと。

90分という時間を、しかもたった1人で、よどみなくしゃべり続けられること(しかも面白い)。もうほとんどそれだけで、経営者の資質を感じてしまいます。

このセミナーは、政策金融公庫の人がわざわざ「人気講座なので良かったらどうぞ」と言ってくれたのですが、参加してよかったです。やはり若い人の話は参考になる。

さて、最近参加したもうひとつのセミナー。

がらりと変わって、NPO法人 本の学校が主催した創業者が語る「小さな本屋の作り方と続け方」

でした。

このセミナーは、わたし(とオット)が大好きな香川の書店、ルヌガンガのオーナーがパネリストだったので、拝見することに。

本屋ルヌガンガのこと【香川・高松情報】

”活字離れ”、”出版不況”、など、もうかなり前から言われている気がするし、「書店=儲からない」、というイメージがとても強いですが、世の中には、ルヌガンガのような「小さな新刊書店」が意外とあるらしい。

このセミナーの中でも、知らなかった人気(があるらしい)個人書店の名前がずらずらと出てきて、びっくりしました。

それぞれのお店ごとに、工夫はさまざま。
本の品ぞろえ、回転の良さはもちろんのこと、お店のコンセプトやデザイン性で惹きつけたり、数多くのイベントを行ってコアなファンを増やしていったり、オンラインショップを使ったり。

お店を存続されるには、工夫と継続が不可欠。

ウェブで本を買えるし、図書館もあるし、そもそも電子書籍が増えているけど、やっぱり「紙の本」を売る店は絶対必要ですよね。

なんだけど、本を読む人が少ないのは事実だし、日本の書籍は世界的に見ても安すぎる(らしい)ので、書店経営者は儲かりにくい構造なんですね。

ただ、今回のセミナーのパネリスト(3名の個人書店経営者)には、悲壮な感じはまったくありませんでした。

ライトな読書家は確かに減っていってるけれど、一方で、本当に本を必要をしているヘビーな読書家はいつも必ずいて、そんな人々に、数は少なくてもきっちりアプローチしていければ、書店がやっていく方策はある。

このことをわかっていて、そして実際に、そのアプローチ方法をオリジナルで編み出している書店経営者は、強い。

そんな感じがしました。

ちなみに書店の話を聞いてて、あれ、どっかで聞いたような・・・

斜陽業界と言われている。
参入する人が少ない。
売価が安すぎ。
儲からない。
好きでないとやってられない。
でもなくなると絶対に困る業界。

林業界と似てる・・・

なんという不遇な!!

がしかし、みんながやろうとしない大変な仕事ですが、だからこそ、自分なりのやり方を見つけられたらOne&Onlyの面白い仕事に大化けするのかもしれません。

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つい田舎暮らしでのんびりしすぎちゃうんですけど、たまにはこうやって脳を活性化するのも良いかなと思いました。